サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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過去は過ぎ去りもう無い 未来きたらずまだ無い 2013-05-04

そうだ今が最高と 俺らころがっていこうぜ
だけど今が最高と 誰が本当に言えるの?
パティー・サワディー 愛ってへっちゃうんだよ
パティー・サワディー みんな知ってるけど
パティー・サワディー それって切ないけど
パティー・サワディー あなたを愛してた
(パティー・サワディー/特撮)

久しぶりにしっかり聞いたなあ。この曲。
ソラで歌えるくらいには好きな歌です。
死んじゃった自分、永遠の愛を誓ったパティーの家に生まれ変わって訪ねたら
パティーは他の男と寝てたっていう、ああ、無常。。。っていう曲。
死んじゃってたらしょうがないよねって思うんだがどうなんだ。
無常なのはこの世界の当たり前の話で、永遠なんてあるわけがない。
でも愛は減るの?
ごきげんよう、たいこです。
昨日あんなに「出かけるぞ!」と意気込んでいたのに引きこもりました。
朝から映画を2本観ました。
「セイジ 陸の魚」と「ヒミズ」。
セイジはレンタルリストに入れた時のことを全く覚えておらず、観始めてから「ああ、森山未來出てるからか」って納得した感じの映画です。伊勢谷友介が監督しているらしい、青春群像っぽいドラマ。
原作があるようですが、原作を読んでいないのでなんとも言えないながらもなんだか薄い話だったなあ。。。
カット割なんかもちょっと私は受け付けない感じでした。
せめて出てくる事件や何かはもう少し必然性が欲しかった、、、といったところ。
事実は小説より奇なりと言いますが、これはフィクションにしたらうそ臭くなるから本当におかしなことは描けないっていう意味だと私は思っています。
世の中は不条理だしめちゃくちゃだ。伏線なんて何もない。
けれども物語という嘘をつくるときには、それでは説得力に欠けるんじゃないかね。。。
私には珍しく途中で飽きてしまって、後半まじめに観ていないのだけれど。
結局何が言いたいのかもわからないまま、映画が終わった感じでした。うーん。題材はいいし掘り下げられる要素もたくさんあったと思うんだけれど、残念。


ヒミズ。
原作の漫画はだいぶ前に読んでいましたが、ほぼあらすじしか覚えておらず。
でもたいそう暗くて重たくて、ずっしりと読み応えのある漫画だなあという印象だけはあった。
監督は、園子温。
被災地を映画の中に取り入れたので少し話題になった映画です。
これ多分ネタバレします。
被災地と震災を取り入れることの必然性はあまり感じなかったけれど、震災が起きたことがきっかけで脚本がこのように変わったのならそれはすごく納得。
原作では同級生だった人物が被災者でホームレスみたいな設定に変わっていました。
このホームレスの背景をもう少しきちんと掘り下げていたら、被災地のカットが浮いてる印象ってなかったんだと思うんだけれどなあ。彼らの背負っているものってとてつもなく重たいと思う。すごく重たいんだぞ、というところがいまいち描ききれていなかったなあ。だから、物語の主軸である中学生2人のお話ともうまくリンクしなかったんだと思う。しかし、リンクさせたいところや意図は読み取れた。
とはいえ、お話自体は観始めたら目が離せない素敵な映画でした。
園子温だなあ、という感じ。
とにかくこの人の映画に出てくる人間はみんな狂ってるしどうしようもないし醜い。
けれどだからこそ生々しくて目が離せない。
母が息子を殴り、父が息子を殴り、彼は彼女を殴って彼女は彼をひっぱたく。
この殴るシーンが本当に生々しい。
何より痛いのは、親が子供に向かって「お前死んでくれないかな」とか「お前はいらない」とか言ってしまうことで。またこの台詞、ものすごく穏やかに語られるのですよね。思ってもいないことがつい口をついて出たのではなく、親の本心だっていうところがもう、救いようがない。
おそらく震災がなかったらこのラストじゃなかったんじゃないかなと思った。
私は映画のラストのほうが好みだなあ。
ガンバレっていう言葉はあまり好きではないけれど、
この映画で叫ばれ続ける「ガンバレ」にものすごく感動してしまった。
深い深い穴の底に落ちてしまって、這い上がる方法すら分からなくなった時、
全てに絶望してしまった時、側で狂おしいほどに求めていた夢を語る。
あのしなやかな強さは女の人の得意分野だと思う。
映画でのヒロイン、茶沢さん、序盤から終盤まで若干KYなキャラなのだけれどそのKYさは彼女の必死さでもある。
悲鳴のような笑顔をみるたびになんだかもう、やるせない気持ちになってしまった。
必死な人の姿って理屈抜きで感動するものなんだよね。
キャストも私的には申し分のない感じで大満足。
久しぶりに窪塚洋介観たけれど、この人やっぱりいい俳優だよなあ。。。
彼自身が色々超越しちゃってる人だけれど、どっかネジの飛んだ役をやらせたらぴかいちだなあ。
生きることを否定することは、生きるのが容易な環境にいるからできることだと思う。
震災でとんでもなく大きな死を経験した私たちは、生きることを否定している場合ではない。
どれだけつらくても、しんどくても、頑張って生きていくことが大事なのだ。
なんだか分からないけれど涙が止まらない、そういう映画でございました。


我侭を言える幸せを感じつつも、若干消化不良。
これも我侭だけれど、そもそも感情って我侭なものだよねー。
煮え切らない何かを抱えつつ、でもそれもひっくるめて楽しみにしていけるのか?私は。
まだまだ楽しくやっていけてるので大丈夫でしょう。


明日はおでかけです。
少しはGWらしいことをしよう。
というわけで。少し外の空気を吸ってきます。

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