サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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あたしあなたを暖めるために 生まれて来たんだから まるでノープロブレムなの 2016-10-19

『俺はもう一度 この腕で抱きしめるために
地獄から蘇ったぜ 何か文句があるかよ?』
『全然ないわ、あたしあなたに抱かれるために
生まれてきたんだから もうどうってことないわ』
死者と生ける者が 今、恋の下にひとつ

(トゥルー・ロマンス/ 筋肉少女帯)

 

なんだか急に秋が本気出して来た気がしますね。涼しくなりました。こうやって涼しい風が一気に吹いてくると、一気にメンタルが弱くなる。いやな季節になってきました。意味のない得体のしれない寂しさっていうこの厄介なやつ。
歳を追うごとに平気になるのかなって思っていたけれど、全然そんなことはなかったです。寂しくなくなるようなことなんて、きっと死ぬまでないんだろうな。寂しいのは嫌いだけれど、なくなったら困るもののような気もします。

ごきげんよう、たいこです。

事実は小説より奇なりって言いますけれど、こんなの当然だよねって思ってます。
いわゆる小説や創作した作り話というのは、作者の頭の中で考えられたものです。一人の人間の想像力と、何百億の人間の脳みそを比べたら、後者のほうがずっと大きい。ノンフィクションならば「ええ、そんなことあるの!?」というようなお話が成立しても、これがフィクションだと「リアリティがない」となってしまうので、小説のほうが突飛な話は書けないんだろうなあ、とも思います。

で、その、事実は小説より奇なりっていうのを痛感しているここ数日です。
偶然がいくつも重なったうえに起きる出来事を、ああ、運命だったんだなあとか、縁だったんだなあって感じることはままあります。それはでも、ただの偶然にすぎないことも知っていたりします。世の中で起きる事象の全てに意味はない。ただ起きているだけ。私たちは、その点と点を上手につなぎ合わせて、奇跡や運命を作り上げます。起きる前の出来事はすべてなかったことですし、起きてしまったことはすべて、起きるべくして起きたことなのです。

私にとっては、これ以上ないタイミングで次々と起きた偶然を、だから、運命みたいなものだと思っています。で、過去に遡って確認すればするほど、やっぱりこれは縁だねえと、改めて確認できたので、きっとそうなのでしょう。
ここのところ何年か、関係性を作る上で試行錯誤したり、考えたり、悩んだり、頑張ったりしてきて、得たものはたくさんあります。振り返ってみれば過去のその色々は、計算ドリルみたいなものだったんだろうなと思っています。
一つできるようになったら次へ。また一つできるようになったら次へ。そうやって、悩みながら考えながら、今まで縁のあった人たちと関わってきました。本当に色々なことを考えたし学んだ。きっと、今年の春にレベルが上がったんだと思う。
今はボーナスステージにいる気分です。それこそ20代の頃からずっと欲しかったものが手に入ってしまった気分。周りの人に話しても、びっくりしかされない、むしろ私達当事者の方がこの状況に驚いているという感じですが、やっと色々落ち着いて考えられるようになったかな……。

と、いうわけで、恋人が出来ました。冒頭でメンタルがどうのーこうのーと書いていましたが、本当に奇跡みたいなこの週末の出来事でした。今までがんばってきたご褒美をもらっている気分です。こんな風に気持ちや意思がすんなりと伝わることが、楽しくて嬉しいことだとは。。。せっかくの縁なので、できるだけ大切に大切に育てていきたいなと思っています。

当然、これまでに縁があってお付き合いしてきた人たちも、その時々で大切に育ててきたつもりはあります。けれど、今はなんだか今までの感じと違うなあって感じているのも事実です。ま、いつだってそう思ってるのかもしれないけど。でも、こうやって特別だなあ、と感じられることはきっと幸せなことなのです。積み上がった幾つもの偶然にはすごく感謝しています。
何よりもそんな偶然をひきおこしてくれた恋人自身に、とっても感謝しています。これからできるだけ長く、仲良くしていきたいなと思っております。

 


 

この文章、何日か前に書きかけてたものの続きを書いたのですが、当初書こうと思っていた内容と全然違う内容になってしまった。そっちはそっちで思うところがたくさんあるのだけれど、またこれ長くなってしまいそうなので、次の機会にしよかなと。

しかし今年は、色んな意味で事実は小説より奇なりっていうの実感していますよ。やれやれな出来事のほうが多かったですが。さて、今週もあと半分とちょっと、、頑張っていこう。

カテゴリー 日記