サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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空の上から見れば なんて小さな地球だ 2012-06-17

俺は抜け忍なんだぜ
忍者村から逃げてきちゃったんだよ
追われてるのさ
こんな はぐれの身でさえも
縛られて なんかもう やんなっちゃってさ
ここでない どこかを求めて
(抜け忍/筋肉少女帯)

なんだって唐突に忍者が出てきたのかとアルバムを聞いた時に思いましたが、未だに謎は解けない。
若干落ち込むくらいの散財をしてきました。
だから有楽町って街は……(単に行き慣れてるだけ)。
開演前にどこかでご飯を食べて向かおうと思ったのだけれど、のんびり歩いていたら時間がなくなりまして。
シアタークリエって初めて行く劇場だったんです。
ちょっと商業よりの劇場だから、あまり行く機会もないんですね。
このへんだろうって適当に地下鉄登ったら見当違いのとこから出ちゃいまして。。。
まあでもいい劇場でした。
あんなにスタッフがたくさんいて、案内やら何やら手取り足取りな感じはあれだ。
他の劇場では体験できない。商業メインの劇場だからなのかな。
観に行ったのは「飛び加藤」。
手妻師を装った抜け忍のお話。
お芝居の中に手妻がうまいこと入っていて、素晴らしい出来栄えでした。
河原雅彦演出だっていうんで観に行ったんですが、
「楽しんでってねー」というエンタメ精神があちこちに見えて、やっぱり好きだなぁと思いました。
そういえばおととい観た三谷舞台でもBGMがピアノの生演奏でした。
昨日の舞台は上手の上の方に琴や三味線を演奏している人たちが座ってらっしゃいました。
生演奏ってやっぱいいなぁ。見せ方もすごくよかった。
手妻ってのは、日本の手品のことです。
公演パンフレットによると、その国独自の手品を持っている国っていうのは、
中国とインドと日本しかないんだそうで。
その日本独自の手品が、手妻。なかなか風情のある芸なのです。
あれです。水芸とかです。
お芝居のラストに蝶が舞う手妻を披露するのだけれど、それが本当に心に染みたのでした。
涼風真世はものすごくうまいし、筧利夫もものすごく筧利夫らしい演技だったし、
久々に観る三上市朗は本当に素敵だった。やっぱ私この俳優さん好きだー!
そんな感じで大満足し、余韻に浸るためルノアールで珈琲を飲む。
ルノアールはお水も出してくれるしお茶も出してくれる素敵な喫茶店である。
有川浩の文庫出てたよなあ、といううろ覚え情報を元に、三省堂へ向かう。
有川浩は見つけられなかったが(発売日が6月22日だった)、代わりに梨木香歩の本と
読み落としてた海堂尊を見つけたのでした。
それからこないだ、Amazonさんにお勧めされていた奥田英朗の小説も。
香月日輪の新しいのも見つけてしまった。あとは、いい加減気にするばかりじゃなくて読んであげよう。って
道尾秀介の向日葵の咲かない夏を。
買いすぎ。絶対買いすぎ。
本屋に行くと占いコーナーへ寄るのが癖になりつつ。。。
できるだけ無駄遣いしないようにしたいです。
有楽町の三省堂、なぜか仏像フェア。
写仏セットが売っていて、うっかり買いそうになりました。
写仏も結構楽しいです。


ここまでが金曜日


ここからが日曜日


なんと1日とんで日曜日。
昼間っから長男と次男を叱り飛ばして泣かせるという事態に。
長男は昨日の夜中、まだ濡れている干してある洗濯物をすべてとっぱらい、床に放置したまま、
自分のものをどどんと干すというとんでもない事をやらかしまして。
次男は自宅にいながら携帯から友達の家電に電話するという、それだけはやってくれるなっていう事を
目の前で堂々と行う始末。
電話代がすごく高いプランに入ってるのよ!あんたは!
思いやりっていうのは想像力だと思う。
今自分がとった行動が、そののちどう影響するかを考えられる力の事だと思う。
洗濯物は乾いてたと思った、と言い訳した長男だが、干してから2時間も経っていない洗濯物が乾いているはずがない。
触った時に気づかないはずもない。
そもそも、乾いていたとしたって、その辺に放り投げられた洗濯物は、一体誰がたたんでしまうのだ。
「あんたには、思いやりがないっ!そういう能力は今身につけないとおとなになって大変な思いするっ!」
とかなんとか。まくし立ててしまいました。
ベランダの窓全開だった。団地中に響き渡ったと思う。。。ぎゃふん。
次男は私にけちくさい事を言われて切なくなっちゃったらしく、シクシクと泣いておりました。
この次男、今日はお友達とプールに行く約束をしていたらしいです。
今日は娘も友達とプール!とかいって午前中に出かけていました。あっつくなってきたからねえ。
次男は泣き止んだ後、あちこちを必死になってひっくり返している。
何を探しているのだ、と聞いてみたところ、水泳帽がない。という。
昨日の夜中に洗濯して海パンと一緒に干したのに、帽子だけがない!と騒ぐ。
はっ! もしかして娘が持ってったんじゃ!
公営のプールは水泳帽が必須なんですね。ないと入れない。
娘が行ったのは都営プール。次男が行きたかったのは区営プール。
「ゆっちゃんもってったかも!」
と言った途端、再び次男が泣き始めました。
さすがに可哀想になってしまったので、次男を連れてデートしてきました。
ああ、なんだか小学生の作文みたいな文章になった。
観に行ったのはダークシャドウ。観たかったんだもん。
ジョニオはやっぱりかっこいい。そしてかわいい。
しかし可愛さ満点なはずの中盤のシーン、私がっつり寝ちゃってた気がする。。。
ティム・バートンにしては思い切りの少ない映画だなーという印象。
相変わらず映像は綺麗でしたけれどね。
MIBも観たいんだけど、これは小学生でも大丈夫なのでみんなで観に行こう。
帰りにらーめんを食し、残りの2人のためにたこ焼きを買い、やっぱり残りの2人のためにプリンを買って帰宅。
帰宅後、娘を叱り飛ばしてまた泣かせてしまいました。
っていうか娘、自分の水泳帽がないって時点で大問題だと思うの。。。
来週から水泳の授業始まっちゃうの。。。
泣きながらふて寝した娘とは対照的に、超ゴキゲンで試験勉強をしてる次男を見てちょっとニヤニヤ。
1:1でどっかに出かけるってそんなに楽しいものなのかー。かわいいなぁ。


SL方面の話。
着物市の設置が始まりました。っても着物市自体の開催は7月1日から。
いつになく気が早いwwwwなんの準備もしてなかったんで慌ててしまいました。
バー営業中でお客さんがいたので、場所取りすることが出来ず、
しゅーちゃんにお願いして場所とってもらいました。
よかったよかった。しゅーちゃんありがとう!
着物市に合わせて新作をいくつかリリースするつもりでいます。
が、メンズが思うように作れないんだなぁ。。。
期間中に出来るようであれば、メンズもいくつか増やしたいなぁと思っているところ。


他人に無責任にかかわり過ぎるのは傲慢である。と思う。
そういうような事で、過去何度か苦い思いをしています。
あの苦味は20年以上経った今でもやっぱり苦いまま。
人と深く関わることは、その人に自分の存在の爪痕を残す事だと思う。
爪痕も残せない人間関係なんて、つまらない。
いずれにしろ、大なり小なり人と関わる以上私たちは影響しあってしまう。
人に何かを施すこと。
無償で、とか 見返りを求めず、とかって綺麗な言葉だけれど、実はあまり好きじゃない。
やっぱり何かする以上、対価は求めないといけないと思う。
ああ、これは程度の差がすごくある話だ。
自分の身を削って、時間を削って、無理をして、みたいなものに対しての話かもしれない。
しかし、軽いものでも重たいものでも、無償だったり見返りを求めない場合、
それは提供される側が主役なのではない。提供する側が自分のためだけにやっていることなんだと思う。
享受する側はそれを絶対に忘れてはいけないし、やっぱりしてもらったら返すのが道理だと思う。
世の中に無償で、なんてことはない。
何かをした人は、絶対に何かの形でそのものに対する報酬を得ている。
そういうことを忘れずに、それでも何かを施してくれた人がいたら、にっこり笑って、
「ありがとう」って言える人になりたいです。

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