サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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ハロー今君に素晴らしい世界が見えますか 2012-04-11

銀河鉄道の夜
僕はもう空の向こうに飛び立ってしまいたい
あなたを想いながら
星めぐりの口笛を吹いて
裸のまま ひとりぼっち 涙も枯れた
(銀河鉄道の夜/銀杏Boyz)

だいぶ間があいてしまいました。
今週の頭くらいから、「あ、そうだった。春だった」って思いだしたかのようなあっさり具合でいきなり暖かくなりました。
あちこちを薄いピンク色に染め上げているソメイヨシノとか、八重桜も花を咲かせ始めました。
やぁぁっと春がきた!という感じで、中の人も無意味に浮かれまくっています。
手間をかける事を大事にしよう、とか、コミュニケーションって大事だな、とか、
そういうことを思ったりしているここ最近でございます。
流星の絆を最後まで観ました。
最終話だけ、息子と一緒に観ました。
久しぶりに物語を見て泣く息子を見ることが出来て満足です。ふふん。
ドラマや映画や本を鑑賞して感動するという経験は、たくさんしてくれるといいなと親として思います。
物語は、東野圭吾らしいよなあ。。というビックリ展開。
でもあいつが犯人じゃないことはだいぶ前から気づいてたよ!
そしてモテない御曹司役の要潤がものすごくハマってて、若干いい男に見えたのが印象的。
私が要潤を最初に認識したのは、仮面ライダーアギトであった。
あれはもう何年前ですか。
なかなか味のある俳優さんになったなぁ。。。
本多孝好の小説を読みました。
このかたの小説、私は結構好きなのですが何年も読んでなかったのは、本屋さんでなかなか本を見かけなかったから。
読んだのはチェーン・ポイズン。
読んでいて「えっ」となって、終盤に前のほうを読み返しまして。。。
こういうことをするのは久しぶりでございました。
本多孝好は、死ぬことについてずっと考えているような作家さんという印象があります。
どの小説も死ぬことと生きることについて書いてある。
どれもそんなに派手ではないのだけれど、自分が生きていることと、自分も自分の周囲の人たちもいずれ死んでいくことについて思いを馳せたくなるような物語。
生きているって事は死んでいないっていう事で、
生きているって事はそういうふうにバランスを取っているって事なんだと思う。
案外どんな人間も、何かのきっかけで簡単に死ぬ方向にバランスを崩してしまうことってあるんじゃなかろうか。
大人だって子供だって、いつでもなにかしら複雑な思いを抱えて生きているものだと思うので。
立て続けに今、WILLという小説を読んでいます。
前に読んだ他の小説の続編だと思う。葬儀屋の女の子のことは覚えている。
小説の冒頭を読んで、「ああ、あなたか。元気でしたか」なんて思ってしまいました。
本多孝好を私にオススメしてくれた人も、元気でやっているんだろうか。
もう6年も7年も前になってしまったことが少し信じられないけれど、あなたは元気でやっていますか。
きっともう部屋の隅で体育座りをして暮らしているようなことはないだろう、と勝手に決めつけています。
週末に近所の桜を見に行って、そんな懐かしいことも思い出したりしました。
振り返ると本当に、随分昔のことなんだなぁってびっくりするわけで。


万城目学の小説も読みました。
「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」。
マドレーヌは猫で、かのこちゃんは小学校1年生の女の子。
万城目学らしい、若干のトンデモ設定ですが、なにぶん主役が猫と女の子なので。
ほのぼのとしたファンタジーになっています。
かのこちゃんがとっても可愛くて、かのこちゃんのお父さんがとっても素敵な人なのです。
こんな風に、うちの猫とも意思が通じていたなら素敵だなあなんて思ったりするのです。
鹿と話したお父さん、というくだりが出てきて「鹿男あをによし」が頭をよぎったのは私だけじゃないはず。
猫の世界の描写もとてもすばらしい。
動物の世間の出来事と、小学校1年生の女の子の世間の出来事がリンクして繋がって、
いくつかの不思議な出来事が(不思議だなんてその場の人たちはまったく気づいていないのだけれど)起こる。
マドレーヌ夫人は放浪の猫であるけれど、かのこちゃんのお家の飼い犬、玄三郎に出会ってそこに腰を落ち着ける。
かのこちゃんにはお父さんとお母さんがいて、すずちゃんがいて、
マドレーヌには玄三郎がいて、猫集会に集う猫の仲間がいる。
そして、マドレーヌにはかのこちゃんがいて、かのこちゃんにはマドレーヌがいる。
この小説は中高生向きのレーベルから出ているようです。
うちの息子達は興味を持って読んでくれるかな。


SL方面の話。
RMKにお店を出しました。
久しぶりのモールでございます。
せっかくカラーのはっきりしているモールなので、現在限定品を出そうと色々ごちゃごちゃしています。
なかなかかわいいのができたよ。
もう少し手を加えて、手直しして、お店に並べられたらいいなあと思います。
RMKのスタッフさん達からは「禍々しい」と評判の波野家ですが(!)、そんなに禍々しいことはないんだ!
と言うことをわかってもらおうと思う。この機会に。ふふん。
もう少し考えて練りこまなければいけないところもありますが、
きっと来週中にはお店に並べられると思います。
来週とかもうGW直前なんだな!早いな!
と、時の流れに若干驚愕しつつ、今日もお仕事に行ってこようと思います。

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