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別れ

今回のエッセイは、非常に私的な内容になります。
私、1月に離婚しました。
離婚の原因は、様々なのですが、
原因ではない、しかし、この人がいなかったら、
離婚していなかっただろう、という人がいました。

私の離婚は、その人抜きでも、遅かれ早かれしていたと思います。
そして、そのときにその人がいなかったら、
多分、私はめためたになっていただろうとも思います。

今回は、お手紙です。
私の愛していた、あの人に向けての、お手紙です。
言いたい事、いっぱいあった。話し尽くせないくらいあった。
それを全部、伝える事は出来ないから。
それを全部、いう事も出来ないから。
まだまだ伝えたかった気持ちの、一部を、見るかもしれない、
この場所に、置いておこうと思います。

離婚という方向に、流れが傾いた時から。
遠からぬ未来に、こういう結末が待っていたことを、
私は理解していました。
そしてそれがとても怖かった。

あなたから家庭の臭いが感じない事の理由を、
最後のあの時に、やっと理解しました。

私は、本当は、あなたと一緒に、遠くからでも近くからでも、
人生を歩んでいきたかった。
それこそ、どんな関係になったって、
手放したくないと思っていた。
それほどの、もう、信じられないくらいの幸せを、
あなたは私にくれた。
それは、時が経っても、思い出になっても、
素敵な素敵な宝物になっていることは、間違いがない。

それは消えないし、それが私の自信になっているし、
その、自信は、これから私が、離婚して生きていくために、
とっても重要なもの。

そういう、独りでも力強く生きていく、
力をくれたあなたに。
ありがとう。
あの時の私を、全て認めてくれて、受け入れてくれて、愛してくれた。

あなたにも、幸せをあげたかった。
それが出来なかったことが、本当に心残りです。

しんどかった事も、それはそれで幸せな記憶です。
誰かのために、あそこまで思えるという事は、
そうそう経験できない事です。

ぴったりはまった、という表現が、ぴったりだった。
出会ってよかったし、きっと、出会うようになってた。
お互い、きっと、この時期に、お互いが必要だった。

もっと早くに。
それを言ってはいけないけれど。

私は私の、道を、見つける。
交わった時間は、とても短かったけれど、
この時間を、私は忘れない。
そして、辛いけれど、今は、
きっとキラキラの宝石に変えてみせるから。

あなたも。

キラキラの宝石に、変えて、
お願いだから。幸せになってほしい。
私が出来なかった事を、できるほかの誰かに、
出会って欲しい。

そして、いつか。
お互い幸せで、あの頃は…なんて、
笑って話せるときが来るといいな。

って言う希望。

約束。

やくそく、覚えてる?

絶対に幸せを諦めないで。

絶対に。

私も幸せを、自分の理想を諦めない。

伝えたい事は、もう、沢山たくさんあった。
言いたい事も、これから聞きたいあなたのこれからの人生も、
沢山たくさんある。

でも、我侭は言わない。
この気持ちが落ち着くまで。
でも、いつでも。人間と人間として、
あなたの幸せは、祈っています。

関係性なんて、とっぱらえるくらい、
強くなりたいね。本当にありがとう。
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