サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
Menu

きみに会いにゆくよ それ以上傷つかない世界へ 2013-12-21

戻りたいよ 愛と 遠い日の未来へ
きみに会いにゆくよ ただひとつ覚えてる場所へ
今も消えはしない
握りかえす 手のぬくもり
(愛と遠い日の未来へ / 松任谷由実)

クリスマスを目の前にして、すでにクリスマスが終わった気分です。
毎年の事です。12月に入るか入らないかくらいでテンションがMAXになってしまって本番が来る頃には落ち着いちゃってるっていう。
そして目下必死こいて作っているものといえば年末年始に向けた着物や小物なのでして、自分の目の向いている先はすでにお正月だったりするのでございます。
とはいえ、うちの着物は初詣!振り袖!わーい!っていう感じではなく、「ちょっとそこまで」みたいな着物なんですけれども……。今年は帯もすごく地味になってしまいました。派手にしたつもりなんだけど、細かすぎて伝わらない鈴いっぱいな帯です。
クリスマスだっ!鈴だっ!という勢いで着物を作り始めた着物ですが、なんでしょう、鈴の連なる帯のパターンを見ていたら頭のなかにドラえもんがいっぱい。ああ、そっちの鈴じゃないのよう。
そういえばカラーもつくろうと思っていたのでした。耳、尻尾、カラーでネコセットってしたかったんであった。
実はRLでも鈴が大好きで、日常的にチリチリ鳴らしながらその辺を歩いています。
出来上がった鈴は、本当にメッシュさまさま!と言いたくなったほど、何の変哲もない鈴なんですけれど。
じゃらじゃらっとたくさんつなげるような、そんな鈴の装着物を作りたいという欲求はまだまだ満たされません。
年末年始の恒例行事、幕末着物市も始まったことで、日本人でよかったなと思うイベント満載のこの季節でございます。
ごきげんよう、たいこです。
めずらしくしょっぱなからSLのお話でございました。
こうしよう、ああしようと思っていたことの半分も達成しないまま着物市に突入してしまいました。
はぁ。もう少し準備を早くするべきだ私は。
波野家のモールのほうも出店者さんほぼ出揃って参りまして、ありがたいことに新作やお買い得品を並べていただいております。気が向いたらSS撮りがてら、ぜひ遊びに来てくださいね。


月曜日は忘年会でした。総勢40名という大所帯での忘年会。
相変わらずピーターパンな40前後の男子営業マンの存在感はすさまじかったです。
それから、世の中には本当にいろいろな人がいるんだなあって実感したりした。
誰かの言動の根拠を考えたりするのはクセです。無自覚にやっている。
誰かのびっくりするような言動を目にした時、その言動が自分にとっては異常なように見えてしまった場合、
なぜその誰かはそういう言動をとったのか、という根拠を探したくなります。もやもやするから。
とった言動は答え。その答えにたどり着くまでの部分をきっちり埋めたくなるのです。
ああそうか、この人はきっと心の奥底でこういう願望があるんだな、とか。
月曜日もそんなようなことを徒然と考えてしまいました。
実際にその誰かはどのような根拠があって、道筋があってその言葉を発したのかは分からない。
いくら考えても当てはめても、私はその人ではないから分からない。
ああ、きっとこういう事なんだろうなあと想像する事しか出来ない。
自分とかけ離れた感性や考え方をする人たちは、やっぱり距離を縮めることは出来ないなあと思うのです。
けれど自分には絶対に辿りつけないような考え方をすることも多々あって、
その考え方が自分への刺激になったりする。そういうところの人との距離の置き方や取り方、
そういうものをもう少しうまくできたらいいなあと思うのでした。


読書感想文が全く書けていないのですが、本は相変わらず読んでいます。
最近Kindleストアがポイント還元していて、その感じにまんまと踊らされてポイポイと本を買っています。
いくら買ってもかさばらないのは良いことですが、お金はかかるのよ。。。DL販売の怖いところは、実際にお金が出て行く実感が得にくいところだと思う。
昨日は「オルゴォル」を読了。
その前は「獣の奏者 外伝 刹那」を読了。
獣の奏者は児童文学だった気がしますが、この外伝はしっかりと大人向け。
ものすごく濃いお話でした。
人を愛してその人の子供を身籠ること、女の人が子供を産もうと思う事。
3人の女性の様々な立場から、それぞれの愛のお話が3つ。
人を愛して、愛した人の子供を産むこと、育てること、そういうことを色々と考えてしまいました。
私は自分の子供は大変愛していますが、子供の父親のことは愛したことがなかったなと今にして思うからです。
あまり血のつながりということを考えたことがないのです。
我が子がほしいと強く思っていた時期はあったけれど、我が子を持つというよりは妊娠と出産に対する好奇心だったと思うのです。それは今になって思えば、という話ですが。
実際に我が子を産んで育てて思うことは、親子の間に横たわる絆は血のつながりなんてあんまり関係がないなという事。自分から出てきたという事実よりも、その後の「このこは自分がいないと死んでしまう」という実感のほうが強烈だったからです。実はお腹の中にいる間は、赤ん坊が可愛くてしょうがないなんていう気持ちにはなれませんでした。かわいいとか愛おしいと思うよりも、途中で何かあって死んでしまったらどうしよう!という不安のほうが強かったです。愛情より義務感。愛情炸裂したのは、やっぱり生まれてきて触れ合ってからです。
もちろん、これには個人差が大いにありますから私の感じたことが一般的かと問われるとちょっとわかりません。
あくまで私が子供を身ごもって産んで育てている中での実感です。
話がだいぶそれた。
オルゴォルは初めて読む作家さんでした。誰だっけな。。。
ほとんどジャケ買いの勢いで買ってしまったので、前情報何もなしに「子供が出てくる小説だ」というそれだけで読み始めたのですが。
想像以上に面白い小説で得した気分になりました。
小学校4年生の春休みに、近所のおじいさんからお願いされた約束を果たすために大冒険するお話。
大冒険を通じて主人公の男の子は、人の痛みを思いやる想像力を身につけます。
10歳から11歳へ。小学校5年っていうのは、子供にとっての節目なんだなあと思います。子供を題材にした小説も、小学校5年を扱う作品が結構多いのです。それは、そこに境目があるから。
今、私の末の娘がちょうど5年生ですが、この境目は彼女の兄達が5年生になった時にも感じたものです。
「子供」と一般に言われる無邪気な時期が終わり、この頃から彼らは思春期に突入します。
少しずつ自分の頭と心を使って、大人になっていくのです。この段階の大人は思いやりをきちんと使えることだと思うのです。
対象の立場になり、想像してその痛みや悲しみ、喜びを知ること。そういう想像力が発達すると、子供は大人に近づきます。その境目を見事に描き出した小説だと思いました。
主人公の男の子が本当にいい子。


火曜日に書き始めたこの記事、すでに今日は金曜日です。
月曜日に忘年会で、今日は会社主催のクリスマスパーティーでした。
毎年派遣社員をねぎらうという名目で開催されるこのパーティー。今年は中学2年と3年の息子たちは来ることを拒否するかなと思ったらまったくそんな事もなく、大喜びで参加して楽しんでいたようです。
そしてあちこちから言われる「娘さん、そっくりだねー」という言葉。
本当によく言われるのでたぶん似ているんだろうなと思うのですが、私はその感じが全然わからないのでした。
そして外に行くと本当に褒められる子どもたち。子供を褒められると無条件に嬉しくなるのは私が親ばかだからなのでしょうか。
ともあれ、このクリスマスパーティーが終わるとあっという間に年末がやってきます。
今年は27日から冬休みをもらっているので、あと3日会社に行くと冬休みです。
今年は少し気合入れて大掃除がしたい・・・・・・けれどできるのだろうか。したいなあ。。。。

カテゴリー 日記