ダビンチのひらめきとライト兄弟の勇気で
僕らは空を飛ばないかわり　月にロケットを飛ばす
たとえでっち上げたような夢も　口から出まかせでもいい
現実に変えていく　僕らはそんな形
僕はこんな形　ダラダラ歩く形
オートバイに乗る形　コーヒーを飲む形
バームクーヘン食べよう
（バームクーヘン/THE HIGH-LOWS）

1日1日残りのお休み残数が減ってしまう……！と、お休み2日目からぼやいているダメな感じの寒い朝です。
1週間、普段通りに過ぎ去るのも早いっちゃ早いんだけど、休みだと3倍速になる気がする。なんで。
長いお休みの時はいつもお休みイブのテンションがマックスで、それから徐々に落ちていきます。
具体的に何するわけでもないお休みですが、まるっと自分で時間を使えるのはなんて素晴らしいことなのか。
ごきげんよう、たいこです。
そんなわけでお休み1日目の昨日は、映画を観て来ました。
先日１枚だけ招待券を頂いた、おそらくお正月の子供向け映画である、フレンズ-もののけ島のナキ。
声の出演が、テレビ的に豪華な感じの映画でございます。
物語のベースになっているのは、みんな知ってる「泣いた赤鬼」。心優しい赤鬼と、さらにやさしい青鬼の切ないお話でございます。
赤鬼のナキと青鬼のグンジョウは、200年前の人間との戦争の戦争孤児であります。
もののけも人間も、お互いにお互いのことを怖がって近寄らない。そういう平和が保たれている世界。
その平和をひとりの少年が崩してしまいます。
ナキとグンジョウに襲われた少年は、一緒にいた弟のコタケを置いて村に帰っていってしまう。
もののけと人間は違うのか、同じなのか。
なぜ自分に理解出来ないものを人は怖がるのか。
恐怖に支配された人の集団っていうものが、きっとこの世の中でもっとも厄介なものであるよ、というのはもののけ姫でもがっつり描かれていた気がします。
小野不由美の「屍鬼」という長い小説があるのですが。
本当に長いのでなかなかお勧め出来ない小説なのですが、この作品のテーマも「化物VS人の群れ」でした。
話がそれた。
もののけ島のナキは、子供向けのわかりやすい映画なので、そのあたりはさらっと流れていくのです。
置き去りにされたコタケは、結局もののけたちに受け入れられて仲良く日々を過ごします。
もののけを怖がることなく、彼らの心の本質と付きあおうとする2歳児コタケ。
人間嫌いだったナキの心も次第に溶けていきます。
しかしこのままではいけないと、コタケを村に送り届けてコタケとさようならするのですが。。。
ナキは簡単に言うとジャイアンみたいな鬼。
根は悪い人じゃないんだけどねえ。。。という、ちょっと困った暴れん坊。
その親友であるグンジョウは、いつだってナキのフォローをしながらナキが狭いもののけコミュニティから孤立しないように立ち居振舞っているナイスガイ。
この先のお話は、原作である泣いた赤鬼の色が強くなっていきます。
なんとか人間と仲良くしてコタケと再会したいナキ。
怖がって受け入れない人間。
ここで青鬼であるグンジョウが立ち上がるのですが、立ち上がり方や背景に厚みが出ていて、
このへんで私の涙腺は大崩壊でございまして。。。
お正月映画らしく、みんな仲良くなってよかったね。でお話が終わるのです。
長さもちょうどよく、娯楽としても飽きずに楽しむことが出来たのでよい映画なのではないでしょうか。
うっすらとですが、ちょっと重たいテーマもにじみ出ていたしね。
そしてCGがちょーきれい。
がばっと口をあけた鬼たちの歯並びを見て「おおおおお・・・」と思ったのはもしかしたら私だけかもしれない。
「ここが見せ場だぜーーー！」とばかりに、ナキが島中を飛び回るシーンがあるのだけれど、その辺も圧巻でした。でもあれはきっと3D用映像だと思った。（私は2Dで観ました）
もののけの、というか鬼のキャラクターデザインも私は好きでした。
いわゆる鬼とは違った感じの雰囲気が愛嬌を生んでいる。
トランフフォームした時の迫力も素晴らしかった。
うん。なんだ。ナキ役の慎吾の演技が残念だったことを除けば大満足。
本当に残念だった……。
グンジョウ役の山寺宏一が映画全体を締めていた印象がありました。
人は人、鳥は鳥、化物は化物。
みんな違ってみんないいんだけれど、その間に妙な境界線を引いてしまうのはとてももったいない事のような気がします。
違いも同じところもきっとあるはずで、それらをそのまんま受け止められたら素敵な関係が築けるよなー。と思いました。
さて。SLの方面のお話。
年内駆け込みでレディースの着物を作りました。
<img src=”https://farm8.staticflickr.com/7010/6593207861_8bbece3fe4_z.jpg” width=”640″ height=”490″ alt=”TSUBAKI” border=0″>
椿モチーフの和モダンなきものです。
ちょっと我ながらこれはカワイイのが出来たんじゃないのー？って思っている。
羽織や道行に合わせても可愛いです。頑張った私。
このくらいさくさくっとメンズも作れたらいいんですけれどもね。。。。
京都三条にて売っております。ぜひお手にとってみてくださいね。
と、宣伝はこのくらいにして。。。
年末が差し迫ってくると、どんどんSLの中の友達も減っていきます。
帰省の季節ですからねー。
私は実家が近いので帰省も日帰りです。
31日からは子供たちも父親のところへ出かけてしまうので、今年の年越しはひとりで過ごすことになりそうです。
昔は毎週毎週ひとりの時間があったのですが、ここのところはそういうことも少ないので。
貴重なひとりで過ごす夜なのですが、まあきっとライブのあとはおとなしくお家でネットでもしていることと思います。
やらねばならぬことも、RL、SL含めてたくさんあるのでね、少しサボらずにその辺のことを片付けていけたらいいな。

聖なる夜の占いでは　解き放たれた天使たちが
雲の底に矢を放つという
聖夜に静かに雪が降る
はしゃぎ腕組んだ二人にも
背を丸めた絶望の人にも
鈴の音は足跡みたいに
記憶の雪道を踏み締め続いている
たどって行こう　君の街まで
「聖夜の夜」　ふとたちどまったのさ
「無神論者が」　贈り物を買った
「包みますか?」　ぜひ　つつんでくださいね
「あたたかく」　大事な人を
聖夜から　春まで
（無神論者が聖夜に/大槻ケンヂと絶望少女達）

多くの日本人にとって、クリスマスっていうのはこういう意味合いのお祭りなんだと思います。
クリスマスがイエス・キリストの誕生日だなんて事を真面目に考えている日本人は、きっと少数派。
宗旨や考え方はさておいてその雰囲気に乗るっていう日本人っぽい節操のなさはとても好きです。
私は家族と適当に過ごしたクリスマスですが。
子供たちにとっては、クリスマスぎりぎりにサンタさんも登場し（元旦那なのだが）、
プレゼントを玄関先に置いていくという離れ業をやってのけたので、きっと楽しいクリスマスだったんだろう。
私は三連休、初日にがつんとアレしてしまったので、残りの２日は非常にダラっと過ごしました。
ごきげんよう、たいこです。
さて、クリスマスなので少し恋愛論。
あ、さっきからクリスマスクリスマスってクリスマスもう終わってるけどね！細かいことは気にしない方向で。
恋愛の癖についてちょっと考えてみた。
いわゆる「ダメンズ」について。
昔から、ダメンズウォーカーを地で行くな！お前は！と言われがちな私です。
まあそうなんだけどさ！否定はしないけどさ！
私はいわゆる「モテ男」が苦手なのです。
原因は自分におっそろしく自信がないことに由来すると思うのだけれど、とにかく苦手。
モテ男ってのはマメで、こちらが喜ぶ言葉をポンポンと吐いていい気持ちにさせてくれる。
かゆいところに手が届くのがモテ男。
私はこれが多分すごく苦手。いや、嬉しいんですよ。とても嬉しいんです。
でも、「それって他の子にも言ってるんでしょー？」って思ってしまうひねくれ者なのです。
でも多分、大体合ってると思う。
手っ取り早く寂しさを癒すならば、モテ男君みたいなのが最適なんだろうと思う。
でも、私が欲しいのはそれじゃない。
私から好きになったわけじゃないのに、いつの間に立場が逆転して私が追っかけてるの？？？
っていう経験は、実は少なからずしています。
そのたびにすごくしんどい思いをするわけで。なんかこれって報われない。
私はそういう思いをしたいんでは、ない。
なので私は、こういう方向性のダメンズウォーカーではないのです。
私はモテない人が好きだったりします。
言い換えると不器用な人。
不器用な人がたまーに放つど直球の言葉に簡単にやられがちです。
けれどその、不器用の由来が大事で。
モテないにはモテないだけの理由があったよねこれねーーー！と、
深く付き合うようになってから知るってことは本当に多いです。
っていうかそこがここ数年の私の一番の敗因な気がします。

恋することと愛することは違うと思う、とは、何度も何度も書いていることなんだけれど。
恋はトキメキ。性欲。愛は信頼関係。相手を信用していなくても、恋ってできてしまう。
ドキドキすることやキュンキュンすることってとても楽しいんだけれど、
その先にずっしりとした信頼関係を築くことが出来るかというと、それはまた別の問題。
相手が信頼に足る人物かそうでないかは、恋が覚めてないと分からないと思うの。
恋は人を盲目にするからな。あばたもえくぼだと思っていたって、恋が覚めたらそれはあばたなんだ。
あばたはあばたですよー。の上に成り立つのが信頼だと私は思う。
それでも恋って強烈な本能なので、抗うのはなかなか難しいものです。
昔の私はその強烈な本能に負けまくって、実際恋愛にも負けまくっていたのです。
きちんとした関係を築くのに必要なのは、ひとりでもだいじょうぶな強さ。あとはある程度の自信。
「こんな私を必要だと思ってくれるなんて」っていうこの、まるで自信のない考え方がそもそもいけなかった。
そら外野のみなさんから「たいこさん相手選ばなさすぎ」って突っ込まれるってもんです。
この1年は、そういうことのためにある1年だったと私は思う。
そういうことっていうのは、その自信のなさを矯正するため、くらいの事。
そういう自信を私につけさせてくれたひとに、私は心から感謝したい。
本当にありがとう。おかげで大人の階段をひとつ登ることが出来ました。
大人の階段をひとつ登った先の景色は、意外なほど開けておりまして。
なんだかそれがとても新鮮で面白いのです。
今まで学んできた事をひとつひとつ復習していって、ちゃんと考えるクールな私と、
その場その時に投げかけられた言葉で、一喜一憂する乙女な私が仲良く同居している感じなのです。
なんだこの説明は！でもそうとしか言えない！
私はこの先どうしたいのか、どういう10年後、20年後を生きたいのか。
そういうことを、クールな私はきちんと把握していてくれるのです。いつなんどきでも。
なんと頼もしいクールな私！と、我が事ながら思うのです。
現状をしっかり把握しておくことと、さらにその先の自分の希望を把握しておくことはとても大事だ。
こういうことがしっかりできていると、きっと変な癖もあんまり顔を出さないで済むんだと思う。
何が言いたいのかわからなくなってきたし、恋愛論でもなんでもなくただ自分の状況の整理にしかなってない気もすごくしてきたけれど気にしないで突っ走って行こうか？これ。

私、自分がそういうことを本当にちゃんと出来るのかどうかも分からなかったんだけれど、
なんかきっと、今の自分はぎりぎりでちゃんとできてるんだと思う。
自信をつけなさい！っていう課題の最終関門に来ている気がする。ここのところ。
場がきちんと読めているかどうか。という課題。
なんせ調子に乗りやすい人間なのでですね、そのあたりを戒めなさいと言われている気がするのです。
バランス。
今年はこの「バランス」っていう言葉をものすごくたくさん使ったと思う。
世の中的に今年のテーマは「絆」だったようですが、私の中のテーマは間違いなく「バランス」なのだ。
今の不安は、このバランスがちゃんととれているのかなっていうところ。
なんというか、色々な物事のタイミングが完璧すぎて逆に怖い昨今。
けれど、怖がってばかりいても仕方がないので、今がおそらくすごくいい時なんだと思う事にしております。

今日は自分の色々なことを振り返ったり、私が本当はどうしたいのかを再確認したり、そんなことをした日でした。
やっぱり大切なのは、明日のこと・来週のこと・来月のことを具体的に思い描けることだと思う。
お散歩したりだらだらしたり、なんかそういうことがすごく大切だよなぁ。って思った日。
私の幸せのかたちを、こういうかたちだよね。って再確認させてくれた事は、実に大きな出来事でございました。
あと2日で年末休み。
逃げ続けていたことも少し、こんどこそ、きちんとやろうと思うんだ。
そしてさらに自分に自信をつけて2012年に臨みたい。ねー。

クリスマスプレゼント。
あれですね。インワールドの中とはいえ、ポポーンとプレゼントを贈られるのはとても嬉しいものです。

ブレスと、イヤリング。
私はRLでパワーストーンのブレスをつけているわけですが、使っている石がかぶってて笑ったｗ
インカローズ好きです。最近はスギライトが気になって仕方ないです。
赤は珊瑚。珊瑚も好きです。
珊瑚とインカローズはとても弱い石なので、ブレスに向かないのです。
なのでRLのブレスには、その代わりにローズクウォーツとアメジストを入れています。
ピンク・紫・赤。
ここ半年の私の気分そのものな石でござる。
本当にどうもありがとう。
昨日さくっと載せたドレスも、帽子も。
贈り物は、「何が欲しい？」って聞かれて贈られるのも嬉しいけれど、
「この人ならこういうのがいいかな」って選んで贈られるのもすごくうれしい。
そんなわけで、実はわりと幸せなクリスマス期間だったのです。
あと、忘れちゃいけないコレ。

仁王立ちで「俺様がプレゼント」な龍馬さん。
ありがとう。気持ちだけは受け取った！ｗｗｗｗｗｗｗ

友達同士で、もらったら困りそうなものを贈るクリスマスごっこで遊んだ図。
この白い人、石像アバター。
SLってすごい。底が見えない奥深さがある。
誰が何を考えてコレをつくろうと思ったんだ……！

神様に
おまけの一日をもらった少女は
真っ白な包帯を顔中にまいて
結局部屋から出ることがなかった
神様は憐れに思い
少女を切手にして
彼女が何処へでも行けるようにしてあげた
切手は新興宗教団体のダイレクトメールに貼られ
すぐに捨てられ
その行方は誰にももうわからない
（何処へでも行ける切手/筋肉少女帯）

クリスマスイブだというのにこれか！この曲か！という自分へのツッコミも忘れずに。
この曲のお話を昨日したので。つい。
エヴァンゲリオンの綾波レイのモデルになったのが、この曲に出てくる包帯で真っ白な少女なのですね。
うん。それだけの話。
22日の夜は会社のクリスマスパーティーでした。
たくさんのお買い得商品をゲットし、（トイレの芳香剤詰め放題100円とかね。。）
偉い人達がにこやかに接待をするさまを眺め、同僚の子が必死こいて毛糸を巻き巻きしている姿を見て笑い、
久しぶりにお酒なども飲んだりして楽しいひとときを過ごしました。
家族連れOKなので子供たちも連れていったのですが、気がつけば袋いっぱいのお菓子をもらってニコニコしている彼ら。
ゴミにしか見えねえよ！っていうくらいの量のお菓子をもらって、思わず苦笑いになったのでした。
さてこの山のようなお菓子、何日でなくなるんだろう。
このパーティーが終わるといよいよ年末だなぁという気分になります。
月・火と出勤したら私は年末休み。
お正月があってその前に大掃除して、大晦日には子供たちがお出かけをして私はのんびり一人で年越しです。
今年はライブ行くんだったー！
まあカウントダウンじゃないので年越しは自宅なのです。
今年を振り返るのはその頃になるのかなぁ。
なんだか今年もあっという間に過ぎ去った気がしますが、それでも節目は節目。
来年は年女です。。。。！
ごきげんよう、たいこです。
23日はお芝居を観てきました。三谷幸喜×西村雅彦×近藤芳正という豪華な顔ぶれの2人芝居。会話劇。
コメディじゃないものをやる！というコンセプトだったようで（観るまで知らなかった）、
三谷幸喜らしからぬシリアスな芝居を会話劇という形で、がっつり堪能してきました。
客入れ時の音楽もない。幕開き（って言っても幕はない）の合図も館内アナウンス。
舞台中央前面から流れる一筋の水流。
その水の流れの音だけが聞こえる静かな舞台。
椅子が2つ、あとはホリゾントだけという、極めてシンプルな舞台。
90分。一幕一場。暗転もない。そんな芝居でした。
あれだけの技量を持った俳優だからできる、あれだけの脚本を書ける人だから書ける、
その信頼感があるからこそ出来る演出の、素敵な舞台。
大学病院の一室が舞台。
宗教上（正確には宗教ではなく住んでいる地域の、ということでしたが）の理由で輸血を拒む患者の父と、
輸血さえすれば助かるのに父の承諾が得られないがために助けられないところで葛藤する医師とのバトル。
承諾書にサインさせたい医師と、したくない父。でも2人とも子どもは助けたい。
私には宗教上の理由で輸血を拒む、というような思考がないので、父の考えや気持ちに沿うのはとても難しかったのですが、色々と身につまされたり考えさせられたりする事はたくさんありました。
自分の社会に於ける立場と、こどもの命。
お互いに捨てるには重すぎるものを背負いながら、子どもの生命と天秤にかける。
ずーっと流れ続けている水の意味が観客に知らされる時、物語の決着がつきました。
無理して観に行ってよかったなー。良い芝居だった。

SLの話。
クリスマスプレゼントをいただきました。いろいろいただきました。
ありがとうありがとう！

どれす！

ぼうし！

ねっくれす！
あと、白い吐息とかすごいワンピースとかいろいろもらいました。いろいろ。
いつになくちょー着替えてSSとった！
私は家族とケーキを食す、程度の地味なクリスマスを過ごしますが、みなさまも楽しくクリスマスってくださいね。
夜もSLで遊びます。おそらく。間違いなく。ふふん。