サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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どうせ散るなら この場所で咲かせてみせよう恋心 2015-07-29

桜の花が散るように 命短し恋せよ乙女
白いさらしに咲く花は 紅色の滲んだ涙
(アタイばっか / 電車)

 大槻さんは、特撮だの電車だの検索すると全然関係ないもんが出てくるようなバンド名ばっかりつけてるのはわざとなんでしょうか。好きなバンドは?「特撮です」って大体誤解されます。ウルトラマンとか仮面ライダーとかはあんまり興味がないのです。電車なんてもっと興味ない。乗り物は乗れればOKと思っている。家族が車を買うときは、パッと見ただけでわかるような特徴のあるものにしてほしいと常日頃思っています。銀色のセダンとかまず駐車場で迷子になるのです。
 ごきげんよう、たいこです。
 なんとなくSLの製作まつりが一段落したように感じますが、まやかしにすぎません。頭ではわかっていても気持ちが追いつかず、なぜかまったりモードでのんびりしています。絶対に今週末に泣くことになる。
 次のイベント準備は11日から始まるファンタジーガチャカーニバル。作るものはもう大体決めてあるのです。あとは手を動かすだけなのですが、これが遅々として進まない。ガチャガチャを作るとき、レアから作るのかコモンから作るのかは、人によって別れるところでしょうけれど、私は大抵さっくり作れるところからはじめてしまいます。一番簡単に作れるものを1個作って、「このまま簡単なところから進めていくと後が超大変!」って気づいたあたりで大変そうなものに手をつけはじめます。
 先週完成させた妖怪のガチャは、一番大変なところから作っていたはずなのに、どれもこれもが同じくらい大変で死にかけたという、今まで作ってきたガチャガチャのなかでは、ダントツに時間とか手間とか忍耐力がかかっている逸品です。それゆえに、Wip画像をFlickrで公開した時に、コメントで褒められたりたくさんしたのがとってもとっても嬉しかった。私はもう満足だ。作ったものを見て「わあすごい!ほしい!」と思ってもらえる事が一番嬉しい。頑張った甲斐があった!
 次のファンタジーガチャカーニバルもそれなりに手間かけていくつもりでいるのですけれども。今のところ神道と仏教あたりに焦点を絞る予定。巫女服が作りたいのですよね。昔作った巫女服が、忘れた頃に売れていくのです。全部メッシュで作ると、私の巫女服の良さが消える気がするので、まだどこまでメッシュでやるか決めかねているのですが、でもさ、やっぱ袴もリグがいいよね……。ヒラヒラしなくなるけど。そもそも袴はヒラヒラしないものだけど。
思い切って袴じゃなくてミニスカにしてしまおうかとすら思っている。
 巫女さんといえば舞。私の頭のなかには、荻原規子の「レッドデータガール」の主人公がずーっとあって、って今検索したらアニメになってる……! 荻原規子の小説はすごくアニメにしやすい作品が多いので驚かないよ!驚かない!和風ファンタジーの好きな人は荻原規子はすごくよいんじゃないかなあと思うのですが、ちょっと女の子女の子しすぎてる気もするので、好みは別れるかもしれません。けれど修験道やら神話やら、色々なものを取り入れつつ(きちんと調べつつ)描かれている世界は、とっても楽しいです。
 ファンタジーは実際にはありえないような出来事を描くからこそファンタジーなのだけれど、だからこそリアリティが大事だと常日頃思っています。本当はないものをいかにもあるような説得力を持たせてくれないと、私達はその世界の中に飛び込んでいけない。私達が実際に暮らしている日常の些細なところに入り口があって、もしかしたら自分もそこに足を踏み入れられるかもしれない!というわくわく感が、ファンタジーの醍醐味です。
 ハリーポッターのダイアゴン横丁の入り口とか、9と3/4番線とか。
 私は子供の頃、誰も知らない小さな国シリーズを読んで、「もしかしたらコロボックル来るかも!」ってときめいているような子どもだったのでなおさらです。ミヒャエルエンデの「はてしない物語」を読んだ後は、ファンタージェンから1週間位帰ってこれなかった。もう、寝ても覚めても頭のなかがファンタージェン。子供の頃にこういう体験が出来たことは、本当に幸せだったなと思うわけですが、こういう体験をしてしまったからこそ、いい大人になってもファンタジーや虚構の世界で飽きることなく現実逃避を繰り返すようになったとも言えるので、どっちがいいかはわかりません。
 話が大幅にそれた。
 そんなわけで、ありえないような巫女服を作りたいなと思いつつ、色々な平安衣装をぐぐっては眺める…を繰り返しています。そんな余裕ない気がするんだけれども!


 連日の暑さにとうとう負けて、突発的に髪の毛を切りに行きました。多分3年ぶりくらいに。
3年前まではパーマかけたりしていたので、マメに美容院通っていたのですけれど、パーマもういいやってなった途端行かなくなりました。前髪だけが白髪みたいな、昔の佐野史郎みたいになっている私ですが、これも市販の毛染めで色々しのいでおりました。でも市販のカラーって綺麗に染まらないんだよねえ。白髪。
 そんな感じで無精をしているうちに、髪の毛はどんどん伸びて今朝までは腰まであるほど長かったのです。
もうかんざし1本では綺麗にまとめるのも難しいくらいの毛の量になっていて、それでも強引にまとめていたのですが、純粋に暑い。重い。しんどい。
本当は昨日髪の毛切りたかったのですが、昨日は財布を忘れて会社に行ってしまって美容院どころの騒ぎではなかったのです。
 30cmくらい切ったらちょうどいいかな。と思っていたのですが、30cmどころじゃない量の髪の毛を切られました。
正直、髪の毛なんて切りすぎたところでそのうち伸びるので気にしないのですが、かんざしが使えないくらい短くされてしまったよ。。。
 髪の毛の確認をしている最中、タイミングよくテレビではスネイプのアップシーン。鏡の中自分と、瀕死のスネイプ。髪型モロにかぶってんですけど、どうしてくれようこの残念さ。
 誰が悪いわけでもない。ただ、間が悪かっただけ。


 夏休みが始まって、子どもたちが大体家にいます。大体みんな私の部屋に集まります。なぜならここしかエアコンがないから。
ゾンビのようにゴロゴロと転がりつつ、携帯で音楽やら動画を鑑賞している。あーもう、早く夏休み終われ!

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カテゴリー: 日記

手錠の男は 晴れわたる広場の中で 空に怒鳴り声 奏でる哀しいレクイエム 2015-07-15

みんな罪人の 心を暴いているのさ でも
彼を知らないんだ
昔、人を愛したことを
だけど もう いいじゃないか
お別れの背景さ
結んだ指先から 離していくからね
(お別れの背景 / 電車)

 去年の冬だか秋だかに出た(気がする)電車のアルバムから。
一度解散したんですが、また集まってアルバム作ったようで。
なんだか趣味って感じでのびのびやってるところが好きなのですが、昔のアルバムあんまり聴いてないのですよね。
最新のやつはセルフカバーばっかり(だと思う)で、新曲はないのですが、なんでしょう、30すぎてから成長した気がしない私ですが、しんみりと聞くことができてしまうよ。電車。これも成長か、老いなのか。
 というわけで、いまさらCD買ってヘビロテしているわけです。
 ごきげんよう、たいこです。
 前回の記事から1ヶ月くらい経ってしまって、その間に色々なことがありました。
 私のGmailによく来る「たいこさんが前回ログインしてから様々な事がありました」みたいなフェイスブックのメールみたいですが、多分フェイスブックの様々な出来事よりもたくさんの色々なことがあったと思う。
 SLの絡みで一番大きなことといえば、ORIGAMIチームのホラーゲーム、鱗廻がオープンしたことでしょう。
 思えば2011年から、なんだかんだと夏になれば毎年ホラーイベントに参加させて頂いております。私は自分で主催をする、ということができないので、いつも誰かの企画に乗っかる形で参加しています。ホラーといえば波野家だよね、と言われる事はとても光栄なことですが、私は1スタッフ以上の働きは出来ないので、主催として取り仕切る人たちはすごいなあと常々思っています。
 今年の主催はORIGAMIの黒駒さんと玖音さん。今回はモールも大きな規模だったし、豪華なハントもあったしで色々本当に大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。
 ゲームイベントは、幕が開いてしまえば主役はお客さんなので、こちらとしては遠くから見守る位の事しかできません。いつもいつも、オープンするまでがドッキドキなのです。ひと通り、滞りなく進んでいるのを確認して、やっと一段落つけられる。今年は今がちょうどそのタイミングでもあります。
 去年のカガミがとても好評だったので、当然ながら、今年のイベントのハードルは高かった。とはいえ、実際作ってる最中にそんな事を気にすることもなかったのですが。スタッフが変わればイベントの趣向も変わるしチームのカラーも違う。去年のカガミと今年の鱗廻は、同ジャンルのまったくの別物であります。
 具体的にいうと、去年のチームはホラー苦手な人が多めだったので怖さも軽めでした。今年のチームはホラー大好きな人がわりといたので、思いつく限り、色んな物を置きました。なので去年よりも少し怖めになっています。
 今年、スクリプトを担当してくれたのがトノコ。多分、今付き合いのあるなかでは一番古いフレンドのような気がします。ホラーイベントを一緒に作ったのも、これで3度めくらいになるんだろうか。NOと言わないスクリプターなので、今回かなりのわがままを聞いてもらっちゃいました。きちんと形になったのがすごい。本当にすごいスクリプターだと思うんだ私は。変わり者ですけれども。
 毎年こういうイベントを作っていくなかで、次はもっとこうなったらいいな、ああしたいな、とおもうようなことを少しずつ少しずつ叶えていって、今があります。気づけばなんだかいろんな事ができるようになりました。が、これはスタッフみんなの力です。とりあえず幕が開いて、アンケートを見る限りでは様々な人に楽しんでもらえたようで、嬉しい限りです。
 作っているあいだはしんどいことも大変なことも多いのですが、オープンしてしまえば「今度はこういうのやりたい」「ああいうのやりたい」って次の野望を語りだす、この感じは毎年、どのチームでも起きたことです。
 私は今後もやっぱり主催をするつもりはないのですが、いちスタッフとして、またこういう事が出来る機会があれば喜んで参加したいなと思っているのでした。ともあれ、鱗廻は8月25日まで。会期長いので、のんびりと遊びに来てください。
 同時開催のモールも、遊べる屋台があったりと楽しい作りになっています。こちらも8月頭あたりに何かあるようです。乞うご期待。


 色々な事のうち、個人的に一番大きな出来事だった出来事は先週くらいに起きたのですが、未だにまだびっくりしてる最中という有り様。飛び上がるほど嬉しくて、中の人はそれからずっとごきげんモードなのです。が、画面のなかのアバターはめっちゃクールなのよね。この人達本当に無表情。言葉じゃ伝えきれない嬉しさに、どんだけ相手に伝わってるのか……と思いながらもものすごい喜びました。
 お金より形ある贈り物より言葉より、気持ちが伝わる事は嬉しい。お金も贈り物も言葉も、気持ちを伝えるための手段だから当然なのですけれども。それでも日常を当たり前に一緒に過ごしていて、当たり前になっている事や関係がどれだけ貴重なものなのか、ということとか、そういう常に抱いている気持ちが相手にどういうふうに伝わっているのかは、まったくわからないわけです。なので、そういうものが何かの折に見えると、すごく安心するし幸せだなあと感じたりする。
 あなたが思うより私はあなたのことを思ってる みたいな事って、でも本当にあなたがどれだけ私のことを思ってるのか、正確なところはわからないわけだから、そういうようなことを思うことはあっても言う事はほとんどありません。恋人とか夫婦とか、当たり前に傍にいるからこその安心感もありますが、それでも相手の気持ちや何かは分からないことのほうが多いのです多分。そういうところの緊張感は、これからもなくさないで行きたいなと思っています。もう少し慣れてもいいんじゃないのかいい加減、と自分にツッコミ入れる事はままあります。
 そんなわけでここ何日か、乙女モードに静かに拍車がかかっているのですが当然表には出していません。ここに書いてるけど。


 実話系怪談って結構好きなのですけれど、2chのコピペでもすごく怖いものとかよく出来てるものとかたくさんなのですけれど、小説として読んだのは、2,3年前の小野不由美の「残穢」という書き下ろし小説が最後でした。
 ここんとこ本当に暑くて、何か涼しい物を…となんとなく買った小説が大当たりでした。
 実話系怪談。拝み屋郷内シリーズ(なのか!?)ちょっと調べたら本業のサイトを発見しました。
こちら。→https://www.ogamiya.jp/
 私はこの1,2週間で3冊とも読んでしまったのですが、怪談好きな人に是非おすすめしたい小説です。私は特に、長編の「花嫁の家」がお気に入りです。バラバラに点在している怪異がどこかで繋がっていって、ひとつの大きな怪異になるあの感じは、昔経験したことがあったりなかったりでとってもリアルで怖かったです。
 怪談は他人ごとだから無邪気に怖がれるのであって、いざ自分がその中に巻き込まれると、シャレにならないくらい恐ろしい物だってことも嫌ってほど自覚しています。小説でやったら出来過ぎてると思われるような、不自然な偶然が立て続けに起きるのがお化けの怖いところでもあります。その辺、思い出したくないような思い出を蘇らせつつも、目一杯楽しみました。
 怖い話が好きな人は、ぜひ読んでみることをおすすめします。


 私は結構正確に自分の子どもたちのことを把握していると思っているのですが、それを把握しているよって伝えることはとても難しい。その今抱えているどうしようもない孤独感は、きっと一生つきまとう。けれどそれに負けてしまっては、自分が幸せになることは出来ない。自分が幸せになりたいなら、楽に生きたいなら、今の自分の心の弱さに負けてしまっていてはダメだということ。本当に、どうしようもなく自分で手に入れたいものは、必ずあるということ。ただ、それを見つけるのはすごく大変なこと。
 自分の子どもの幸せを願うからこそ、遠回りしたり逃げたりしていることが許せない、というこの気持ち。
 私からじゃなくてもいい、何かから、救いを見出してほしいと願ってやまないのです。
 難しいものですねえ。

手錠の男は 晴れわたる広場の中で 空に怒鳴り声 奏でる哀しいレクイエム はコメントを受け付けていません
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