サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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鳥は飛べる形 空を飛べる形 2011-12-29

ダビンチのひらめきとライト兄弟の勇気で
僕らは空を飛ばないかわり 月にロケットを飛ばす
たとえでっち上げたような夢も 口から出まかせでもいい
現実に変えていく 僕らはそんな形
僕はこんな形 ダラダラ歩く形
オートバイに乗る形 コーヒーを飲む形
バームクーヘン食べよう
(バームクーヘン/THE HIGH-LOWS)

1日1日残りのお休み残数が減ってしまう……!と、お休み2日目からぼやいているダメな感じの寒い朝です。
1週間、普段通りに過ぎ去るのも早いっちゃ早いんだけど、休みだと3倍速になる気がする。なんで。
長いお休みの時はいつもお休みイブのテンションがマックスで、それから徐々に落ちていきます。
具体的に何するわけでもないお休みですが、まるっと自分で時間を使えるのはなんて素晴らしいことなのか。
ごきげんよう、たいこです。
そんなわけでお休み1日目の昨日は、映画を観て来ました。
先日1枚だけ招待券を頂いた、おそらくお正月の子供向け映画である、フレンズ-もののけ島のナキ
声の出演が、テレビ的に豪華な感じの映画でございます。
物語のベースになっているのは、みんな知ってる「泣いた赤鬼」。心優しい赤鬼と、さらにやさしい青鬼の切ないお話でございます。
赤鬼のナキと青鬼のグンジョウは、200年前の人間との戦争の戦争孤児であります。
もののけも人間も、お互いにお互いのことを怖がって近寄らない。そういう平和が保たれている世界。
その平和をひとりの少年が崩してしまいます。
ナキとグンジョウに襲われた少年は、一緒にいた弟のコタケを置いて村に帰っていってしまう。
もののけと人間は違うのか、同じなのか。
なぜ自分に理解出来ないものを人は怖がるのか。
恐怖に支配された人の集団っていうものが、きっとこの世の中でもっとも厄介なものであるよ、というのはもののけ姫でもがっつり描かれていた気がします。
小野不由美の「屍鬼」という長い小説があるのですが。
本当に長いのでなかなかお勧め出来ない小説なのですが、この作品のテーマも「化物VS人の群れ」でした。
話がそれた。
もののけ島のナキは、子供向けのわかりやすい映画なので、そのあたりはさらっと流れていくのです。
置き去りにされたコタケは、結局もののけたちに受け入れられて仲良く日々を過ごします。
もののけを怖がることなく、彼らの心の本質と付きあおうとする2歳児コタケ。
人間嫌いだったナキの心も次第に溶けていきます。
しかしこのままではいけないと、コタケを村に送り届けてコタケとさようならするのですが。。。
ナキは簡単に言うとジャイアンみたいな鬼。
根は悪い人じゃないんだけどねえ。。。という、ちょっと困った暴れん坊。
その親友であるグンジョウは、いつだってナキのフォローをしながらナキが狭いもののけコミュニティから孤立しないように立ち居振舞っているナイスガイ。
この先のお話は、原作である泣いた赤鬼の色が強くなっていきます。
なんとか人間と仲良くしてコタケと再会したいナキ。
怖がって受け入れない人間。
ここで青鬼であるグンジョウが立ち上がるのですが、立ち上がり方や背景に厚みが出ていて、
このへんで私の涙腺は大崩壊でございまして。。。
お正月映画らしく、みんな仲良くなってよかったね。でお話が終わるのです。
長さもちょうどよく、娯楽としても飽きずに楽しむことが出来たのでよい映画なのではないでしょうか。
うっすらとですが、ちょっと重たいテーマもにじみ出ていたしね。
そしてCGがちょーきれい。
がばっと口をあけた鬼たちの歯並びを見て「おおおおお・・・」と思ったのはもしかしたら私だけかもしれない。
「ここが見せ場だぜーーー!」とばかりに、ナキが島中を飛び回るシーンがあるのだけれど、その辺も圧巻でした。でもあれはきっと3D用映像だと思った。(私は2Dで観ました)
もののけの、というか鬼のキャラクターデザインも私は好きでした。
いわゆる鬼とは違った感じの雰囲気が愛嬌を生んでいる。
トランフフォームした時の迫力も素晴らしかった。
うん。なんだ。ナキ役の慎吾の演技が残念だったことを除けば大満足。
本当に残念だった……。
グンジョウ役の山寺宏一が映画全体を締めていた印象がありました。
人は人、鳥は鳥、化物は化物。
みんな違ってみんないいんだけれど、その間に妙な境界線を引いてしまうのはとてももったいない事のような気がします。
違いも同じところもきっとあるはずで、それらをそのまんま受け止められたら素敵な関係が築けるよなー。と思いました。
さて。SLの方面のお話。
年内駆け込みでレディースの着物を作りました。
<img src=”https://farm8.staticflickr.com/7010/6593207861_8bbece3fe4_z.jpg” width=”640″ height=”490″ alt=”TSUBAKI” border=0″>
椿モチーフの和モダンなきものです。
ちょっと我ながらこれはカワイイのが出来たんじゃないのー?って思っている。
羽織や道行に合わせても可愛いです。頑張った私。
このくらいさくさくっとメンズも作れたらいいんですけれどもね。。。。
京都三条にて売っております。ぜひお手にとってみてくださいね。
と、宣伝はこのくらいにして。。。
年末が差し迫ってくると、どんどんSLの中の友達も減っていきます。
帰省の季節ですからねー。
私は実家が近いので帰省も日帰りです。
31日からは子供たちも父親のところへ出かけてしまうので、今年の年越しはひとりで過ごすことになりそうです。
昔は毎週毎週ひとりの時間があったのですが、ここのところはそういうことも少ないので。
貴重なひとりで過ごす夜なのですが、まあきっとライブのあとはおとなしくお家でネットでもしていることと思います。
やらねばならぬことも、RL、SL含めてたくさんあるのでね、少しサボらずにその辺のことを片付けていけたらいいな。

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