サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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よかれと思ってしたことが誤解を招いてそりゃないよ 2015-09-18

ダメダメ すねてちゃダメですよ
心を素直に 早く仲直りしたいよ 悲しいケンカ
(仲直りのテーマ / 筋肉少女帯)

昨日は1日じゅう雨が降ったりやんだりしますよって天気予報で知っていたのに、うっかり会社を出るときに傘を忘れまして。久しぶりに雨にしとしと打たれながら帰宅しました。出社の時は気を使いますが、帰社の時は家に帰るだけなので、濡れようがあまり気にしません。まだ暖かいしね。
今までで2回、濡れて歩いてたら傘を差し出されたことがあります。一度目はまだ10代の頃。信号待ちをしていたら、黙って傘に入れてくれたおじさん。かなりびっくりしましたが、家のかなり近所まで傘に入れてくれました。二度目は去年だか一昨年だかで、この時は自転車に乗っていたのですが、ものすごい土砂降りのなかやっぱり信号待ちをしていたら、隣りにいたお姉さんが「信号待ちの間だけでも」と傘を差し出してくれました。この時もびっくりしたけど、とっても嬉しかったです。
先日Twitterのタイムラインで眺めていた、やなせたかしの正義の話とかを思い出して、雨に濡れている人に傘を差し出すのは正義なんだろうか?とか考えたわけです。正義とは違うと思うけれどね。
昔読んだ浅田次郎の小説には、「世の中の99%はいい人だ。それ以上いい人の割合が減ると世の中は滅びる」みたいなことが書いてありました。読んだのが15年以上前なので99%だったかどうかは定かじゃないですが。まあ、ヤクザも犯罪者も何もかもひっくるめて、ほとんどすべての人が善人だって事が言いたかったんだと思います。あ。多分小説は「きんぴか」だったと思う。あの小説には正義の定義も書いてあった気がする。
正義なんてものは人が10人いたら10通りの定義があるので、簡単に語ることなどできない気がしますが、世の中のほぼすべての人は、だれかに感謝されたら嬉しいのだと思います。それは自分がここに存在していいとか悪いとかそういうことに繋がると思うから。
で、私は、過去に私がされたように、自分が傘をさしている時に隣にずぶ濡れの人がいたら、その人に傘を差し出せるかというと、これはなかなか難しい話だなあと思うのです。ただ、躊躇なくそれができる人は強い。そうやって声をかけて、手を貸して、その反応がいいものだとは限らないと考えてしまう自分はきっとチキンなのです。
手を差し伸べようとした人の、その行動の基盤となっている気持ちが想像できたから私は嬉しいと感じたけれど、それが通じる人ばかりでもないと思っている私は、それだけ人を疑ってるということになるのでしょうか。
こういう事を考え始めると、終わりがなくてぐるぐるとします。私は人が好きです。人の心の動きとかそういうものに興味があります。だから観察するのだと思います。単純に観察したいだけなのかもしれないけれど。


ここまで9月9日


ここから9月18日


なんということでしょう。下書きに放り込んだまま10日近く寝かせていました。
何書いてたかも覚えてないです。10日前の自分が何を考えていたのかなんて、あんまり覚えてるものでもないですよね。日記のいいところは、その忘れてしまうようなことをきちんと残せることだと思います。
私はKindleを持っていて、とても便利に使い倒しています。ついこないだ、色々必要に迫られてプライム会員になったので、オーナーズライブラリってのを使ってみよう!と思い立って「夢をかなえるゾウ」を読んでみました。
オーナーズライブラリっていうのは、プライム会員は毎月1冊、タダで本を読めるみたいなやつです。無料提供本のなかから選べます。当然買ったわけではないので、期間が過ぎると消えるんだろうと思われる(よくわかってない)。
いっとき本屋で平積みになってたやつです。小説と自己啓発本の中間くらいの本なんだろうなあと思っていて、読んでみたらやっぱりそんな感じでした。ちなみに昔ドラマにもなっています。ドラマのゾウ役は古田新太だった。古田新太見たさにドラマ観た気がします。
ドラマの主人公は女性でしたが、小説の主人公は男性でした。ドラマは恋愛方面で頑張ってた気がしますが、小説は「成功したい!」というなんだか漠然とした感じでした。
書いてあることは、ごくごく当たり前の事。当たり前だけど続けるの難しいよね的な事。目からうろこみたいな気持ちにはならなかったのですが、そういう気持ちになる人も多分たくさんいると思うし、胸が痛くなる人もたくさんいると思います。「やればできるがやらないだけだー!」と叫んでいたのはNHKへようこそ!だった気がしますが(漫画も小説もアニメも未見です。堪能したのは主題歌とテーマソングだけでした。そのうちアニメ観てみようと思っています)、知識を得て全てわかった気になってちゃだめよ。って事と、飢えてたらろくなことにならん、ってことと、情けは人のためならずみたいなことが主に書いてありました。10日前の正義と繋がる話だった。
私はドラマの古田新太ガネーシャの印象が強烈で強烈で、小説の中のガネーシャもしっかり古田新太で再生されていました。まあなんだ、私はやっぱり小説が好きだなと思ったりしたのでした。


8月のお盆が終わった後から指折り数えて待っていたシルバーウィークがもう目の前です。連休で一番楽しいのは、連休直前の夜だなって思っている。なので明日の今頃の私は浮かれまくっていることでしょう。とはいえ、来月はハロウィンです。「ホラーといえば」みたいな位置にいる波野家からすれば、夏の次に心躍る季節でもあります。10月、すでに今のところいくつかのイベントに参加させていただく予定が立っています。夏は夏でテンションあがっていたけれど、秋は秋でまたテンションがあがるのです。骸骨とか。ピエロとか。(ピエロ?)
うまく行けば出させてもらえそうなイベントの一つはFreak Showです。超楽しみ!
ものづくりの楽しいは、8割の「むむぅ。。。大変」と1割の「わーいできたー!」と「何作ろう?わくわく」でできてる気がします。それはSLにかぎらず、RLでも。8割の大変があるから、わーいできたー!がすごく嬉しいんだろうなあとも思います。RLでやってるものづくりは、自分のなかでの満足、広がっても家族のなかくらいですが、SLのものづくりはもう少し世界が広がります。自分の作ったものを選んでくれて、使ってくれる。すっごい綺麗なSS撮って公開してくれる。こんなに楽しいことはないです。
これが楽しいと思っているうちは、きっと何かしら続けていくんだろうなあ、とぼんやり思っています。いつか飽きるんだろうか。でも3Dプリンターが結構な安値で出始めて来ていて、PCの中で作るものがPCのなかだけには留まらない感じになってきていることを考えると、なんだか飽きそうにないなあとも思ったりします。


自分のカラダは一つしかなくて、時間も当然限られていて、やろう、やりたいと思っていることの何割かしか消化出来ていません。この辺のバランスどうしようかなって、ここ2年位考えつつ動いているのですが、なんともかんともいかんともしがたい。けれどこのままじゃ思ってるだけで終わっちゃうなあとも考えていて、どっかでガッときっかけ掴まないといけないなあ。。と思っています。
真面目にスケジュールを組み立てないといけないのかもしれない。しかしこのサボり魔にスケジュール通りに動くなんて事ができるんでしょうかね。。。

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