サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
Menu

乾いた水を飲まされて のどがカラカラになっても 君を間違えて飲み込んだりしませんように 2012-07-02

誰かがぼくらに嘘ついても
それもおそろいの嘘だから
ちゃんとおそろいでだまされて
いようね
(月のひざし/たま)

とても好きな曲である。
いつもなんとなく聴いているのだけれど、
タイトルやら引用した部分の歌詞が非常に耳について離れない曲です。

15:58あたりから聴けます。長いわこれw
知久寿焼の曲はなんでこんなに心の柔らかいとこの琴線に触れるんだろうと、
いつも考えるのだけれどよくわからないままです。
ただ、いつも心の中に広がる景色は、何もなくなっちゃった世界にあなたと私がいる感じ。
先は何もない。
終わっちゃった後の世界にポツンと取り残されたあなたと私。
どうしようもない心細さとそこで確かに存在しているたったひとりの相手。
ただその相手も非常に不確かなのですが。
そんな感じ。
ごきげんよう、たいこです。
たくさん寝たはずなのに頭痛で始まる日曜日の朝。最悪だ。
「これはよく効きますよ」って薬屋さんに教えてもらった薬がとうとうなくなりました。
これあんまり副作用もなくて好きなんだけどな。また買いにいかねばならない。
お医者さんに処方されるロキソニンは、効くけれど胃袋にも多大な打撃を与えるので注意が必要です。
で、薬を飲みつつ朝寝をしつつ昼寝をしつつ、全体的にだらだらと1日過ごしました。何もしてない。


昨日は映画を2本観ました。
1本は「うつしみ」。ドキュメンタリーと映画がごっちゃになったような作品。
園子温を観よう!と思った時に予約リストに入れていたものに違いない。
面白かったです。なんだろう、この人の作る作品ってなんでこんなに妙に生々しいんだろう。
もんのすごい生々しい。
ドキュメンタリー部分は麿赤兒率いる大駱駝艦の舞踏と、ファッションデザイナーの荒川真一郎と、荒木経惟がそれぞれに「うつしみ」をテーマに突っ走る(だと思う。実はデザイナー部分はイマイチわからず)
どうも体をテーマにした作品をつくるみたいな企画で作られた映画のようです。そう言われれば確かにからだだった。
ドキュメンタリーの合間にドラマが入っていてドラマとドキュメンタリがくっついたり離れたりするのだけれど、
このドラマ部分がすごく好きです。
女子高生のとんでもない行動力と、好き=セックスしたい っていうものすごい動物的な説得力と。
女の子のペースに巻き込まれちゃった相手役の人がすごくよかった。
しかしほんとにリアルなんだよなぁ。好き嫌いはすごく別れる映画だと思うけれど、私はあの生々しさが好きです。
2本目は「チルドレン」。
原作はとっくの昔に読んでいるのだけれど、覚えているのは陣内のキャラクターだけだったという。
そんなわけで楽しく観ることが出来ました。ってかこれ映画じゃなくてドラマだったんだね。
大森南朋は好きな俳優ですが、陣内のキャラにここまでハマるとは思わなかった。素敵すぎる。
伊坂幸太郎の作品に出てきがちなキャラなのです。陣内。
飄々として型破りだけど見るとこ見てる的ないわゆるカッコイイ変人。
私が陣内のキャラしか覚えていなかったように、この物語の肝は間違いなくこの陣内なのでしょう。
最初から最後まで見とれてしまいました。
盲目で洞察力の異常に高い人、加瀬亮だったのかー。。。と、あとで知る。
出番がものすごく少ないくせに印象に残るオイシイ役でございました。
もうちょっと観たかったけど。
伊坂っぽさをしっかりと残した、原作に忠実な映画だったです。面白かった。
私が伊坂作品が好きなのは、多分暖かいからなんだなと思う。
とんでもない事件が起きたり、殺人事件が起きたりするのだけれど、
その根底には必ず人と人との結びつきがある。
その結びつき方がうそ臭くなく、やんわりと温かい。だからきっと好きなんだなぁと思う。
もちろん、それ故に起こされる悲劇なんかもあるわけで。
人と人とが結びつくってこういうことだよなあってしみじみ思ったりするのでした。


ここのところ、本を買うのを我慢していたのに今週先週であほほど買ってしまいました。
ここも出費が抑えられないのか。。。どうするんだ私は。
奥田英朗の「無理」上巻までを読んで、なぜか下巻に行かずに道尾秀介を読む。
「無理」は、なんというか非常に奥田英朗らしい、読んでいてしんどくなるリアリティ。
オリンピックのなんたら、という小説も上巻で止まってる。面白いんだけれど読むのにものすごく精神力を使う。
で、道尾秀介。おそらく夏だからだ。道尾秀介が面白くて仕方がない。
もう何年も気になりつつ手にとっていなかった「向日葵の咲かない夏」。
面白かった!なんで今まで読まなかったんだろうってくらい面白かった!
でもこの季節で正解なのかもしれません。夏に読むべき小説。
私はまんまと騙され続けて読みましたが、これ騙されなかった人いるんだろうかw
あまりの事態にネタバレしてから何度も読み返しちゃったのはきっと私だけじゃないって信じたい。
若干ファンタジーなのねえ。なんて思っていた自分のばか!ばか!
しかし騙された感じが爽快なのでよいです。
読んでない人は是非読んでみるといいと思います。びっくりできます。
立て続けに読んだのが「骸の爪」。読んでいくとこのタイトルの意味がわかる。
仏像を作る人のことを仏師って言うって今まで知らなかったのですが、その仏師さんたちがいっぱい出てくる。
仏像が鬼に見えたりなんだり、あとは各仏像のうんちくやら何やら、そういう部分でも楽しめる小説。
あまりにやるせない話なのだけれど、大変おもしろかった。
この人の小説、好きだなぁ。
ふと見たらどうも私と同い年らしいです。道尾秀介。うーむ。
同い年って色々と思うところがあるよね。俺もいい加減何かこう、行動しないといかん。
コレ以外にもあれこれ読んだ気がするんだけど、私はブログにメモするのをすっかり忘れていますね。。
まあいいや。お片づけした時にでも整理してメモしよう。
ものすごい量の本を買ってしまったので、珍しく積読の量が結構な量になっております。
読みきってないのに、小野不由美の十二国記シリーズの再販が来ちゃったもんで本屋行ってしまった。
こないだ発売したのは3冊だというのになんで私は7冊も本買った?とほほ。


SLのおはなし。
着物市が始まりました。
今年はなんだか興が乗ってしまって、たくさん着物を作りました。
冬はテクスチャ1個作るのに(主に影とハイライト部分)ものすごく時間かかったのですが、
今回はそのベースがあるのでね・・・少々手を加えつつ、あとは帯の形で少々悩んだ程度で。
しかしやっぱりメンズは難しい。
今回は浴衣なので羽織もなにもなく、故に色々ごまかしが効かないわけで。
あと柄物って影の反映がアレになるんだなーーーーーって実感。
なんか目に留まって買っていただいた方には多大な感謝を。
私の着物は、ほんとうによく色味をほめられます。
実は「これだ!」っていう色を作るのに一番時間をかけているので、そこをほめられるのは非常に嬉しい。
パソコンのローカルやインベントリには、陽の目を見なかったテクスチャがいっぱいなのだ。
今回、モザイクの浴衣も3,4色の展開になる予定でした。
結局残ったのが1色っていう。
作ったときははっきりした明るい色が綺麗に見えて仕方なかったんですよね。
翌日見てみたらなんだかありえない配色で、泣きながらボツにいたしました。てへ。
そのうちの1枚をLBにして回しています。
LBにしたやつはそんなに嫌いじゃないんだけれど、
売り物にしたのと色が似通っているのでとりあえずしまっておいたやつです。
実は「あじさいいろ」っていうのも後付けですごめんなさい。
モザイクって名前ドキドキするね。ってのもちらちら言われるんですが、
作った本人そんなこと全然考えてなかった!w
そっちのモザイクじゃないモザイクのことしか頭になかった!w
着物見ればわかりますね。そうですね。
そんなわけで、1ヶ月続く着物市。
期間中に色々な商品やお店の追加もあるだろうと思います。
ぜひちょこちょこあそびに来てみてね。


この1ヶ月でやるべきことが満載。
とりあえず会場設営したらすぐ動けるように、仕掛けのあれこれを仕込んでおかねばならない。
そう。ホラーナイトです。
今年で最後だし、できるだけ頑張りたいなと思う所存。
なかなか気に入るクオリティのおみやが作れず、泣きそうになってるのは内緒で。
夏の風物詩、と言われるくらい皆様に遊んでいただいているホラーナイトですが、
最後だしめいっぱい怖がってもらおうと思う所存。
皆様も楽しみにしていてくださいね。

カテゴリー 日記