サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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暗い夜の歩道を白い手袋 手をつないで逃げよう 2014-08-11

ナイフを握ってるな また殺っちゃったかい?
悪いクセだぞ すぐ殺すね、髪が赤いぞ
(ザジ、あんまり殺しちゃダメだよ / 筋肉少女帯)

歌詞見るとまったく穏やかじゃない感じなんですが、曲が妙に明るい。
筋少だなあ……というような曲です。
特に思い入れはないです。
2日から夏休みに突入していまして、毎度のことながらの大型連休だったんだけど(9連休!)、
あっという間に終わりました。明日でおしまい!切ない。
今年はお盆前倒しでお休みしました。
11日から始まるイベントに出す商品を作る時間がどう考えても取れなかったから。
実際は1日から始まったKAGAMIのオープン後のあれこれや、KAGAMI終わったー!っていう開放感や何かで、
全ての商品が揃ったのは実に一昨日。
まさか全ての商品が新商品じゃないとだめ!なんていう縛りがあると思っていなかったわけで。
設置前に設置ルール読んで「あれ!?全部新商品!?」となって慌てて色々とつくりました。
結果的に色々と作れてよかったです。休みばんざーい!
お休み後半の昨日は、区役所にいって手続きもろもろを。
毎年のことなのですが、役所というのは支払いに関しては家にいながら手続きができるのに、
お金を得ることに関しては出向いたりなんだりしなければならない。
お盆休みの期間に窓口を開けているとはいえ、お盆に休みを取れない人も当然いるわけで。
平日の昼間に、生活費を補助するための手続きをしに来させるってちょっと理にかなわない気がするのだけれどしかたがない。
役所のあと、子どもたち孝行ということで映画館へ。
CGのドラえもん観てきました。スタンド・バイ・ミーか。
映画の内容はタイトルそのまま。元ネタはコミックに掲載されているお話でございました。
これが私の好きな回で……子供の頃はこの話を読んで衝撃を受けたなあとか懐かしくなりました。
コミックのドラえもんは軽めの話が多いのですが(一話完結だから当然なのだけれど)、
これはずっしりと来た記憶があります。だからこのお話はすごくよく覚えている。
子どもと、特に息子と映画館に行った時は、できるだけ泣きたくないのだけれど無理でした。
結構しっかり泣いてしまって、ごまかすのに必死になってしまいました。
CGに違和感のある人もちょっとでも興味があったら見てみるといいと思います。
私は思ったよりも違和感なく楽しめました。3Dになった子どもたちがすごくかわいらしい。
……SLで今まさに、テクスチャだのマテリアルだのに頭を悩ませている私は、どちらかというとそのCGのテクスチャの質感だとかに目が行ってしまって、あのドラえもんのキャラクターたちが造形もそのままに立体化している、その感じにすごく感動したりしたのでした。
全てをリアルにすることよりも、原作の感じを壊さずにリアル要素を取り入れるってすごく難しいことなんじゃないかと思う。


ここまで土曜日


ここから日曜日


久しぶりに2日分みたいな書き方をしている。
昨日、波野家で長いこと相方をつとめてくれていたしゅーちゃんに会ってきました。
彼は沖縄の人なのですが、金・土の1泊2日で東京に来ているとのことで。
彼は私がSLをはじめて3ヶ月目くらいに知り合った人で、最初に働いた花魁バーのお店の人でした。
当時、オープンしたてだったそのお店を覗いていたら、唐突に背中にのぼりをさした白い人が「店員にならない?」と声をかけてきたのです。その白い人がしゅーちゃんでした。
本当に白かった。でも翌日には真っ黒い人になったりしていた。
人間のアバターも持ってはいたのですが、ほとんどを人外のようなすごいアバターで過ごしていた彼。
私がものづくりを始めたきっかけもこの人であることは間違いがない。
バーで騒いでいても話していても、遊びながらいつも何かしら作っている人でした。
私は今でも皆と話しながらものを作ったりするのですが、この作業の仕方のルーツは間違いなくここにある。
長い長いSL生活の中で、いろいろな人がやってきては去りしていきました。
ずーっといっしょにものを作っていたのは彼だけでした。
しかし沖縄と東京はものすごく遠いわけで、RLで実際に会うことはなかろうと思っていたのです。
いやあ、こういうこともあるんだねえ。
お互いにRLの写真も何も交換したこともなかったので、顔も風貌も知らなかったはずなのだけれど、
待ち合わせ場所で電話したら「ああ、たぶんわかった。赤いワンピでしょ?」とかいって一発で当てられてしまったのでした。
短い時間だったけれど楽しかったです。貴重な時間でございました。
またいつか、気が向いたらSLででもいっしょに遊べるといいなと思います。


土曜日、午後は高円寺でお芝居。
オフィス鹿プロデュース「山犬」を。
劇団鹿殺しのプロデュース公演という形で上演されているこのお芝居、森下くるみと鳥肌実が出演しています。
今回はやめとこうと思ったんだけど、鳥肌実が出るんじゃ観ないわけに行かないじゃないの!
というわけで観てきました。
鳥肌実ってやっぱすげー。
今まで舞台の声がかからなかったってのもわかる気がする。
キャラが濃すぎて演じられる役がめちゃくちゃ限られる気がする。
今回の役どころはカチっとはまっていて、気持よく見れました。
ものすごく気持ち悪くて、ものすごく寂しくて、切ない役どころ。
森下くるみの役どころを鹿殺しの女優さんにしなかった理由も観てから納得した。
一応サイコホラーな感じの舞台ですが、そんなに怖い話ではなかったです。
山犬役のISOPPさんの動きはすごかった。
セリフ(は、役の設定上全部録音の音声が流れる)の感じもすごくよかったな。
実は初高円寺で迷わないか心配だったのだけれど、
ものすごく親切な案内看板に助けられて迷わずに辿りつけました。
連休のおしまいにものすごく動きまわった2日間であった。


この休みの間に少し大きな出来事がありました。
色々とあって、実家の母と暮らしていた長男が戻ってきました。
非常に短い、3ヶ月程度の2人暮らしでした。
母の現在の状況も重々承知のうえで、それでも私は母の行動がちょっと許せないでいます。
私は長男の母親の立場から、母のしたことはひどい事だと思うし、
娘の立場からしたら、母の心境の変化も理解しなくもない。
完全に間に挟まれた形になって、色々と考えたのだけれど。
家族から続柄を取っ払ってしまえば、いっしょに暮らしている家族ならばそれは同居人になる。
そこにある関係性はすごくフラットで、私はそういう家族を目指して暮らしてきたし、
実際結構その感じに近づいているとは思う。
それは一番手を抜かないで彼らと向き合える方法なんだと私は思っている。
この一件のおかげで、ちょっと仲違いしかけていた長男と次男が仲なおしりたのは嬉しい事だけれど、
現在二人のなかにあるのは、「ヒドイことをした祖母」というもので。
秋にお墓参り行くんだけどなー。大丈夫かなー。と、ちょっと心配しています。
なかなか人生うまくいくことばかりじゃないですねえ。


そんなこんなで連休もおしまい。
次は来月のシルバーウィークか。ああ休みが待ち遠しい。
台風、いい時間に直撃とかしないかな・・・・・・と、とんでもないことを考えつつ、今日はもう〆。

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