サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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つらい気持ちはもう通り過ぎたけど この胸のどこかがきみを呼んでいる 2014-01-13

ヘッドライトが すれちがってゆくたび
誰も他にいない シートを照らしてく
きみと会った夏
鮮やかにかえらない夏
きみがただキレイで
わけもなく 傷つけてた夏

(Lost Highway / 松任谷由実)

取り返しのつかないことっていうのは、生きていれば何度となく経験することです。
あの瞬間の感じ、目に見えることでも見えないことでも、取り返しがつかなくなった一瞬の感じは同じ感じがします。
すごくわかりづらい文章になってしまった。
とっても大切にしていたマグカップを割ってしまった瞬間。
自分の発した一言で二人の関係が決定的になってしまった瞬間。
その瞬間には痛みもショックも何もないのだよなあ。あ、やってしまった という爽快感に似た感じさえある。
その後に死んだ方がマシだと思うような苦しみに襲われたとしても。
突き抜けちゃったあの感じ、もう戻れないよっていうやっちゃった感。
あの瞬間、結構好きだったりします。その後の苦しみは大嫌いだから、故意にやることはしないけれど。
ごきげんよう、たいこです。
三連休です。あと1日休みがあるよ!というわけで、年明けすぐに連休が来る1月は大好きです。寒いけど。
ずっと寒いのは切なくなるし嫌いなんだけれど、すごく寒い夜中にぷらぷらと外を出歩くのは好きです。
空気がぴりっとしていて身が引き締まる思いがします。
東京は夜も明るいし空気もそんなに綺麗ではないから、星なんてそんなに見えないのだけれど、それでも冬の夜空にはかろうじてオリオン座が見えて、星がちらちらと瞬いているのが見えます。
星の瞬きは、なんだか燃えてるっていう感じがして好きです。絶対にいけない場所にある光が届いて見えているという、その途方もない感じも好きです。空を見上げて星を見ていると、途方に暮れてしまう。
宇宙の世界は私達の外の世界。私達の常識や考えやヒューマニズムみたいなものも簡単に粉々に打ち砕かれる世界。
その冷たさに言いようもない不安を感じて、けれど嫌な気分ではないのです。
自分が生きている事が不思議で仕方がなくて、自分の意識はどこから生まれてきたのだろうとか、こうしてそれこそ無数にある命の営みが繰り広げられている事の意味だとか、生きている意味なんてないことがわかっているのにけれども意味を求めて自分の役割を求めてしまう心の不思議とか。
この世の全てに意味なんてないと私は思っていますが、その意識は地球、もっと言うと日本、もっともっと小さく自分の家庭とそれを取り巻く人々くらいが基準なのです。それ以上の大きな意識の目線を、私は把握することが出来ない。


年始早々ドタバタとしていました。
とりあえず木曜日は、会社帰りに自転車の後輪のチューブが破裂するというすごい経験をしました。
まあ、きっとあれはあれでよかったんだ。チューブは破裂するべく破裂したんだと思う。
で、それに絡んだあれこれで、心配させちゃったり凹ませちゃったりした人が1名。
本当に申し訳ないなあとは思っているのだけれど、何も考えずに自分の心のなかのことを洗いざらい話せる人はとっても貴重。
あと、どうにかなってみて初めてわかる自分の気持ちみたいなのも気付かされました。
なんとなく自覚はあったけれど、自覚している以上に私は重症でございましたよ、と。
あんなふうに人にやさしく出来る人を私は知らない。
そして、そういう風に優しくしてくれるから、すごくすごく居心地がいい。
とりあえずは流されてみようかなと再確認した日。
色々と滑り出しから厄介で、今年は厄年じゃないのになんでなの!と、思うのですが。
まあそれでも、自分でうまくバランスとりつつ上手に振る舞えたらいいなと思うのでした。

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