サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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亡霊とオレはパリを行く シャンゼリゼ通りは恋の道 2013-11-14

エクトプラズムの人がいる
かわいい娘だろ
君には見えぬのか?

(パリ・恋の都 / 筋肉少女帯)

ちょっと冷静になって聞くととんでもない歌だなと思うわけです。
曲の最後がある意味オチになってるわけですが、
それにしたって恋とパリと亡霊をどうして混ぜようと思ったのか。
こういう発想力が羨ましくて仕方がなかった時期があります。
今も羨ましくないかと問われれば羨ましいのですが。
こういうふわっと飛んだ妄想力、想像力には強く強く憧れます。
自分には絶対にないものなので。
ごきげんよう、たいこです。
のほほんと暮らしているうちに11月も半分が過ぎようとしてるじゃないの!というわけで。
ブログ全然書いてなかった。びっくりした。
そんなわけですっかり冬の装いな昨今ですが。一昨日はとうとうダウンを出してしまいました。
暖かいんだけど自転車乗るとちょっと暑い。悩ましい。
会社がとてもとても温かいので、コートの下は薄着でいたい。オフィスのなかはまだまだ半袖余裕です。
SL方面ではだらだらと遊びつつもなんとかイベントの準備も終え、1日からは七面鳥のハント、10日からはThe Thrift shop 3が始まっております。がちゃがちゃの新作とかタロット占いが出来るテーブルとか、オモチャや仕掛け方面に頑張った11月の始まりでございました。
落ち着いたら11月半ばかよ!みたいなね。もう頭のなかの半分くらいにクリスマスとお正月が住み着いています。
毎年この時期はなにかしたいしたいと思いつつもできないっていう。
和物のクリスマスってなかなか悩ましいお題な気がします。
その前に自分とこでやるミニミニクリスマスモールだとか、Acid Lilyだとか、着物市だとか、
やらねばならぬ的な事が目白押しであった。あと2週間くらいで12月が来てしまいますよ。。。と。
遊んでる場合でもないのですが、新しいお家を買ってしまいました。
超散財!
今までとは全然色味とか雰囲気の違うお家なので、家具もそれなりに合わせて置きたい…などと思ってインベントリの中身をあれこれ出していたら、家のなかがカオスになったという。
想像以上にPOSTの家具持ってた事に気づいた。自分でもびっくり。
使い勝手のいい家具、使うの難しいけどよい家具、色々あるわけです。
あれこれ出してしまって捨ててってする作業はとっても楽しいのです。
そろそろ作る方に本腰いれないとまずいんだけども。


夏から秋にかけて、なんだか物づくりを話題にする機会が増えました。
みんなちゃんと作っててえらいな!と思うわけです。
私も自分で手を抜いているつもりはないのです。ないのですが、
ただもうどうしても詰めが甘いのはそれこそ子供の頃からの自分の癖なわけで。
この詰めの甘さをひとしきり実感している昨今なのです。
もうやだーと言いつつ、作るからには気に入らないところが少しでもあったら許せない的なストイックな物づくりをしている人たち。
やあすごいな。。。と思います。あのストイックさが私にも少し備わっていると色々と違ってくる気がする。
物づくりだけでなく人生全般的に。
つらいようしんどいようという地道な作業のあとで、満足するものが出来上がる、そしてそれが評価される喜びはひとしおです。私にはそのあと一歩がどうにも足りていない。子供の頃から。
非常に残念なことに、私の子どもたちにもその要素が足りていない。
センスはあるのだけれど鍛錬が足りないからあと一歩っていう感じ。
勉強で言うと文法はわかるしそれなりに点数も取れるけれど単語量が足りてない、とかそういうの。
計算ドリルとか漢字の書き取りとかが最大の敵なのである。が、この地道な作業こそが一歩を踏み越える糧になる。
日々の宿題を嫌がる子どもたちを見ていて、その気持はすごくわかるよと思いつつ、それでも踏ん張った時に得られる喜びもあるのだよ、と心のなかで思っているわけです。
ちなみに私は中学時代の部活動が厳しすぎて、引退して緩んでから緩みっぱなしでございます。
しかしその部活のなかでもあと一歩のところでぐにゃぐにゃしちゃった気がしなくもないんだ。


自分には確固たる自分だけの領域っていうのがあまりありません。
あるんだろうけど自覚の外側にそれがあって、きちんとその領域が把握できていません。
自覚できていないっていうのがまた厄介で……。
自覚がないから予防線が貼れない、侵入されてきてはじめて嫌悪感をおぼえる。
自覚がないから嫌悪感の正体が見つからない。
そういう感じに自分で嫌気がさすこともたびたびあります。よく地雷を踏むって言うけれど、
自分ですら埋まっている場所がわからないからこその地雷だよなとよく思うのです。
この確固たる自分だけの領域ってのを少し意識したいなと思っております。
そういうものを守る感じの中に、何かヒントがある気がする。
こういうのは根っこの性質に絡んでくる問題なのでそうそう簡単に変わるものでもないのでしょうけれど。


ふと自分の財布を見たら、元の色がピンクだったことすらわからないくらいの使い込みっぷりに愕然とする。
ああ、今年こそ財布を買おう。財布を買うということについては、色々な思い出があって財布を思うたびにそういう痛い思い出が蘇ってくるなあ。。なんてことはどうでもいいことだ。

亡霊とオレはパリを行く シャンゼリゼ通りは恋の道 はコメントを受け付けていません
カテゴリー: 日記

君がそばに居てくれるなら全然怖くない。だからお願いそばにいて。 2013-11-04

When the night, has come
and the land is dark
and the moon
is the only light we’ll see
No I won’t be afraid
Oh I won’t be afraid
Just as long, as you stand by me So darling, darling, stand by me
(stand by me / John Lennon)

1986年の映画なのですねえ。古い。
私がこの映画を観たのもおそらく子供の頃。
本当に久しぶりに観たら全然話覚えてなかったっていう。
しかしこの映画は子どもの頃に観てもよくわからんだろうなあと思ったりしました。
12歳の頃みたいな友達はもう二度と出来ない。
残念ながら私にはこの言葉を実感することが出来ませんが、大人になったら繋げない関係があることは理解します。
そして子供の頃のリバー・フェニックス、ものすごくかわいいな!
コニー・フェルドマンやキーファー・サザーランドという、毎月「ロードショウ」を買っては写真を見つめてため息をついていた子供時代を思い出すキャスト陣素敵。
そして皆若い!
リバー・フェニックスが亡くなってしまった事は本当に本当に残念だなあと、彼の映画を観ると思ってしまいます。
第二のリバーと言われていたディカプリオも、いい年齢になっちゃいましたものねえ。
初めて観たディカプリオの映画、ボーイズライフ。
確かにあの頃のディカプリオとリバーフェニックスは、似てる。目つきが。
ごきげんよう、たいこです。
色々と本を読んではいるのですが、読書感想文を書かないまま溜まっていってしまっています。。。
何度この感じを繰り返しているのか。
そろそろ書かねばなと思ってはいるのですが、すでに何読んだか思い出せない!だめじゃん。
Kindleで家入一真の「こんな僕でも社長になれた」が安売りしておりまして、この値段ならいいねー!と買って読みました。
家入一真は炎上の人として有名(なの?)ですが、ペーパーボーイズアンドコーをつくった人で、ロリポップレンタルサーバーを作った人です。
昔から面白いことをしている会社だなあと思って眺めていまして。
本も興味はあれど手が出ないままで、やっと縁が出来たという感じです。
この本は、家入さんが生まれてからペパボがでっかくなるまでの自叙伝でございます。
同年代でネットで遊んでいた人、という意味では、非常に想像しやすい半生でございました。
「こんな僕でも」とタイトルについているように、皆出来るよっていう前提で話は進んで行きますが、
皆出来るならやっぱりやっているわけで。皆じゃなくて彼自身が社長になって会社がとっても大きくなった理由ってあると思うのです。
貧乏なお家で育って、貧乏はやっぱり嫌だなあと思って、できるだけ家にいて家族と接していたいなあ、お金ももっと稼がなきゃ!で起業してしまえる思い切りとか瞬発力とかはなかなか誰にでもあるものではありません。
わからない未来は怖いから、どうしたって失敗した時の事を考えてしまうのが普通です。特にこれから生まれる子供がいるみたいなタイミングでは。
でも彼は、そのタイミングだから!って踏み出してしまう。なかなかできる事ではないです。
こうやって思い切った一歩を踏み出す時に、周囲の人は慌てるし心配します。
皆失敗した時のリスクのことが頭をよぎるからね。
でもそういうリスクを負わなければ、すごい成功はやってこない。
(家入さんは大きく成功しようなんて思っていなかったと、再三書いておりますが)
それでも失敗しないためにやれるべきことはやっていて、考えて、その方法を見つけて実践して成功したわけで。
その姿は非常にカッコヨイ。カッコヨイけれど、やっぱり誰にでも真似のできる事ではない、よねえ。
本を書いたのは20代の頃のようで、文章は20代後半らしい、あの時代らしい雰囲気でそこがちょっと読んでいて恥ずかしく、また可愛らしくもあり(笑)
あまりこういう本は買わないし読まないのですが、なかなかおもしろい読み物でございました。
家入さん九州出身で、実家は貧乏、小学校時代はお調子者で人気者。
ここまでが松尾スズキと同じ。
そこはかとなく松尾スズキとかぶるんだけど、全然違うんだよなあ。
ところどころで取る行動も似ているのだけれど、やっぱり根っこがぜんぜん違う。
なんだか面白いなあとおもったのでした。
興味のある方は、松尾スズキのミニッツブックシリーズと家入一真の「こんな僕でも社長になれた」をたてつづけに読んでみるといいと思います。
うまく言葉に出来ないけれど、面白いなあって思うと思いますよ。


あっという間に11月になってしまって、気づけば次のイベントまで1周間を切っている。
新作1つ作らないといけないんだけれどネタすらないというこの……。
なんとかしないとなあ。と思いつつどうしようーと悩んでいるわけですが、あんまり悩んでる時間もないのよ!
今の自分のスキルでできる事の中で作りたいもの。そんな感じで頭を悩ませております。
いい塩梅になんかできる事を祈る。


人には考える頭のキャパシティってあると思う。
ここ1年くらい軽いキャパオーバーでぐるぐると動いていて、あれとこれとの按分をしつつ、
なんとなくバランスとってやってきているわけですが……
なんかこう、やらねばならないところの比重がすごく落ちてきている。
いかんねえ。現実逃避モードだねえ。と分かってはいるのですけれども(笑)
そこで不安になって落ち込んでいても仕方がなく、ダラダラするのもどうかと思うのでなんとかしよう。そうだ、なんとかするのだ。


現実逃避の一環として、実はスタンド・バイ・ミーの前に白夜行を観ました。ドラマのほう。
これももう何年も前に原作の小説は読んでいるのですが、
ドラマ見始めたらほとんど内容を覚えていないことを知る。
恐るべきところてん脳。
やるせない話だということだけは覚えていて、ドラマもやっぱりすごくやるせなくて、切なくて、
最終回ちょっと前から延々と泣き続けながら見るという。
久しぶりにいっぱい泣きました。あれは泣いちゃうよね!
スタンド・バイ・ミー同様、このお話もなかなか恵まれない環境で育った子供同士の絆のお話。
主人公のリョウの献身っぷりがね、切なくてたまらないです。
こうして主人公がヒロインに献身的に尽くす、その手段が犯罪という感じ、
そういえば容疑者Xの献身もそんなだったなあなんて思ったり。
映画版もあるようで、映画がどんな感じになっているのかが気になるところではありますが、
観ないままになる気もします。


そんなわけであと1日、お休みを満喫すべくこんな時間ですがこれから就寝です(笑)
おやすみなさいませ。

君がそばに居てくれるなら全然怖くない。だからお願いそばにいて。 はコメントを受け付けていません
カテゴリー: 日記