サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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報われろ 君 報われろ 僕 報われろ 人 報われろ 夢 2013-10-06

駆け抜けろ 春
駆け抜けろ 今
駆け抜けろ 過去
駆け抜けろ 日々
(無休電車 / 劇団鹿殺し)

私のここ2年の一番の楽しみが鹿殺し。
行ってまいりました。子供を連れて。
なんだって子連れの観劇日に雨なのか。
公演中の土曜日は他にもあるのに、なんで選んだその日に土曜日授業があるのか。
早退させるつもりでいたら、「午前授業だよ」とか言うものだから帰宅を待っていたけれど、待てども待てども帰ってこなくて1時。開演時間は2時。劇場までは少なく見積もって45分。
ま、間に合わねえ……!
私、自慢になりませんが移動時間などの計算をするのがすごく苦手です。
駅探って便利だけど、駅探で出てくる所要時間は駅から駅の時間なわけです。
何が苦手って徒歩時間を計算するのが苦手。
で、いつも「この時間に出れば30分前につくな」と思う時間の15分前くらいに家を出るようにしています。
なんとこれでピッタリ30分前につくから困る。
30分前とはたいていのお芝居の開場時間で、開場時間目安にして出かけると、席に座ってゆっくり準備が出来るのです。お芝居を観に行くと大抵山のようなチラシをもらうので、そのチラシなどを眺めながら過ごすステキ時間なのです。
で。今日の開演14時、会場青山円形劇場で計算すると。
自宅から表参道までは大体30分。
青山円形劇場は駅からちょっと遠いので、15分。で、45分。
13時半到着を目指すなら、12時45分に出発していなければならない。
13時まで待って帰ってこなかったので、駅に向かいがてら中学から家に向かって歩いているであろう息子たちを捕まえていく作戦をとりました。
そう、友達との待ち合わせならば相手は待っていてくれようが、芝居の開演時間は絶対に待ってくれないのです。
次男は無事捕まえたのですが長男を捕まえ損ねまして。
しかし、学校へ向かってるあいだじゅうずっと電話を鳴らして不測の事態(この場合は学校へ向かうルートと学校から家に返ってくるルートがずれた場合)に備えていたのでなんとかなった。
結果的に会場についたのは13時55分。ぎりっぎり。あっぶなかったああああああ。
なんだかもう会場に辿り着くまでにものすごく疲れたりしたのでした。雨だったし。
ともあれ、お芝居は大変楽しく面白く堪能することが出来ました。


鹿殺しって言うとみんな「なにそれ怖い」って言うんですけれども、やってるお芝居は全然怖くない。
名前と実際のイメージがかけ離れ過ぎた劇団だと思う。
と、SLのバーに「身代わりマリー」なんて名前つけてる私が言えることではないですが。
鹿殺しのお芝居を観ると、必ず結婚する前の10代終わりから20歳くらいまでの自分のことを思い出す。
あの頃に感じたことや思っていた気持ち、あの頃の空気感が自分のなかで蘇ってしまう。
今回の無休電車は、いつも以上にそのあたりがストレートだったなあ。。
夢ってのは歳をとればとるだけ狭まって減っていくものです。
こうなりたい自分と、現時点からなれるであろう自分の予測とがだんだんかけ離れて行くのです。
あ。届かないなと思った時点でなりたい自分と自分の将来を含めた限界との間で悩み、脳内会議を繰り広げ、妥協をして夢を捨てるのです。
大抵結婚や子供の出産などがそのいいきっかけになるような気がします。
それは「現実しっかり見ないと暮らしていけない」というという事をきちんと考えるということ。
そこでスパっと諦めて自分の限界を「ここまで」と線を引くか、そうでないか。
鹿殺しの作品に出てくる人たちは、軒並みこの線引きをしそこねている。
そして、棒に振ってしまった自分たちの人生を振り返りつつ愕然とし、それでも彼らは夢を捨てない。
この、夢を捨てない感じに毎度毎度やられるのです。私は。
今回もまんまとやられてしまいました。
泣いた泣いた。子供一緒なのに恥ずかしいことこのうえなし。
来週は私一人で観に行きます。
1つの公演で2回3回観に行きたくなったのは本当に久方ぶりの出来事です。
そういう劇団に、この歳になってから出会えたことは本当によかったなあと思うのでした。
ごきげんよう、たいこです。
気持ちは分かってるし本人が一番負担になっているの知っていて、
それでも何も言いたくない時だってある。
大変なのは分かってるんです。お疲れ様くらいは言ってあげたかったんだけどな。
でもしょうがない。面白くないって思うのも本当の気持ちだもの。
こういうのをうまく言えないんだよなあ。困ったもんだ。
可愛げって大事なのになんか減ってってる気がして凹む。
まあいいや。考えるのやめよう。寝よう。

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カテゴリー: 日記

あのコの鎖骨のCMは愛してるとささやいた ウソつけサディスト通販め マガイものを売る気なんだろう 2013-10-04

「なぜならかつて人間は」「人間であって」
「良かったことなど」「ひとつも」
「なかったじゃないか」「生まれて」
「驚き」「老いて」
「苦しみ」「病んで」
「倒れ」「死んでなくなっちまう」
「愛して」「恋して」
「愛して」「恋して」
「愛して 恋して エンヤトット エンヤトット」
「ならばむしろ我々は人間以外の何物かに
変化をとげるべきではないのか」
「人間だから愛されないんだ」
「僕が人間以外になれたらあの娘は…」
(人間以外の俺になれ / 特撮)


私が最初に聞いた特撮が、この曲の収録されているアジテーターというアルバムでした。
なぜサードアルバムから聴き始めたのか。それはこのサードアルバムを貸してくれた人がいたからです。
なんというか賑やかに壊れてるなあって思った気がします。
とにかくウサギウサギってウサギがたくさん出てくるアルバム。
ごきげんよう、たいこです。
やらねばならぬこと、やりたいこと、やっておきたいこと、まとめたいこと。
そういうものがごっちゃになって若干溺れかけています。
要するに手を広げすぎているわけです。自業自得。
やらねばならぬことはもともとは自分がやりたいことだったりするわけです。
そう。やりたいことって続けて突き詰めていけば、なんとなく苦痛に感じることのほうが多い。
これは何事に関してもそうだと思うのですけれど、物事には波がある。
すごく良い時の大きな波のもたらしてくれる快感や幸福感が、自分が何かを続けるためのモチベーションになるのでしょう。
というわけで。
ちょっと自分を追い込むためにお買い物をしました。
ノートパソコン!14インチ!
タブレットと悩んでノートを。だってやすかったんだもん。
ノートパソコンでやることは、原稿を書くこと。
家にいるとつい遊んじゃって思うように集中が出来ないのを解消するために。
実は昔から、長い文章を書くときにはお外に出かけて書くのが習慣となっておりまして。
ベローチェやらファミレスやらのざわっとしたところで黙々とシャーペンを走らせるという物書きスタイルでございました。
この間もノートとペンを握りしめてタリーズまで行ってきたんですけれどもね。
なんか、紙とペンってすごく…肩がこる。
思った通りに指が動かない。
本当に紙にものを書かなくなった弊害にほかならないとしみじみ思うと同時に、これでは時間に比べて量が稼げないじゃない!ってちょっと焦ったのでした。
そもそも書き間違えて消すのが大変。ボールペン持ってっちゃったから、二重線だったりグチャっとしたりで出来上がった下書き原稿の汚いこと汚いこと。
それで思い切る決心をしたのでした。
ともあれ、4万円程度なのでパソコンとしての性能は残念すぎるくらい残念。
起動からして時間がかかるわけで。
でも大丈夫。最近覚えたテザリング的なものを使えば、書いたものをそのままアップロードすることも出来る、共有することも出来る。自分のPC間でも充分共有出来る。
私の知らないうちに、世の中はなんと便利になったことかと。
そんなわけで、ものを書く方面の事柄に関しては言い訳も逃げる事もできなくなりました。
あとはまじめに勉強して着々と書き進めるだけでございます。
とはいえ、まだパソコンを入れて運ぶケースが届かないので、もう少しあとになってから頑張ろうと思うのでした。


現実逃避したい気分が真っ盛りなのか、読書の秋だからなのか、怒涛の勢いで読書をしています。
久しぶりに10冊単位で本を買ってしまいました。紙も、キンドルも。
昨日は前のめりな勢いで小野不由美の「図南の翼」を。
もうこれ、何度も何度も読んでいる小説で家には文庫がすでに2冊くらいあるんですけれども、全然飽きない。
そして昨日読んで何度目かもうわからない感動を味わったのです。
小野不由美といえば代表作は十二国記。その十二国記のシリーズのなかの一つが図南の翼です。
このシリーズは、十二国という架空の国を舞台に、様々な人たちが様々な場所で冒険したり戦ったり活躍したりするファンタジーです。
NHKでアニメ化もしているので、そちらで知っている方も多いかもしれません。
とにかく十二国という世界がしっかりと作られていること、その中で矛盾のないように話が進んでいくということ。
そして、何よりファンタジーの世界の中で、リアルすぎるような現実的な物語が進行すると言うこと。
これがこの物語の醍醐味じゃないかなあと思ったりします。
ファンタジーはふわふわしたお話に思われがちですが、このシリーズは全然ふわふわしません。
図南の翼の主人公は12歳の少女。
この12歳という年齢がまたよい。すごくすごく賢くてしっかりしていて強い女の子なのだけれど、12歳ゆえの未熟さもあちこちで垣間見える。彼女の賢いところは、一度起こした失敗は必ず反省するところ。
彼女の強気で賢くてきちんと考えるというところに、すごくすごく惹かれるのでした。


他にも色々読んだんだけど、何読んだんだっけなあ。。。
とにかく読んだら読書感想文を書く!という自分ルールまで蔑ろになりそうで怖い。
書くよ!イベント準備が終わったら書くよ!


色々なことが頭のなかをかすめては飛んでいきます。
思ってることや感じていることは言葉にして伝えるのがとても難しい。
今の自分が客観的に見てどんな塩梅なのかを知ることもむずかしい。
やりきれないことがたくさんあるなかで、それでもかろうじて笑って暮らして今の混沌を乗り切りたいなと切に願うのでした。
書きたいことは本当にいっぱい。
でも、ブログにその書きたいことをきちんとまとめるほどの余裕もない今はちょっとまずい。
さて、なんとかかんとか、この秋を載り切らねばいかん。
出口のない悩みは後回し。将来の不安も後回し。
とりあえずキラキラした将来の夢に向かって、逃げずに書かねばならないのだ。

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