サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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砂上の楼閣を 大事に壊さぬよう 見破ろう僕らは 巻きこまれぬ力を 2013-08-19

天秤にかけあって 出会いを許されて
いい方へころがれ ころがって 抱きあって
(ルーズザウェイ / 特撮)

筋少と特撮。こういう曲を聴くと、ああ特撮だなあと思います。
当然オーケン以外の人たちは(エディを除いて)筋少のメンバーとは違うので、アレンジや音の作りは違うのですけれど、オーケンの作る歌詞がちょっと大人目線。人は時間が経てば変わっていくもので。
昔のイメージのまま作り続けるより、こうして変わっていくさまがそのまま出る方がいいなーと思うのでした。
ごきげんよう、たいこです。
今日は重たい重たい腰を上げて、ちょこっと長い文章を書きました。
どういう風に書いていったらいいのかが暗中模索過ぎて、手がつけられないままで今まで来てしまっていたもので。
実際書き始めたら2時間あまりでものすごい長さになったのだけれど、本来書きたかったものとは大幅にずれている気がしてきたので、今途中まで清書したものを「これでいいの?」ってお伺いを立てています。
手書きで何かを書くということがもう、実に18年ぶりのことで。昔は鉛筆を持たない日なんてなかったのになー。
今はすっかりキーボードがお友達です。
しかし、デリートキーやバックスペースキーって偉大だ。
私が手で書いたノートは、ところどころに横線や大きなバッテンがついていてとてもとても汚いことになっています。
鉛筆でかけばいいんだけどね。シャープペンシルなんてものはもう私は持っていないのであった。
あと、字がすごく汚くなったな。。。
昔は脚本などを書く折、手書きとワープロを両方使っていました。
手書きで書いたものをワープロで清書し、清書しながら修正していき、印刷したものをまた手で写しながら修正し、という風に。
文字を写す時には一字一句しっかりと読みますから、セリフがおかしいなとかもう少しなんとかしたいな、なんていうことが結構余すところなく見つかるのです。もともと純粋に、手書きをワープロに起こそうとした時に見つけた方法なのですが。
今日の手書きも同じ事を理由にしています。
案の定、手描きの文章とワードに打ち込んだ文章は大部分が違ったものになりました。
大幅に書き換えているところもあります。削除したところも書き足したところも。
私は校正が非常に苦手でして。校正するつもりで文章を読むと無自覚に飛ばし飛ばしで読みがちなのです。
興味のない文章ほどそれが顕著に出て、編集部でアシスタントをしていた頃は校正本当に苦手でした。
今も出来上がったデータのチェックはすごく苦手です。
一度通った道筋をもう一度追うっていうのが苦手なんだな。多分。
本当はそれではいけないんですけれど。
数字には正解がありますが、文章には正解がありません。
手を入れようと思えばいつまででもいくらでも入れられるのが文章。
これ以上なおしようがない、ってなったことは今まで一度もありません。
ちなみにこのブログは、書いてる最中に読みなおすということはほとんど一切していません。
後日読んでみて内容がわかりづらいなーとか、なんのこといってるのかわからないよねこれ。とか、
そういう反省をすることはあります、、、が、ここは書きっぱなしやりっぱなしの場所なのであまり大した問題ではないのです。
とにかく書き続けることが目的のブログですから、面倒なことは極力省いて書き続けよう書き続けようとしているわけです。文章の上手い下手はセンスの問題も当然ありますが、それよりも書いた量だと思っています。技術だからね。
果たして私は読んでいて飽きないようなものを書けているんだろうか。
そこだけが心配です。


SLのお話。
幕末怪談ラジオ、今年も無事に終わりました。
来たかったけど行けなかったよー!という声もちらほら聞きます。
そんな人のために、Youtubeに動画を載せてもらっています。
楽しんでいただけると幸いです。
おそらく3分割されると思うのですが、1こめがアップされていたのでよろしければどうぞ。

今年は大きなトラブルもなく、安定した感じで進められてよかった。
実は今年、初めてきちんと原稿らしきものを書いたのですが、やっぱり話しはじめるとその通りに話せないものですねー。お話が前後したり詰まったりで、お聞き苦しいこともたくさんあったと思いますが、1時間辛抱強く聴いてくださった皆様に感謝を。
見に来てくださった方々、本当にありがとうございます。
また来年会いましょう。


もどってRLの話。
長い長いお休みがとうとう終わりました。
10日って本当に、本当に、おやすみしていると短いのよね。
はあ。。。仕事が待っている、と思うと気が重たいうえに、休み前の仕事のことは綺麗サッパリ忘れてしまっていて怖いですが、明日からまた頑張って働かねばならぬ。
働けど働けどわが暮らし楽にならず。じっと手を見つめる。
というほど切迫はしておりませんが、働かないとあっという間に食い詰めるのも事実。
仕事が嫌いなわけではないけれど、やっぱり好きにダラダラしているのは大好きだ。
1ヶ月も夏休みのある子どもたちが心底羨ましいです。私もそのくらい休みたい!

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カテゴリー: 日記

君はとっくに知っていたよね 戻れない安らぎもあるとこを 2013-08-15

淋しくて 淋しくて 君のこと想うよ
離れても 胸の奥の 友達でいさせて
(Hello,my friend / 松任谷由実)

この曲が出た頃、私は18歳くらいでした。
ドラマの主題歌になったので、ユーミンを普段聞かない人もこの曲を知っていたような気がします。
なんだかその頃のことを思い出してしまう曲であります。
ごきげんよう、たいこです。
あっという間に15日。
今日は終戦記念日であり、私の長男の15歳のお誕生日でもあります。
そのお誕生日の息子は今、パソコンに向かって必死でゲームしているわけですが……。
少しは勉強をしろ、受験生。
彼が生まれたのは4時20分ごろなので、ジャスト15歳まではあと1時間くらいあります。
当然最初の出産だったので、記憶の飛んでいるところは多々あるのですが、
彼が生まれた時に産声を上げなかった事はきっと一生忘れないと思う。
なんと眠りながら生まれてきた長男。
取り上げた先生がお尻をペチペチ叩いても「ううん・・・」って唸っただけで起きなかったという。
諦めて産湯に漬けた時に初めておぎゃあと泣いたのでした。
出産とはこういうもので、このくらい時間がかかりますよ、という知識は母親学級などで頭に叩きこんでありました。
私自身が超難産で生まれてきた事もあって(母から繰り返し聞いていた)、自分も相応の苦労はするんだろうな、、、と覚悟を決めていたのですけれど、あっけないほどの安産で生まれてきた長男。
分娩台に乗ってからも3時間は覚悟しておけ、と言われていたのに30分で生まれてきてしまいました。
おそらく腹筋のせい(笑)。
15分違いくらいで生まれてきた子供のカルテを先生が書いている間に、私のお産が進んでしまい、
なんとなく私の方を見た先生がものすごくびっくりした顔をして「いきむのやめて!」って言ったことも、
おそらく私は一生忘れません。
ありがたいことに、本当にお産に向いている体らしく3回の出産で苦労した記憶がありません。
恵まれた体ではあるのですが、もうきっと出産はしないなあ。。。(苦笑)
そんなわけで、寝て起きたらお誕生日のお祝いです。
15年の月日をさくっと振り返りつつ、15年で子供はここまででかくなるってことを実感しようと思います。


SLのお話。
毎年この時期にだけ行われるラジオを今年もやります。
私は普段ボイスチャットもしないので、声を出して何かをやることに不慣れなのですけれども。
幕末怪談ラジオは、回数で言えば今年で5回目。私がしゃべるのは今年で4回めになります。
今年は少し新鮮なお話をお届け出来ると思いますのでお楽しみに!

今年の会場はこんな感じ。若干ファンシーです。
金魚熱は去年に引き続き今年も健在です。金魚かわいいよ金魚。
実際に金魚の水槽を臭うとすごく生臭いんですけれど、臭いがなければ金魚はとっても可愛い。
金魚のシャボンが空間を漂う中、怖い話を聞く趣向。どんな趣向だ。
今年もyasu ampanと2人でダラダラとお話させて頂きます。
すべて体験談。がんばるよ!というわけで、ひとつよろしくお願いします。
場所は京都幕末SIM 壬生寺。
当日ラジオのURLもお知らせする予定です。(おそらく波野家ブログにて。あとはツイッター)
会場に来れないよー!という人もそちらでお楽しみください。
動画の記録もお願いしました。
当日の都合がつかない方も、後日Youtubeなどでラジオの模様をお楽しみいただけるようにしたいと思います。
本当に暑い最近ですが、少しでも涼しくなれれば幸いです。

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カテゴリー: 日記

あまりにも 若すぎたと ただ思うだけ けれどしあわせ 2013-08-14

空に 憧れて 空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲
(ひこうき雲 / 荒井由実)

ついこないだ引用した気もしますが、致し方ない。
風立ちぬを観て来ました。
思っていた感じとは違った映画でした。
この時代にこの映画を生み出した意味と意図。
そんなことを考えさせられる映画でした。
ジブリの映画はいつだってメッセージ性が強いですけれど、
この映画はそんなジブリ映画の中でも際立っている印象。
入場時に、カードがもらえるのですけれど、そのカードについているメッセージ。
映画が終わってからお読みください。と但し書きがされていて、簡単な封がしてありました。
「考えろ、考えろ」って強く強く言われてる気分になりました。
空に憧れて、空をかけることだけを考えて出来上がった素晴らしい飛行機。
日本は、破裂する。そういうことを分かっていながら、それでも美しい飛行機をつくった二郎。
空に魅せられることは業の深いものなのだよ。という言葉が心に残りました。
冒頭の震災のシーンも凄まじいです。
どうもSE部分、すべて人の声で作ったらしいのですが、ものすごく効果的というかなんというか、、
えも言われぬ迫力があります。本当に見たほうがいい。
先の事は見えていても自分ではどうしようもないこと。
けれどそこで自分のするべきことをとにかくすること。
自分に嘘をつかないで、ごまかさないで、日々を大切に生きること。
人の社会にあっても、人ひとりの力はとても小さくてどうにもならないことがとても多い。
どうにもならないからと投げ出すこと、諦める事、他人ごとのように批判し続けること。
そうではなくて、とにかく自分に対して真摯に生きること。
ね。今のあなたの状況みたいでしょう?どうするの?
と、問いかけ続けられていた気がします。
全然すっきりしないラストだし、ハッピーエンドでもないし、きれいに落ちることもないのだけれど、
だからこそ浮き上がってくる生々しいものがある。
なんかそういう映画でした。
ごきげんよう、たいこです。
想像以上に強烈に心にズドンときた映画でちょっと戸惑っていますが、あの映画は今見るべきだ。
一緒に娘も行ったのですが、子供やストーリーを追いかけ慣れていない人は少し置いてけぼりになる箇所が多々あります。
なんの説明も脈絡もなしにポーンポーンと5年10年と時間が過ぎ去ったり、夢と現実の世界の境界線もシーンが地続きだったりしているから。
私はああいう演出好きです。すごく作品に合っていた。
けれども大人テイスト。
恋愛映画だ、という感想もあるようですが、恋愛要素があってその中にもはっきりと「限られている時間を意識しろ」っていうメッセージが乗っかっているので全然甘い気分にはなりません。
そこは確かだ。
どう仕切りなおしても映画の感想から抜けられないのは困ったことです。


占い武者修行。というわけで、今日はSLでちょこっと占いをしてもらってきました。
今後の運勢というよりは、あなたの持って生まれたものはこういうものですよ、こういう傾向がありますよ、という感じの占いでしたが、なかなか楽しかったです。
少し自分の立ち位置を見つめなおすいいきっかけになった気がします。
しかしたくさんの時間を拘束してしまって、申し訳ないやらありがたいやら。
また機会があったらお話してみたいなと思ったのでした。
結構痛い事言われたんだよねえ……。
自覚していることでも、それをあえて他人の口から聞くことで意味が生まれるってことはある。
自分のしたい占いのスタンスについてとか、そういうことを再確認できた。
いろんなことを並行してやるのは苦手じゃないのだけれど、これってその時の気分で力を注ぐバランスがふらふらと動いてしまう。
そこで「これはやらねば」と思ってもなかなか比重の低い方には食指が動かないのが私のダメなところなのです。
なんかそういうことまでも考えてしまって、考えてしまったところで
「がんばりすぎるな」とか言われちゃってもう、もう。
うん。第三者の口から聞く自分像っていうのは自分を客観視するのにとってもいい事だ。
私の中ではとっても有意義な時間でございました。


今日は「実のある」という言葉がしっくり来る感じの1日であった。

あまりにも 若すぎたと ただ思うだけ けれどしあわせ はコメントを受け付けていません
カテゴリー: 日記