サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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生まれたところや皮膚や眼の色で いったいこの僕の何がわかるというのだろう 2012-04-23

運転手さんそのバスに僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい
こんなはずじゃなかっただろ 歴史が僕を問い詰める
眩しいほど青い空の真下で
(青空/ザ・ブルーハーツ)

青い空、青い春。
ブルーハーツの曲はまっすぐでわかりやすくて、だから不意にガっと心の柔らかいところをやられたりする。
実は若いころにブルーハーツを通らずに過ごしてしまい、(アルバム1枚しか持ってなかった)
いい大人になってから、ひどく落ち込んでいた日々に色々な曲を聞いたバンドのひとつです。
繰り返し繰り返し聞いていて、子供がまっさきに覚えるのもブルーハーツの曲だったりします。
覚えやすい。メロディも、歌詞も。
青空はその当時、子供3人でよく合唱していました。家の中で。
きっと彼らはあの頃、この歌詞の意味なんてわかっていなかったと思うのだけれどね。
何年か経った最近では、同じように親からブルーハーツを知ったお友達に影響されて、
あいぽっどにブルーハーツを入れてくれとせがむようになりました。
私にとっての彼らのブルーハーツはユーミンで、今もユーミンの呪縛からは解き放たれていない私。
きっとブルーハーツもそうなるのだろうし、大きくなった時に「ああ、この歌詞はこういう意味かー」って
わかるんだと思う。私がそうだったように。
ごきげんよう、たいこです。
週末たんびに天気が悪い気がします。今週末はとっても寒い。むぅ。
なんだかんだでブログ書けなくて、このままだと頭がばかになってしまう!
お風呂に入っている時や、お料理をしている時、洗い物をしている時の思考回路がいつ何時でも出来ればいいのに。
たいていいろんなことを考えて、思い浮かんでは消えていく。夢みたい。


前回は紀子の食卓の話を書いたんだった。
あのあと、「余命」というタイトルだけで内容の想像が出来てしまうような映画を観ました。
想像通りの映画でありました。
乳がん経験のある38歳、結婚10年目の医師が妊娠するところから話は始まる。
妊娠発覚と同時に乳がんの再発を知る彼女。
なまじ医者なだけに、この再発が治らないものだということもわかってしまう。
子供を諦めても、自分の寿命は延びるけれどガンは治らない。
子供を産んだら、自分の寿命は縮まるけれど子供をこの世に残すことが出来る。
何より自分の夫は世界で一番大好きな夫である。(この辺が羨ましい)
夫はカメラマン。仕事があるんだかないんだかわかんないような暮らし。
夫にはこのことは言えない。だったら誰にも言えない!
みたいな感じで、一人孤独に苦しみ続ける主人公。
うむ。
綺麗すぎる。
綺麗すぎるけれど、やっぱり泣いてしまう。
何度でもいうけれど、泣ける映画がイコールいい映画では決してない。
観客を泣かせるのは一番簡単なのだ。一番難しいのは笑わせることだ。
この映画の解せないところひとつ。
主人公の死を描かなかったこと。
そこまで死を覚悟して、苦しみ続けて戦い続けた主人公の最後は、ぼやかされる。
それは、ない方が綺麗な話なのかもしれないのだけれど、ガンってそんなに綺麗な病気ではないと思う。
リアルじゃないからダメだ、ということが言いたいのではなく。
家族をガンで亡くす人って、きっとたくさんたくさんいると思うのです。
キレイゴトではないと知っている人がたくさんいて、それでもキレイゴトにしてしまうのはなんだかなぁ。
と、感じてしまうわけで。
私の見方がひねくれているだけのような気がしてきた。
とりあえず、ガンで死ぬことについて私が「ああ、これはとても真摯に取り組んで描いているなあ」と思ったのは、
重松清の「その日のまえに」。
ちょうど家族がガン宣告を受けたタイミングで読んでしまって、非常に気持が乱れましたが、
ガンによって家族を置き去りにして死にゆかざるをえない人、残された家族のことがきちんと描かれていると感じました。
ガンは憎むべき病気です。
死ぬまでにじわじわと、すっごく苦しい思いをしなければいけないなんて想像するだけで怖い。
しかし、余命を宣告されるということは、死ぬ準備をする期間があるということでもあります。
私達は普段、自分たちが死ぬっていうことを考えないで生きている。
けれどみんな必ずいずれ死ぬし、それがいつ訪れるか誰も知らない。
死ぬことは絶対に嫌なことだけれど、避けられる事ではない。
死ぬ準備が出来るという点だけは、いいかなあと思ったりもするのでした。
それでも、やっぱり自分がガン告知されたら受け入れるまでにすごく時間がかかると思うのだけれど。


小説の話。
湊かなえ「少女」を読みました。
「告白」から比べると、なんという青春!という小説でした。
子を持つ母の身として、告白の主人公には非常に共感するところがありました。
あの物語は非常に重たいものだったけれど、実はラストのシーンですっきりした自分もいました。
今回の小説、感想を一言でいうなら「リアルねー」っていう感じ。
高校生の女の子が3人。三人三様に、重たい傷を抱えている。
学校裏サイト、私が学校に通っていた頃にはなかったものです。が、
こういうものがあるせいで、今のいじめって昔に比べてもっとずっと陰湿に深刻になっている気がする。
ネットの匿名性と実際の学校がくっついているのだから。
今の子は本当に、生きるのが大変だなぁ。
人の死を見たい!!という願望にかける夏休みのお話。
その夏休みの間に、彼女らはそれぞれに自分の傷を自分で乗り越えて、少し強くなる。
傷ついて辛くて大変な時って、自分の傷で頭がいっぱいで他の人や周りの景色を観る余裕がない。
けれど、ふと周りを見渡せばみんなそれなりに傷を抱えていたり、乗り越えていたりするし、
自分に向けて助けてくれようとする手だってたくさん伸びているものだったりします。
そういうふうに気づく人の手や助けほどありがたいと思うことはありません。
人に感謝をすることと、他人の痛みに敏感になることは、結果的に自分を楽にすることだよね。
なんてことを再確認したり。
なかなかさわやかな読後感でしたので、割りとオススメです。


イベントが目白押しなSL方面。
5月1日から始まるイベントに向けて、ちょこっと頑張ってみました。
洋服を作ろうとして思ったこと。
私やっぱり洋服には無頓着!
どうしてもRL反映させないとうまいこといかないようで、結局作るものはエスニックテイストになりそうです。
仕方ない。持ってる服のほとんどがエスニックなんだから。
買うと作るじゃ大違いだなぁと実感する次第。
お洋服作りたい!という気持ちをイベントが後押しする感じで動いておりますが、
ちょっとずつ趣味のお洋服コーナーが増やせたらいいなと思います。
お店にLBを置いてみてわかったこと。
みんなすごく頑張ってもらってるのね。。
最初15分間隔で回していたのだけれど、申し訳なさに耐え切れなくなって半分の8分に変更しました。
若干もらいやすくなってると思うので、諦めていた人は是非この機会に。
なんというか、こういう事をするのは初めてなもので、ちょっとした感動を味わっております。よ。
今までもそんなに手を抜くって事はなかったけれど(なにぶん自分でも気に入らないものは着たくないわけで)、
色々と手抜けないなこりゃ。。。と思ったりしました。


私の好きな人があなたの嫌いな人であっても、それは関係がない。
昔から繰り返し繰り返し思っているし言っていること。
それから、世の中には、「好き」と「嫌い」の2種類しかないわけではない。
一番多いのは、「どうでもいい」だと思う。
ちなみに私は、食にあまりこだわりがないので、「これが好き!」という食べ物があまりありません。
どれもこれも「割と好き」どまりです。もしくは「あんまり好きじゃない」。
そんな私もこれだけは食べられないというものがある。オートミール。
あいつだけは食べられない。後のものは嫌いであっても、食べられないことはない。
今年も滑り込みで、GWに旅行の計画を立てました。
いつだってギリギリ。もちっと早くから計画すれば宿だって選び放題なのに。
今年は開き直って、GW合間の平日に2泊3日です。
相変わらずの家族旅行で大人数での旅行ですが、こういう旅行を年に1回することはきっといい思い出になると思う。
中学2年の長男は、まだまだ家族旅行に喜んでついてきてくれます。
いつになったら「やだよめんどくさい」って言い始めるんだろう。。。
そう遠くない未来な気もするので、毎年毎年のこういう行事は大切にしていこうと思うのです。

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