サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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青い月夜に緑の色の マストを拡げて流れてゆこう 2013-08-24

誰も詩など聞いてはないし この世界がみな作り物なら
港につながれたサーカス団の あーの船の乗って流れてゆこう
(パノラマ島へ帰る / 筋肉少女帯)

というわけで、あっという間に休みが終わってあっという間に1週間です。
長かったけど。自分は仕事、子どもたちは絶賛夏休みっていうこの構図はすごくツライ。
くっそうお前ら気持よさそうに眠りこけやがって……!
とか思いながら出勤するわけです。しかし週明けから彼らも学校が始まりますので、これで少しは家の中も落ち着くかな……。
そんなこんなで8月。振り返ればあっという間でございました。
なんだかんだでSLではバタバタとした1ヶ月でした。RLは非常にのんびりとした夏でした。
いや、まだ暑いんだけれども。
ごきげんよう、たいこです。
今日はお蕎麦屋さんでお昼ごはんを食べました。食べ終わってお店から出たらメガネが真っ白に曇りました。
おそらく今日は気温自体が低くて、湿度がすごかったんだろう。。
真冬に「ただいまー。メガネくもったー」みたいな逆のことが起きるなんて……!
そんなこんなで、湿気のすごい中映画館へ行ってまいりました。
パシフィック・リムかローン・レンジャーで迷っていたのですが、パシフィック・リムは3Dのみ。
ローン・レンジャーは2D。今日は金曜日で、近所の映画館は会員様1000円鑑賞デー。
これ、3Dは対象外。こうなるとローン・レンジャー一択、なのだけれど……
これ、開始が17時40分だったわけです。お仕事は17時30分まで。
こりゃ間に合わないだろうって半ば諦めたんですけれど、予告編のおかげできちんと観れました。
ディズニー映画、ジョニー・デップ、ゴア・ヴァービンスキー(パイレーツ・オブ・カリビアンの監督さん)というわけで、どう考えてもパイレーツ・オブ・カリビアンな期待がいっぱい。
最悪映画面白くなくても、ジョニー・デップが楽しそうに飛び回ってればいい。
それだけでだいぶ楽しいのです。
面白かったです。よかった。
アクションシーンが秀逸だなあやっぱり。派手なアクションの合間に入る緩みの笑い部分も素晴らしい。
それらがすべてカチっとはまって、見ていてわくわくする。
白い馬の物言わぬキャラも素晴らしい。なんだあの存在感は。あとカラス。
結構声を上げて笑った箇所もありました。他の人笑ってなくて目立っちゃったかもしれない。。。
頭空っぽでも存分に楽しめる映画ですが、一方で孤独であることについて語っている映画でもありました。
仲間のいないもの同士でくっついて大暴れする彼らですが、お話が進んでいくにつれてジョニー演じるトントの悲しくて壮絶な過去を知ることになるローン・レンジャー。そういう彼もお兄さんを目の前で亡くしています。
それもなんだか強烈な感じで。
トントには仲間がいる。いざとなったら押し寄せるたくさんのネイティブアメリカンがいる。
けれども彼らは自分たちが滅び行くものだっていうことを知っている。
トントに仲間はいてもその仲間はどんどん減っていくのです。
私達は身一つでこの世に生まれ落ちますし、死ぬ時だって何を持っても行けない。
けれど今、この生きている瞬間に大切な人や近しい人がいない、というのは今の時代であったってとても苦しいことに違いはないのです。
協力者はいても、同じ目線でものを見る対象がない。それはとてもしんどいことなのじゃないかなと思った。
エンドロールの最後がなんだか強烈に印象に残ります。
ぜひ、エンドロールは最後まで見てみてくださいね。
さて、明日は元気だったらパシフィック・リムを見てこようと思います。
上演時間、12時過ぎからなんだけど起きられるんだろうか私は。

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