グミ・チョコレート・パイン パイン編
あいつらが簡単にやっちまう30回のセックスよりも 「グミ・チョコレート・パイン」を青春時代に1回読むってことのほうが僕にとっては価値があるのさ
(by.峯田和伸)
これですね。この「グミ・チョコレート・パイン」です。
おそらく彼が歌ったのは「グミ編」「チョコ編」なのでしょう。
私も青春時代に読んだクチです。
グミ編、チョコ編を10代の終わりに読みまして。
完結編であるパイン編を読んだのが20代の終わり。
10年ブランクがあるというのに、おさらいもしないで読んでしまったわけで。
書いているほうのブランクは8年だったかな・・・?
8年もブランクがあれば、書き手だって色々と変わるわけで。
そんなものがどばーっと出た感じのパイン編でした。
パイン編で「自伝的」ってのがなくなってます。
強烈な経験をしつつ、賢三君は何かを学びましたね。
いくつになってもこういう視点で青春を描けるってのは素晴らしい才能なんではないかと、思ったりした一冊。
ロッキン・ホース・バレリーナと並んで手に取って欲しい小説。