一つ二つすりかえるだけで 全て元に戻るはずはない
人の世も事象よ情も風よ 抗う事川のよう
あー灰の雲に浮かび愛すものに恐れ抱いてた
あー常に許す事が無だと判り息を殺す
(痛まない雲 / GUNIW TOOLS)
暗いんですけれども。
定期的に聞きたくなる人たちです。
詞のなんかこう、ちょっとなかったことにしたいようなとこを抉る感じがなかなか。
ごきげんよう、たいこです。
今日は長男の三者面談でございました。
今年の最大のイベントは彼の高校受験なのですけれども、当の本人にその自覚が非常に薄くて現実逃避モード満載でございまして、ここのところの私の最大の懸念であります。
救いは担任の先生がきちんと生徒を観てくれるところ。
そして、長男自身がこの担任の先生をとても好いているところ。
叩いて伸びる子と褒めて伸びる子と、人によって最適な育てられ方は様々だと思うのだけれど
打たれ弱い長男はこの塩梅がとてもむずかしいのです。加えて超マイペース。
マイペースって本当に大変!
これはこの子が小学校に上がった時から身にしみて感じているところではあります。
今日は1時間半かけて話し合い、少し将来に向けてのとっかかりの頭くらいは出てきたかな、といったところ。
遅すぎるんだけれども……!
勉強に興味が持てないならば、興味を持った事を達成する手段として勉強が重要だという認識をしてほしい。切に。
今からでも間に合わないことはないと思うのは、長男のもともと持っている賢さを知っているから。
本当にね、いくら賢くても使わなきゃ意味がないのよーーーー!と声を大にして言ってもマイペースな本人はどこ吹く風なのだよなあ。成功体験がないから自信もない。そもそも君、成功するように動いてないじゃないか。なんでそれで自信をなくすのだ。と、私などは思うのですが。
高校に合格すること・入学することがゴールではないので、その先を見据えて学校を選んでほしいなと切に思っております。
私は自分自身、いわゆる「お母さん」というものとは程遠い感じなのを自覚しています。
この「お母さん」の理想像ってきっとひとそれぞれだとは思うのですけれど。
サザエさんのような、ちびまるこちゃんのような、ああいう家族や家庭とはうちは無縁だなと。
そもそも自分の母親が母親らしいところからまるでかけ離れた人であったので、仕方ないといえば仕方ないのかもしれません。
「若く見えるねー」と言われ続けてきた母でした。
一緒に歩いていると姉妹に間違われたこともあります。
母である前にしっかりと女だったので物足りない思いも多々しているし、またその女の部分がお姫様な気質だったためにある程度立ててある程度見上げていないと成り立たない感じでもありました。
要するにワガママだったのですね。
母は自分のそういう部分には無自覚な気もします。きちんと聞いたことがないのでわかりませんが。
本当の本当に困ったときには母のところに相談に行く気がしますが、それでも手助けしてくれるかどうかはいまいち自信がありません。
彼女にとって何よりも大事なのは彼女自身の気分だから。
けれど、私はそういう部分が嫌いではありません。
それってすごく正直な気がするから。
子供は大切だしかけがえがない。それは本当だけれど。
けれど子供は巣立つもので、彼らは親自身とは全く違う価値観を持ち、全く違う人生を歩んでいく。
母と子が一心同体の勢いでべったりしているのは、歩き始めるくらいまででいい。
それから少しずつ、子供は子供だけの世界を作っていって彼らの世界の主役は生まれ育った家庭からどんどん変わっていく。
けれどこういうことは自分がおとなになってから気づくこと。
なので今現在、私の子どもたちが私に対して物足りない思いを抱えているのに気づいてはいても、
私はそれにこたえることが出来ない。
ここのところ次男の様子がおかしくて、そのおかしい原因に心当たりもあって。
今日、その心当たりを少しアレしてきました。
距離をおいているからといって心配しないわけじゃないし、出来ることはしてあげたいと思っているわけで。
彼がその私の気持ちを推し計りきれないことも理解した上で。
きちんと解決しそうで一安心ですけれども。
普段は頼れない…と思ってるくらいがちょうどいいのです。
本当に本当に困った時に頼ってくれればそれでいい。
そうじゃないと本当に一人になった時に困ってしまうから。
思春期になって、一気に世界が広がった彼らと接するのは、なかなか気合のいる作業でございます。
まして彼らは男の子。私の分からない、踏み込めない部分もたくさんたくさんあるのです。
このところ本当に、母親に似てきた自分を実感したりしていまして。
自分の10代の頃のことをよく思い出すのでした。
あ。親も自分と同じ人間だ。と私が気づいたのは14歳の頃でした。
中学3年の夏。ちょうど今の長男と同じくらいの頃。
次男は早々にそのことには気づいているようですが、他の2人はまだまだ…といったところ。
この時期に親離れするのが早いのか遅いのかは置いておいて、そこに気づくと親子の関係は一段階先に進みます。
そしてこれが過ぎると、おそらく子育ては一段落するのです。
なかなか手が抜けなくなってまいりました(苦笑)。
先月行ってきた占星術講座。
自分の性格をひとつ挙げて、その性格がどの星のどの配置に起因しているのかを自己分析するという課題がありました。
自己分析の結果を添削してお手紙で返送してくれるというものなのですが、そのお手紙が届きました。
今までぼんやりと把握していた事がはっきりとクリアになった感じ。
なるほどなあと実感して納得してしまいました。
自分の生まれてきた意味とか、目的とか、目指すべき方向とか。
そういう事をまた考えちゃったりした夜でございました。