サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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そうさ君は素敵な女の子だよ 決して幸せになんてなることなかれ 2012-10-19

この僕を精一杯 好きになっておくれ
そして今度の夏が来たら さっさと忘れておくれ
この僕を大切になんて 扱わないでほしい
君を大切な人だなんて 思わせないでほしい
そうさ君は素敵な女の子だよ
このまま仲良く年を取ろうだなんて思わないでおくれ
(反復/友部正人)

ホントはこの曲全部引用したいけど我慢我慢。

心の底がずーんと重たくなる曲。
やだなぁやだなぁと思うのだけれど気づくと何度も聴いてしまってる曲でございます。
この僕を精一杯好きになっておくれ って言うんだけど、君のことが好きだって一言も言わないんだよなあ。。
ごきげんよう、たいこです。
そこはかとなく喉が痛くなりそう……という感じをキープし続けてなんとか健康体。
いや、毎日リハビリ通ってるんで健康とは言いがたいのですが。
そんな感じで明日は金曜日です。
楽しい週末がやってくるよ、やってくるよ。
節約生活の一環として、お芝居を観に行く本数を減らす誓いを立てたというのになぜか手元には1枚のチケット。
年明け早々の劇団★新感線のものです。取っちゃった。。。
S席だというのに先行販売だというのに2階席である。切ない。
人気あるから仕方がない、とはいえ、さすがにDM送ってください新感線の人。
今週日曜日は松尾スズキの一人芝居のチケット発売日。
これも今回DMが来なかったので、ぴあで先行予約したのですがなんと落選しまして。
店頭販売がありそうなので、久しぶりに気合入れて店頭に並ぼうかなと思っています。
松尾スズキみたいな有名な人がスズナリで10日間って少なすぎるよ。。。
チケットが取れるわけない。
もう少し大きい劇場でやってもらえませんかね。(切実)
年明けは新感線のゲキシネもあるわけです。
ワカドクロなんです。観に行きたいんです。
だってこれ、生で観た時は顔の区別がつかないくらい後ろだったんだ。。。!(でもS席)
表情とか観たい観たい。
いきなりダダっと演劇の話で恐縮ですが、そんな感じの年末年始お芝居祭り。
年末年始ばっかりは仕方がない。ここまで節約すると私は抜け殻になってしまう。


「風の海 迷宮の岸」を読了。
もう何度読んだんだってくらい繰り返し読んでいる小説でございます。十二国記でございます。
ラノベ版も一般文庫版も持っているというのに、再販版まで買ってしまった。。。
十二国記の中でも人気NO.1を争う泰麒が主人公のお話。
泰麒は十二国記の悲劇部門担当なのである。
なんでそこまで?っていうくらい、この麒麟は過酷な人生(麒麟だから人じゃないんだけど)を送る。
「あなたはそのままで何をしてもいいんだよ」という素敵な愛情をたくさんもらって小さい子は大きくなっていくわけです。普通は。けれどそういうふうに全肯定されずに大きくなっちゃった人って結構たくさんいて。
で、そういう子供はどんな大人になるかというと、何をしてもこれが正解かどうかで不安になってしまうような、いわゆる自信のない人になってしまう。
子供のうち、物事の善し悪しもわからない状態で自分の何が悪いのかもわからないまま、ただ叱られて怒られてしまう。その怒られた時のかなしさや恐ろしさだけが心の中に残ってしまう。
自分の心の中に生まれた感情や考えを自分で肯定することが出来ない、ということで。
泰麒は不幸な事故のせいで、本来いるべきではない場所(=現代日本)に人間の子として生まれてしまう。
人間として母の胎内から生まれてくるのだけれど、本来彼のいる場所はここではないからこの世界の人とは馴染めない。
自分がどうして叱られるのかを理解できないまま、祖母のつらい仕打ちに耐えたりしている麒麟に、自信をもてと言っても詮ないこと。
誰かのためならば全力を使い果たせる泰麒の感じは、そのまま自分とオーバーラップする。
誰かのためってすごく危ういんだよね。
本当は自分のためにやらねばならないことも、誰かのためにならやってしまうっていう。
泰麒のそういう危ないところも、他人ごとに出来ずに読み続けてしまうのです。
何度も何度も読んでいるからお話もだいぶ頭に入っているのだけれど、ぜひ文庫本買って読んでみてくださいな。


SLの話。
SGBのイベントが始まりました。
これでものづくりは一旦一段落。
次は12月のホラーイベント、青髭の原稿書きです。
うん。がんばる。
良い感じのイベントになったらいいなあ。。。

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