サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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どうか無事で。 2011-03-13

なかなかダウンロードされないデータと、16時からのミーティングの資料作りのお手伝いで朝からてんやわやしていた。
ひと段落ついて、さて一服しようかなぁなんて思った矢先にぐらぐらと揺れた。
会社は非常によく揺れる建物なので「このくらいでも震度3なんだよなぁ」なんて気楽に構えていたのもつかの間。
なかなか収まらない揺れ、さらに強さを増していく揺れに社内は騒然。
だだっぴろいワンフロア、部署間の仕切りはパーテーションやキャビネットや棚。
そんな社内は、全体の雰囲気がよくつかめる。
わあああ、と、騒然となった後の音はまったく聞こえない。聞いてなかった。
あわてて机の下に隠れる。
机の下で普段は足蹴にされている緊急災害袋とヘルメットを握り締める。
机ってこんなに心強いもんなんだなと実感。
目の前でバタバタと落ちてくる無数のファイル。
追っかけるように倒れるキャビネット。
なかなかやまない揺れ。
頭の中は子どものことでいっぱい。
今は3時前。上の2人は学校にいるはず。今日は6時間授業だ。
下の娘は学校終わってるじゃないか・・・!あ、学童だった。大丈夫大丈夫。
でもやっぱり心配。社内は棚という棚が倒れ、棚の上においてあったプリンタ類もすべて落ちている。
私の机の上のPCはかろうじて無事であった。横置きにしてたからなぁ。。。
いったん揺れが収まったところで身支度を整えて非常階段へ、、向かうさなかにまた揺れ。
近くの机にあわてて避難。
非常階段の目の前の位置で仕事をしているのに、倒れたり落ちたりしたもので通路が分断。
書類を踏みつつ棚を乗り越えつつ、揺れにビクビクしつつ非常階段へ。
揺れてるんだかめまいなんだかさっぱりわからない。階段を踏み外さぬよう注意しつつ外へ向かう。
外に避難した後にあった余震(だと当時思っていたけれど、これが2個目の地震でした)にびびりまくる。
窓ガラスが波のように揺れてるのを見て戦慄する。
目の前は湾である。
津波大丈夫なのか。
携帯は当然のごとく繋がらない。
ツイッターを覗いてみる。ツイッターは快適に繋がっている。すげーな!ツイッター!
ツイッターで情報を得つつ、電話をかけてみたりするけれどやっぱりぜんぜん繋がらない。
自宅にあるはずの子どもの携帯にかける。呼び出し音が鳴る。自宅の安全を確認。
近くの公園に避難。従業員で道路があふれかえる。
徒歩にして5分の距離を、3倍くらいの時間をかけて公園に向かう。
公園には中学生が避難しているのが見える。
小学生は?
携帯からスカイプが繋がることに思い至る。
スカイプには妹がオンライン。
妹ととりあえず連絡を取って、無事を確認。
母と弟には連絡がつかない。
そのまま待つこと1時間程度で、徒歩で帰れる人は帰宅許可が下りる。
あわてて学童へ向かう。娘をピックアップ。
私の顔を見た娘が泣き出し、その顔を見た私も泣く。
よかったー。無事だったー。
頭でいくら「大丈夫なはず」ってわかっていても、やっぱり姿を見ないと不安だったなぁ。
そのまま小学校へ。
あちこちの道路が水浸しになっている。
学校は水道管が破裂したらしい。
水浸し&地割れしてところどころ地面の盛り上がっている校庭を突っ切って校舎へ。
上の子は卒業式の練習中で、ランドセルや何かはすべて持ってきていたらしい。
次男は身支度はまるでなく、コートのないまま震えつつ帰宅。
周囲の住宅も中に入れないなどの状況がちらほらで、自宅もやばいな。。。と覚悟をして家に入る。
猫は無事かしら。。。とか。
家の中は拍子抜けするくらい平時のままであった。
とにかく携帯の充電をしつつPCをつける。
インターネットは大騒ぎになっていた。
仙台の状況を見て鳥肌が立つ。
仙台にいる友人たちは大丈夫なんだろうか。
私が子どもたちと顔を合わせるまでの時間は、3時間弱。
それでもあれだけ心細い思いをしたのだ。
家だって無事だった。ライフラインだって今のところ全部そろってる。
仙台をはじめ、大きな被害を受けている人たちの心中はいかばかりだろうと心が痛む。
そして、まだ無事を確認できていない2人の友人。
報道を見るうちに不安で心がいっぱいになりますが、でも、私には何も出来ない。
https://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html
私に出来ること。本当に本当にささいなことだけど。
セカンドライフで出来ること。
https://haza.slmame.com/e1066906.html
リンデンベアはこちらから購入できますが、現在まだ届きません・・・・!
セカンドライフ経由では、ほかにも
マメタで義援金みたいな事も出来そうです。
東日本にいる以上、まったく油断できず、いつ何時どうなるかわからない不安は常にありますが、出来ることを出来るうちにしていきたいなと思っています。
そしてどうか、みんな出来るだけ無事でいて。

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