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信じる

目に見えないものの最たるもの。
愛情の出発点もここのような気がします。
一番最初に信じる対象はきっと母親。次は周囲の大人なのではないかな。
その次が自分。その後自分に裏切られたりして右往左往して、
また自分を信じられるようになったりするんじゃないかな。

母親に対する愛、母子の間柄で、最初に能動的に愛するのは、子供の方だと信じて疑っていなかったりします。
その愛に全力で母親がこたえることで最初の信頼関係が生まれる。
まあ、なかなかそのとおりに行かないのも人間だったりするのですけれど。

ともあれそんな過程を経て、人は初めて家族以外の他の誰かを信じるに至るんじゃないかな。
自分も相手も疑いながら、それでもどこかでぎりぎり信じている限りなんとかなる。みたいな。
ゆるぎない、っていうのはそう簡単に成立するものじゃないけれど、それに近づくべく必死になることは悪いことじゃないと思う。

どこまでが本当でどこまでが自分の願望でどこまでが幻想なのかなんて、見えないからこそわからない。けれどもそこで思い切れることもきっと信じることだ。

最後の最後まで疑わしいのは、自分自身だったりするのかもしれない。

じゃなかったら迷ったり惑ったりしないものね。
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