大槻ケンヂが筋肉少女帯解散の後、ごちゃごちゃしながらも結成したバンドのファーストアルバムです。


この世は誰かが身代わりに不幸になってる。
誰かの不幸のおかげで他の人が幸せに生きてるんだ、という。
SMがテーマになってるアルバム。


個人的にかなり好きなアルバムです。



アベルカイン


私のブログタイトルのネタ元になってるのがこの歌。

悩んでばっかり人生を！猫見たり犬見たり
猫猫猫猫！犬犬犬犬！

悩んだり悔やんだりして、猫がいいかな、犬がいいかな、なんてやったって、どっちも獣で獣のように生きて行くしかないよねーってな歌。


身代わりマリー


僕らの身代わりになって皆の不幸を一身に背負ったマリーのお話。
素敵な歌です。
皆の身代わりになるマリーは太宰を読んだり三島を読んだりするんです。


文豪ボースカ

全ての創作者の仕事は、いかに人の心を動かすかであって、人気とか名声とかお金ではないんだ。
感動を与える分、自分が苦しいのは神の与えた運命で、耐え忍んでいかざるを得ない。
お前の苦しみが誰かの喜びに変わるんだ。
やり遂げたまえー！

この歌、この歌の最後の台詞に尽きます。
これを忘れた創作者はもう創作者ではないと思います。


美少年で探偵でS


美少年で探偵でサディストの少年が世界の仕組み、身代わりプログラムを知ってしまって殺されちゃう歌。


SM作家

御主人様
マリーはこの世界の身代わりでございます
私の不幸が、涙が、苦しみと死が、
世界中の人々に幸福をもたらすのでございます
そういうふうに考えた時
始めて人間の生命は意味を持ち、
きらきらと輝き始めるのでございます
私の苦しみがあなた様の喜び
だからマリーは不幸と涙を恐れはしない
私はあなたの犬となり
私はあなたの神である
私はあなたの犬になり
私はあなたの神になる


I WANNA BE YOUR DOG, I WANNA BE YOUR GOD

まんまっすね。はい。
でもこの歌にぐっさぐっさやられてたなんて内緒。