サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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今年も沢山いいことが あなたにあるように いつも いつも 2014-12-31

A Happy New Year!
今日の日は ああどこから来るの
陽気な人ごみにまぎれて消えるの
こうしてもうひとつ年をとり
あなたを愛したい ずっと ずっと
(A HAPPY NEW YEAR! / 松任谷由実)

 毎年定番。多分12月31日はずっとこれが今日の一曲。子供の頃は何も考えずに歌っていた曲ですが、大人になって歌詞にしみじみとしてしまう。ちなみにこの曲のようにしみじみとした年越しをしたことはない気がします。なんだかんだで毎年バッタバタです。そんなもんです。
 ごきげんよう、たいこです。
 今年はいつもより真面目に大掃除をしたのですが、まだ洗濯物が終わりません。全然綺麗になった気がしない。洗濯物のせいで。子ども部屋は魔窟。恐ろしいほどの洗濯物が出てきました。28日から休むことなく洗濯しているのに、まだ終わらないし、部屋は洗濯物だらけです。冬だというのに部屋の中の湿度がすごく高くなってる!玄関が結露で水たまりになっております。加湿器いらず。……正直とっとと乾いてほしいと思います。湿度が上がると洗濯物の乾きも遅くなると実感しております。エアコンフルパワーなのにー。
 去年手作りした錦玉子、白身部分が卵臭くてなんだかなあと思っていまして。今年はそのことばかりを考えて作ったら、砂糖の分量を間違えました。甘くない。甘さ超控えめの錦玉子に。甥っ子が「おいしくなーい」って言わないことを祈りたい。あとは明日お雑煮を食べて、初詣に行けばお正月のあれこれは一段落。今年は年末に母が入院したのを〆にして、本当に色々家族間でごたごたしたのですが……来年は落ち着くといいなあと心から思います。
 生まれて育った家庭の人間関係でさえ、この歳になってもごたごたと事件が起きるわけでして、血のつながりとか家族という縁だとか、そういう事について少し考えることが多かった1年でした。去年と一昨年と同じように冬が来てお正月が来て、それは20年前も30年前も同じなのですけれど、時間が経っただけ質も関係性も変わっていて、子供の頃にあった家族関係はもうないし、その変化こそが長い時間をかけて家族同士で築き上げてきたものなのだなあ、と思います。縁が濃ければ濃いほど、「やーめた」って投げ出せないものですし、だからこそ学べるものも多いのかな、と。そんなような事を考えながら2014年は終わりそうです。
 SL方面の話。
 幕末SIMがなくなります。31日の0時で長崎SIMがなくなり、その一週間後には京都がなくなります。まったく実感が沸かないのですが、それだけ幕末SIMには思い入れがあるのですよねえ。SLでわいわいと騒いだ最初の場所が幕末でした。長崎は結婚式を挙げたこともあるし、いろんな人といろんな関わり方をして、SLにどっぷり浸かった実感を持ったのも幕末SIMでした。住民会議みたいなこともしていたなあ、と。懐かしいなあ。
 私も5,6年幕末の店子です。気づけば古参の仲間に入っていた気がするのですが、その実感があまりないのは性格か。7年は長いものなあ。。。色々な人と知り合って色々楽しいことをしました。竜馬さんにちょっと無理なお願いをしたこともあります。これでみんなと会えなくなるわけではないけれど、やっぱりなくなるのは寂しいですねえ。。。
 個人的なSLの話。
 パートナーの人とよくお話するようになったのが1月のことで、なんだか1年があっという間でした。付き合いはじめてすぐくらいにカガミの準備が始まって、バタバタと夏に突入し、その間にも思い返せば色々な事がありました。ちょっとびっくりするような初体験もしました。ちょっと挫けそうになったこともあります。パートナーの人のパソコンが壊れたりもしました。きちんと遠慮なく向き合えるようになったのは、その色々のおかげだと思っています。
 彼と私は全く別の人間で、考えることも感じることも違うし、嫌いなことも好きなことも違うわけです。いくら同じだと言葉で確認したって、本当に同じかどうかは実際にその人になってみなければわからない。ので本当かどうかは絶対にわからない。これは彼に対してだけでなく、私以外のすべての人間に対して同じことで、そんな事は頭では充分すぎるほどわかっていても、普段はそんなこと忘れて暮らしています。
 でも、それを忘れると、人間関係は深くなればなるほどズレていってしまいます。こう思ったはずだ!という思い込みは、そうでなかった時に致命的な亀裂を生みます。そしてそれは、お互いが築き上げた絆に甘えすぎた時に起きることなのかな、と思っています。先のことはどうなるかわからない。けれど、お互いが違うということは必ず念頭に置いておく、ということを感覚的に学んだ1年でした。これはすごく大きな収穫でした。
 それを踏まえて、これからも手を抜く事なく、甘えすぎる事なく、お互いに歩いて行けるといいなあと思っています。
 結果が大事か過程が大事か、というのは時と場合によって違うものですが、結果が大成功でもその過程は見過ごせない派です。長く続けて行こうと思ったら、その行動や結果の根源となるところこそが大切だから。だから、どんなことが起きたとしても、根源のところで納得がいけば、私はそれでいい。それなら反省して修正して次に活かすことができるから。今は、そういう感じです。
 RLのことに戻りますが、年が明けたらほどなく次男の受験が待っていて、それが終わると卒業&入学ラッシュです。末っ子は中学生になります。どんどん子どもっぽさがなくなっていって、子どもと自分の目線が近いところまで来たなあと実感することが多くなっています。このまま穏やかに……行ければ一番なのでしょうけれど、なかなかそうも行かないんだろうなあ(笑)

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カテゴリー: 日記

今朝の光は無限に届く気がする いつかは会えなくなると知っていても 2014-12-26

あなたを信じてる 瞳を見上げてる
ひとり残されても あなたを思ってる
青春を渡って あなたとここにいる
遠い列車に乗る 今日の日が記念日
(ANNIVERSARY / 松任谷由実)

 ベッタベタに行こう。最近この曲をちらちらっとテレビで聞きます。すごく懐かしい気持ちになります。私がこの曲を聞いていた頃は、自分には愛だの恋だのなんて遠い世界の話だわーみたいな子どもだったので、歌詞の意味なんて考えることもなかったなあ。母の影響で聴き始めたユーミンなので、おとなになって改めて聞いてから歌詞の意味を知る、ということが多かったです。しかしこの曲、見れば見るほどベタなんだなあ。。。
 ごきげんよう、たいこです。
 セカンドライフのWeb設定ページには、パートナーという項目があります。ここを開くと、「現実世界で結婚するのは難しい? それならSecond Lifeでやってみましょう! 」というすごい説明文が載っているのですが、要するにセカンドライフ内で結婚するというのがこのパートナーなのですね。今年の7月28日に今のパートナーの人とパートナーになりました(パートナーしてもおさいふが一緒になるというようなことはなく、共有財産と呼べるようなものを作れるということもなく、ただプロフィールに「パートナー」として名前が載るというだけなのですが)。結婚式なんかは、結構本格的に挙げることが出来ますし、当然2人だけで写真を撮っておしまい、ということも出来ます。式を挙げるハードルは、RLよりずっと低いのがSL。私はRLでは結婚式ってしたことがないので、その分「ドレスが着たい!」という欲求が強いのでして、自分で白無垢作って売っているくせにドレス着てパートナーの人が色々と手を尽くしてくれた結婚式場で結婚式を挙げてきました。
 今回、主に会場を作ってくれたのがSIM持ちのお友達なのですが、事前から「冒険活劇アクション型結婚式場」という不穏な単語が漏れ聞こえていまして……一体どんな式場なんだとドキドキしながら向かったら、

真っ暗な中に舞い散る桜。これは私が毎年春になるとやる桜吹雪。この椅子も番傘もすごく見覚えがある。若干テンション上がりながら次へ進むと…

試練。しかも9個!わくわくしながら第一の試練へと向かいました。

ナンバーズです。これはパートナーの人と知り合って仲良くなった頃にトモゾさんからベータ版を頂いていて、バーに置いてお客さんがいない時にひたすら遊んだりしたものです。これを見ると無条件にあの頃のお店の中とかを思い出す。

次もトモゾさんのゲーム。これはその後、付き合ってからパートナーの人が買ってきて家に設置していました。当時はパートナーの人が色々とINしづらい状況だったので、ひとりでよく遊んでいたのでした。

実はこのお絵かきクイズ、仲良くなって私の自宅に招いた時に自宅に置いてありました。2人でひとしきり遊んだよなあ、、そういえば。あの頃は冬だった。寒かった。

これは、フリッカにUPしたこれです。SSを見て「試練てなんぞや…」と思った方も多かったようですが、こういうことでした。なかなかよいポーズwwwと思ったらMGSITのでした。MGSITはパートナーの人が好きなお店です。はじめて彼のお家に遊びに行った時に、MGSITのDVDが置いてあった。

何年前なのか、多分格好からして夏なんですが、試練の提供者のバーに遊びに行った時のSSです。後ろ姿で昔の私のアバターを当てるとかは難易度がすごく高いと思いました。実はこの時、行ってすぐに呼び出しがかかってしまってほとんどお話していませんでした。それが時を経て親しい間柄になるなんて、面白い話だなあ、、とちょっと感慨深いです。

ものすごく難易度の高かった質問。これだけ色があると、ほぼ何も考えずに送ってしまっているので……。結局3番目に当てました。これを送ったあとで水色の羽織を買ったパートナーの人は、水色の羽織をしばらく愛用していましたので、私にとってはパートナーの人=水色の羽織という印象が強いです。

ちょっと見づらいけれど、一番最初に2人で使った家具を当てましょうというクイズ。私は即答でした。私は。

英語の授業みたいなクイズ。

これで9個の試練は終了。次のステージ……!?と思いつつ、とりえあずカフェへ。

私のモトカレはジャックだったようです。しかし、喪黒骸骨丸ってすごい名前だ。。。なぜかふんどし推しなモトカレの骸骨。この辺りで登場人物のセリフが面白くて仕方がない私。
一服してさあ、次に・・・!

波野家お化け部門のグッズで作られた空間。この提灯を見ると「カガミだなあ」って感慨深い。カガミは付き合ってまもなく動き始めたイベントだし、私達のお付き合いのスタートラインはカガミとともにあった。間違いない。

まさかの弟。しかもその弟は……!セリフが不穏で仕方がないです。お父さん、クマのような扱い。とりあえず乗り物に乗って先を急ぎます。

お母さんはケモノだった。波野家ファミリーバラエティに富みすぎ。母まで父を猛獣扱い。自分だって猛獣なのに。

お父さん。めっちゃ怖い。っていうかこれは……!しかもお父さん、頭の上にふんどし浮いてますよ。。。頭の上にメガネを乗せて「メガネメガネ」ってやってる人のようなうっかりっぷり。

一家勢揃い。圧巻としかいいようがない。それぞれのセリフも個性に満ちあふれているではないか。

最後の試練。これは簡単でした。3択だったし。

正解はコンソメパンチでした。

なんとグランマまで登場。後ろのSSはシシマル・ザ・シエスタです。何故か生き別れの妹設定。ありえんwwwwww

やっとのことで地上につきました。本当に愛情あふれる&心尽くしのにくい感じで、本当に感謝しっぱなし。こういうのはお金をいっぱいかけた何かよりも嬉しくなってしまう。

ずらっと並んだフォトギャラリー。恥ずかしすぎてSSは引いてとおおおくから撮りました。


こんなにおもいっきり祝福された結婚式は本当にはじめてでした。すごくすごく嬉しかったです。結婚式のSSはこちらあたりに幾つかUPしています。
本当にありがとうございました!感謝でいっぱいです。


 今のパートナーの人とは、面白いくらい考え方がズレたりしているのだけれど、それがまた居心地のよい一因になっているのかなと思ったりしました。こんな私を大切だといってくれて、ずっとかまってくれている。楽しませようとしてくれる。そんなことがとっても嬉しくて、いろんな人の好意をいっぱい受け取って、自分はなんて幸せなんだー!なんて思いました。


そんな感じで年末を迎えます。明日から冬休み!やるべきことはこなしつつ、楽しく過ごせたらいいな。

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カテゴリー: 日記

ケガレてケガレて私はキレイ 2014-12-18

私は生きる あなたの不在を
選んで自由で裸の世界
はばからないわ私はキレイ
裸で間抜けで私はキレイ
(キレイ Ending / 松尾スズキ)

 「キレイ~神様と待ち合わせした女」を観て来ました。今回で再再演。初演と再演を私はDVDで観たのですが、なんでこれ生で観なかった自分!と、本気で悔しい思いをしたお芝居でしたので、今回の公演、必死でチケットを取ったのです。大人計画の舞台は本当にチケットが取れないのです。私の大好きな松尾スズキの描く悲劇。しかも音楽劇。しかも音楽、伊藤ヨタロウ。素晴らしすぎる。上の動画は再演のものです。
 松尾スズキの作品は、建前を全部取っ払ってしまう。自分は自分が信じているほどいい人間ではないよね、みたいなことを突きつける。そして自分はいい人でありたいという願望と、でも自分の欲望は押し通したいみたいな心と、自分でさえ気づかないようにしている、本当の自分の性質と、カッコ悪いのは嫌だ、という他人の目を気にする感じ。本当に嫌なやつがいっぱい出てくるんだけれど、出てくる嫌なやつは皆建前を取っ払って開き直っている。開き直ったところで幸せになれるかというとそうでもないのだけれど。
 あと、どよんと曇っている。先行きの見通しがすごく悪い、でもめちゃくちゃ嵐になるわけでもない、この曇天が未来永劫続いていくような灰色。それは日常私が日常感じている、普通の日々。変化はあるし大事件も大事故もある。けれどそういう変化が起きる時は一瞬で、その状態に慣れてしまえばまた曇天が続くのですよね。それが自分にとって幸せなのかそうではないのか、そんなことは俯瞰で物事を観た時には何も関係がない。私達は死ぬまでの時を、ただただ時間つぶししているに過ぎない。そういう閉塞感。
 なんだかどう転がったっていい方に向かう気がしないよ、という緩やかな絶望があって、そこで自分の本性むき出しにして悪いことをしたりたまに良いことがあったりして、汚れてダメでめちゃくちゃで、でもそれってキレイ。自分がそうなれるかと問われれば出来る気がしないし、やっぱり他人の目は気になるしかっこ悪いのとか恥ずかしいのとかは避けて通りたい。でもそういうカッコ悪いとこも含めて、いいんじゃね。悪いもんじゃないよ。って言われている気分になります。ま、いいか。先見えなくてもなんとかなるか。みたいな。
 この歳まで生きていて、しかも未成年を3人も扶養していれば、未来なんて不安だらけです。一人で生きている人も家族と生きている人も未来に対する不安は等しくあると思う。人生の先輩の様々な姿を観ては不安になり、子どもの今を観て、自分の過去と照らしあわせては心配になる。この不安の根底には、幸せになりたいっていう願望があるからなんだろうなあ。死にたくない、とかさ。苦労したくない、とかね。そういう不安はもう、仕方がないので不安なままでそこに置いてあります。なかったことにするのもどうかと思うし。これはこれで必要な不安なんだろうと思う。あとは自分ではどうにもならないものに対しての不安。未来が必ず良くなると思いきれないこの感じは、きっと今の時代たくさんの人が感じていると思うのだけれど、案外しんどいものですよね。このままなし崩しにどんどん悪くなっていくんじゃないか、という空気はおとなになってからずっと感じていることです。それには抗えない。
 そういうものをしっくりくる形で表現してもらうと、なんだか安心するのはなぜなのでしょう。ああこれこれ。そうそう。って気持ちになる。とにかくなんでもいいから生きよう。ってそんな気分になるのでした。


 再再演、キャストが結構変わっていました。9年ぶりの上演だから当たり前っちゃ当たり前。初演、再演時に阿部サダヲが演じていた役を小池徹平が演じていたり、その阿部サダヲは初演時に古田新太が演じていた役をやっていたり。まさか片桐はいりの演じていたお母さんを皆川猿時がやるとは思わなかったけれども・・・!違和感なかったのがまた素晴らしい。主演の多部未華子はすごく可愛かったです。何も知らないで出てきてしまった17歳の役でしたが、ほんとに何も知らない天然無垢なケガレになっていたなあ。色々と大満足な舞台でした。
 6時半開演で、終演は10時すぎ。まっすぐお家に帰っても帰宅は11時を回っていました。うちは渋谷からはそんなに遠くないけれど、遠くから観に来ている人は大変だなあなんて思ったり。でも、私は長い芝居が嫌いじゃないです。あの空間に1分でも1秒でも長く浸っていたいと思ってしまうのは現実逃避しに舞台を観に行ってるからかもしれません(笑)。
 今年は舞台の本数を減らそう…と決めていて、その通りにかなり控えめの観劇数ではありましたが、その最後にこれだけ面白い舞台が観れたことは、私の今年の幸せのひとつに間違いないです。


 年末が差し迫ってまいりました。私の勤め先では毎年年末休みに入る前、天皇誕生日の前あたりにクリスマスパーティーがあります。全社的に行うイベントで、社員の皆さんが日頃働いている派遣の人々にありがとうをいうという建前のものです。家族連れOK、派遣は近所で働くママも多いので、子どももたくさん入り乱れるお祭りになります。我が家の子どもたちももうずいぶんと大きいというのに、このイベントを楽しみにしています。クリスマス!クリパ!みたいになっています。イベント会場貸し切りでケータリングの立食形式なので、親としては年々体力が……という集いでもあるのですが(笑)
 今年はカレンダーの関係で明日がクリパの日。寒い中自転車すっ飛ばして子連れで参加します。これが終わるともう年末休みは目の前で、私のおやすみに向けてのテンションも天井知らずに上がっていくのです。今年こそはいらないものを全部捨てたい…全部は無理でも半分は…と思っていますがどうなることやら。今年は少なからず大きめな問題が色々とあった家庭内、しかもあんまり解決していないまま来年に突入しそうですが、なんとかゆっくりでもよい方向に向かうといいなあ、と思うのでした。

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