サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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もうすぐ別の道を歩き 思い出してもくれないの 今は春休み 最後の春休み 2012-03-26

窓の近くのあなたの机
ひとりほおづえついてみる
ふたをあけると紺のボタンが
隅のほこりにまぎれてた
もしもできることなら
この場所に 同じ時間に
ずっとずっと うずくまっていたい
(最後の春休み/松任谷由実)

ああ、週末が終わってしまった。。。
金曜日は卒業式でした。
次男のしっかりした感じの様を見てちょっと感動し、(おおかたの感動は謝恩会の時に使い果たした)
来賓席に中学時代の部活の恩師の姿を発見し驚愕し、
家に帰って長男に聞いたらなんと私の恩師は長男の恩師になっていたという事実に衝撃を受け、
さらにそれに1年気づかなかった私のうっかりっぷりに苦笑い。
てへへ。
あの先生は来年度もいるんだろうか。入学式で見かけたら声をかけてみようと思います。
ごきげんよう、たいこです。
土曜日はお芝居を観てきました。
青ひげ公の城~7Doors 。
オペラの青ひげ公の城をベースにしたちょっとした音楽劇。
客席はいつも行く芝居とは打って変わった雰囲気。
主役が宝塚の人だからかしら、、、と思うも、それにしても異質な空気。
キャストがアイドルだとそうなりがちな、芝居を見るというよりも出演者を見るみたいな空気。
なんだろうアイドル出るのかしら?なんて思いながら開演前の時間を過ごしたのですが。
主演がSUGIZOだった。(終演後に知った)
このかたが音楽を担当しているのはしっていたのだけれど、出演すると思っていなかったのです。
そりゃカーテンコールで手振るわな。。。
芝居の内容は非常に重たくて暗い。
鈴木勝秀という演出家の演出するお芝居でしたが、私はこの方の舞台がとても好きなのでした。
最初に観たのは21年くらい前。
プリズン・ホテルという浅田次郎の小説原作のお芝居でした。
その後、ZAZOUS・THEATERというユニットでいくつかのお芝居を見て、
それを通じて篠井英介や大石継太、吉田朝、松重豊という個性の強い俳優さんを知ったのです。
ほんっとうに重たい、暗い。
観終わった後にどんよりしてしまうくらい暗い。
でもそれがいい。
2時間ちょっと、非常に緊張した空気の中で舞台を堪能しました。
舞台装置も綺麗だったし、演出効果も非常に綺麗でした。
7つのドアには7つの罪の番人がいる。
暴食・怠惰・肉欲・憤怒・嫉妬・強欲・傲慢。
それぞれの罪を繰り返し続けている。終わることなく。
それぞれの罪人と花嫁が言葉を交わすのだけれど、
話が進むごとに花嫁の言葉が薄く薄くなっていくのが印象的でした。
それを見せつけられる敬虔なクリスチャンの花嫁。
愛するという言葉でとんでもない行為を要求する公爵。
人は愚かな生き物で、罪を犯さずに生きることはかなわない。
けれどもその罪こそが人間らしさなのではないかと思ったのでした。
この7つの罪よりも重たい重たい罪を背負った公爵は一体なんの罪が課せられていたのでしょう。


読書の話。
「龍神の雨」読了。
ミステリなのですが、多分。
これまた非常に重たくて暗いお話でしたが、面白かった。
今まで読んだ道尾秀介の作品とは、若干カラーが違うように感じられました。
こっちの側面から観ていた事実をひっくり返したら違う事実が浮かび上がってくる、
その時には何もかもが取り返しがつかない。
そういうのってすごく怖いと思う。
取り返しがつかないという、あの心細さ、不安。
しかも登場する人物はほとんどが10代なのである。
その10代の中に割って入るモンスターなおとなの存在が一層気持ち悪い。
そんなお話でした。
気持ち悪さは実は最後まで読み終えてからも私の頭の中にひっかかっていて、
それを書いてしまうとネタバレになるのでやめておきます(ノ´∀`*)


SL方面。。。。は、もう時間がないので割愛!
RMKのダンスがとても綺麗でした、というくらいにしておこう。
では、出勤!

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