サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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たぶんあなたはむかえに来ない こんな激しい雨 2013-10-16

たまにはひとり どこかへ行きたかった
たまには少し 心配させたかった
ただそれだけ
心はもうとっくにくやんでいるのに
(たぶんあなたはむかえに来ない / 松任谷由実)

さらっと歌っていますが、これヘタすると何年も引きずりそうな失恋のシチュエーション。
あんなことしなきゃよかったああああああああ!と思っても、もうそちら側に傾いてしまった物事はそう簡単に取り戻せない。
そういうものですよね。
ごきげんよう、たいこです。
三連休、映画見てー芝居観てーって予定を立てていたのですが土曜日に芝居を観に行って力尽きました。
行ったのは鹿殺し2回めなので詳細は省くとして……。
円形劇場は席の位置によって芝居の表情が変わります。
1回めとは全然違う場所での観劇だったので、また新鮮な気持ちで楽しむことが出来ました。
しかし春と秋ってなんでこんなに眠いのか。
途中でものすごい睡魔に襲われたりなんだり。ついこないだ観たものをまた観ているのだから当然といえば当然。
それでもやっぱり、イイトコロに来ると泣けてきてしまう。これから先を生きていく不安、やりたいこと、やりたかったこと、できなかったこと。でも諦めきれないこと。
そんなようなことは37歳の私にも沢山沢山あって、だから身につまされるのです。


会話っていうのはお互いが投げて受けないと成り立たないものだと思っています。
私は会話が好きです。自分の観たもの、思ったこと感じたものを伝えたいし共有したい。
誰かの素敵な経験や面白い出来事、自分とは違う価値観や考え方。そういうものに触れる事も自分が発信するのと同じくらい大事。
RLで会っていれば、言葉がなくてもやりとりできるアレコレも、SLではすべて言葉にしなければならない。
発する前に色々と考えて言葉を選んでしまうのもチャットの醍醐味だし、その中でお互いを知っていこう、
お互いに知ってもらいたいと思うような相手が出来ると、これは幸せだってことになるのでしょう。
けれど言葉しかないから結構厄介だったりもするのです。
生身があれば何の問題にもならないようなことが問題になる。
見るべきところはきちんと見なければならず、自分が今冷静なのかそうでないのかは、
常に自問自答していないといけないなと思います。
会話をしていて心地が良い相手、そうではない相手っていうのがいて。
私が「ああらくだなあ。しあわせだなあ」と感じつのは、なにも考えずに会話ができている瞬間だったりする。
しかし、そういうことが出来る相手を見つけることはなかなかむずかしい。
そしてこのSLの中で、そういうことが出来る友達やら何やらが出来たことは素直に喜ばしい。


自分が作り上げた関係性という言葉がこれほど頭のなかをよぎった日はない。
私は今いる私の大切な親しい友人達のそれぞれと、それぞれに今ある関係を結べたことをちょっと誇らしく思っている。その関係性はみんな少しずつ違った種類のもので、けれどもおそらく共通しているところがある。
なんかそういう事を実感して、そしてその居心地のいい関係は私が作り上げてきたものだっていう、ちょっとだけ、ちょっとした自信を持つことが出来ました。
なんだかとっても曖昧な話ですけれども。


遠のいていれば平気なものでも近づけばやっぱり心が揺れる。
心が揺れるってのは悪い意味ではないです。
楽しかったり幸せだったりする時間が良い時間ならばそれだけ終わりの時を恐れるし悲しくなる。
けれど、怖さや悲しさはとても幸せな種類のものだと思うのです。
だから、謝ることはないのです。口癖ならば仕方がない。許そう。

カテゴリー 日記