サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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ゆっくり消える虹見てて トリコじかけになる 2012-01-12

振り返ることもたまにある 照れながら思い出す
遠くて近い つかめない どんな色か分からない
ゆっくり消える虹見てて トリコじかけになる
繰り返すこともたまにある ぼんやりとただ意味なく
遠く短い光から 水のしずく跳ね返る
ゆっくり消える虹みたく トリコじかけにする
(虹/電気グルーヴ)

相変わらず風邪です。
内科でもらった抗生剤に一縷の望みをかけつつ、まったく止まりやがらない咳にイライラしつつ、
相変わらず風邪です。
困る。咳困る。だるいのと節々の痛みは半分くらいとれました。
昨日がピークだった気がする。
明日にはだいぶ動けるようになっていると思います。
信じたい。
こんな私の風邪状況を皆さんに知らしめても意味がないのでですね、あれです。
ごきげんよう、たいこです。
ちょっと前に実家に置いてきちゃって読みきれなかった本を、正月に読了したのでその話でも。
初の作家さんで名前をメモしておきたいという気持ちもありつつ。
「体育座りで、空を見上げて」椰月 美智子
主人公はもうすぐ中学校入学する女の子。
中学校は恐ろしいところだ、怖いところだ、という噂話におののくところから物語がはじまる。
この女の子の過ごす3年間の中学生活を綴った作品なのだけれど、中学生の心理描写がとってもリアル。
学校時代のなんとも言えない窮屈感、閉塞感。
それでも私の中学時代は、周囲に恵まれてとても楽しいものだったのだけれど。
けれどこの時代にオトナから言われたりされたりした理不尽な出来事のいくつかは、未だに心のなかに残っている。
当時も今も、あまりに的を外れすぎて笑い話にしかならなかったけれど、大人になってその言動を考えると「先生もいろいろ大変だったんだなぁ」という気持ちも浮かんでくるから不思議。
著者は1970年生まれらしく、1976年生まれの私とは若干の世代のずれがあるのだけれど。
その当時に流行っていた歌やタレントが背景として出てくるのもまた懐かしい。
私の中学校は男子は坊主だったので、色気づいた男の子たちが必死におしゃれを追求している姿は涙ぐましいものがありました。
校則にしたって、今思えば「なんでそんなことにムキになったのか私たちは」と思うような事ばかりなのだけれど、それでもムキになって校則のアウトとセーフのラインを行き来していたような気がする。
靴下の三つ折りの幅なんて、今になれば本当にどうでもいいことなのです。
ヘアゴムの色が紺なのか茶色なのか黒なのかなんて、さらにどうでもいいことなのです。
そんなことひとつにムキになっていた中学時代は、きっとみんなが葛藤する時期なんだろうなぁ。
大人が子供相手にごまかしていたことなんかが見え始めるのが中学時代。
それでもまだまだ自分には甘い、その詰めの甘さが中学時代。
反抗期ってきっとそういうこと。
はー。めんどくさいな反抗期。出来れば避けたい反抗期。
けれどその波はすぐそこまで来ております。私の子育て。
親である自分自身も、少し気を引き締めてかからないといけないのが反抗期なんだろうなぁ。
そんなこんなで、私は読みながら主人公の親の方にも感情が傾いたりしてしまったのですが。
私はこの小説の子のように暴力を振るうようなことはなかったのですけれども、
というか実際それどころじゃなかった。中学時代。
けれど、私のような苦労をしていた子どもだって実際にとっても多いと思う。
私の中学時代の家庭における立ち位置は、母の離婚相談室であった。
思春期で自分の価値観もグラグラしてるような年齢の子どもによくそんな話をする!と、
今でこそ思うけれど当時の自分にはそんなことを思う余裕すらなかった。
ホームドラマばりに母が家出してみたり、なんだり。
確かに当時はオオゴトだったけれど、今になってみれば笑い話でございます。
私は昔から無駄に考える子どもだったので、中学校3年生の冬には、
「ああ、そうか。親も人間だ」
と、さくっと親離れいたしました。無駄に考えた成果。
私にとっての中学生活とは、本当に親離れするための期間だったんだなと思います。
友達みたいな親子って言うけれど、そういう関係になるのは言うほど簡単じゃない。
親には話せないことって実は沢山あったし、話しても理解されないことも実に沢山ある。
友達みたいな親子っていうのは、友達みたいな距離感をもてる親子ってことだと思う。
それは、相手を見下さない、相手を信頼する、最低限の礼儀をわきまえるということ。
子どもが未熟なうちは、友達みたいな親子になんて絶対になれないのだ。
私の母は、最初からこの「友達みたいな距離感」を持っている人でした。
子どもの私からすると、この距離感は時に非常に欲求不満だし、
時に不必要な荷物を背負わされる気分になったりしたものです。
大人になった今、母親のこの距離感は非常にありがたい。
父に関しては親子というほどの関係を結んだ記憶が無いので、離れてしまえば近所のおじさんという程度。
このような家族を持って育ってしまったがゆえ、私には親子の距離感の煩わしさとか息苦しさを感じたことがありません。
おそらく私の子供たちも同じように感じていることと思います。
この感じがいいものか悪いものか、私にはわからないのだけれども。
とりあえず子供たちは、それなりに楽しく暮らしているようですし、
未だに私のことを愛してくれているようです。一安心。
これからきっと、いろいろ濃厚に大変なことが押し寄せるんだろうなぁって戦々恐々としつつ、
それでもそんなに簡単に自分は変わらないのだ。
うーん。。。でも、自分の反抗期を振り返ってみるに、
子どもたちの反抗期をスキップすることはできないだろうかって考える私も確かにいるのですよねえ。
本の話から盛大にずれたけれど、だいぶ長くなったのでこのへんで。

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カテゴリー: 日記

人として 軸がぶれているのさ

もう、わかったぜ 報われぬ そのわけ
人として 軸がぶれているのさ
ああ、わかったぜ ふるえてる そのわけ
誰からも 支えられてないからさ
居直るんだ!僕らはもう
ブレブレブレブレブレまくって
ふるえてるのわかんねぇようにしてやれ!
ずれるぜ!もうブレブレ人間でもきっと
君に会えば変わる?
(アタシがいるよ 気付いて…)
(人として軸がぶれている/特撮)

人としてぶれていることはダメなことなのでしょうか。ね。
生きづらいのは確かだ。
ぶれていることを知ることと、どこがぶれているのか理解することは別のこと。
どこがぶれているのかを知ることが出来れば、おそらくアチラ側に行けるんだよなぁ。
でもさ、自分自身がぶれている人間好きなのだから仕方がない。
ぶれていない人の生き様を見て羨ましいな、あんなふうに生きたいなと思うことと、
その人そのものに魅力を感じることは、大きく違う。
なんでこう、ぶれている人にばかり目が向いてしまうのでしょう。
ぶれている、言い方を変えると規格外。
とにかく、私は規格からちょっと外れた人に惹かれるようです。
ごきげんよう、たいこです。
新年早々、思いっきり風邪引きまして。
3連休終わったと思ったらこじらせまして。
2日も会社を休んでおります。大丈夫か俺。
とにもかくにも声が出ない。
そしてだるい。
でも熱はない。
明日は会社に行けるといいんですが……ね……。
金曜日に入れた仮歯が絶好調に抜けやがります。
2日もたないってどういうことなんだ。
原因は寝ている間の歯ぎしり。
寝ている間まで気を使えるほどスーパー人間ではないので、これはもう仕方がないと諦めるしかないの?
担当の先生がいるときは、治療費サービスしてくれます。
色々と粗いけれどきっといい先生だ。よかった。
まだどんな歯を入れるかの話してないけど、きっといい先生だ。
月曜日の話を書こう書こうと思っていてかけないでいたのは、風邪のせいです。
いい加減書かないと色々忘れてしまいそうなのでちょっと書いておこう。


月曜日はお出かけをしてきました。
池袋のサンシャインというビルの2階と3階あたりに、
ナンジャタウンという屋内型遊園地のようなものがありまして。
そこへ行ってきました。
楽しかったです。
餃子食べたりアイス食べたりひなたぼっこしたり、
のぼっちゃいけない階段にのぼろうとする人を止めたり、
とりあえず扉を見ると開けてみようとする人を止めてみたり、
プラネタリウムに行こうとして満員で諦めてみたり。
楽しかったです。
おみやげに素敵な手ぬぐいを2枚もらいました。いえーい。
手ぬぐい好きなのです。
手ぬぐい集めているのです。
集めているけど普段使いするのです。
手ぬぐいは使えば使うほどいい味が出ると信じて疑っていません。
会うまでまったく想像のつかない人だったのですが、
会ってもまったくその印象が変わらなかった、とだけ書いておこう。
びっくり箱のような人でござる。面白かったでござる。
まさか餃子食べてる最中に仮歯が取れるなんて思わなかったんだ。
まったく罪な仮歯である。
マスクで隠すまで、いろいろと気が気じゃなかったことは内緒で。
仮歯はね、前歯3本なのですよ。
前歯3本がない顔を人様に晒すのはかなりの抵抗があるんですよ。
全く本当に罪な仮歯である。
行動の想像がつかないっていう経験は、実はあまりしたことがありません。
なもんで、色々と静かにびっくりしたことが沢山ありました。
私は、臆病なもので、いろいろが見えてこないと不安になります。
まるで見えない、でも悪意が見えないっていう経験はあまりしたことがありません。
新年早々、初体験がいっぱいあった月曜日でありました。
いやーほんと、とりあえずこの風邪を治さないとどうにもならないねこれ。。。。


やらなければいけないSLの中のタスク、
とりあえず半分くらいは消化した気がします。
残りの半分と、この少し先に一気に増えるタスクと、そんなこんなで2月の半ばまではてんやわやな予感です。
楽しいことだけをしていたい。
面倒な事はできるだけ遠ざけたい。
今、自分が一番何をしたいのかがちょっとわからなくなっておりますが、
自分がしていて楽しいことははっきりしているわけで。
しかし寒くてこう体調もすぐれないとですね、人肌も恋しくなるってもんなんです。
人肌っていうか、あれだ。心配されたい!!!!
ああ、なんか書いてて自分がとっても頭の悪い子になった気がする。
でも心配されたいって気持ちはきっと色々な人が分かってくれていると信じよう。そうしよう。
とにかくも私はこの風邪を治さねばならないね。
そんなわけで、お医者さんの言いつけを守るべく今日は早寝をしようと思います。
皆さんも体調にはちょー気をつけてくださいね。
やりたいことができないって一番つらい!

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カテゴリー: 日記

人に触れていたいと願うヒトが好きだ 2012-01-09

孤独を 望んだフリをしていた
手の温もりは ちゃんと知っていた
その手に触れて いつか離れる時が来るのが恐かった
(Tile of mine/BUMP OF CHIKEN)

いっそがしいいっそがしい!
RLはさほど忙しくもないのですが、SLの中に入ると一気に忙しい人になります。
とか言いつつバー開けたりなんだりしてるんですけれどもね。
そろそろ情報公開解禁になりそうな2月のイベントとか、
15日から始まるカフェハントとか、14日から始まるシーズンガチャとか、
2月にある男女別ハントとか!
どれもこれも「わぁ楽しそう」っていう物だけに困る。
どれもこれも積極的に取り組みたいだけに困る。
だのになんであちこちで油を売るのか。私は。
そんなこんなで適度に油を売りつつ、やることはちゃんとやっていこうと思います。
今一番重たいのはイベント。
楽しいんだけど煮詰まると筆っていうのは止まるものなんです。(言い訳)
あっちこっちで書けるような体制整えないとだめかなぁ。と思ったり。思わなかったり。
ごきげんよう、たいこです。
本日はお芝居を観てきました。
押忍!ふんどし部 という、タイトルからしてふざけた芝居なのですが。
いやー若い。出てる子たちがみんな若いのですよね。
Cubeという事務所の子たちが(多分)頑張ってるんだけれど。
若さあふれるという感じで、若い男の子たちがふんどし姿で大暴れしておりました。
なんだろう、「僕達がんばってます!」っていうのを舞台みたいなところで観るのってあんまり好きじゃなかったんですが、そういうところをエンターテイメントに昇華している感じはすごかった。
演出は大好きな河原雅彦。
マッチャーは開演直前に客席の隅っこに陣取っていました。
「おおう!マッチャーだ!」と心のなかで叫びつつチラチラ見てしまう私は間違いなくミーハー。
演出のお仕事の力っていうのを実感した舞台。
飽きることなく最後まで楽しむことが出来ました。
客席は若干男の子たちのファンが多いようで。。。
非常に温度差は感じましたが、私みたいな河原ファンも少なからず混ざっていたのは見逃さなかった。
ベッタベタのキメポーズとか、歌と踊りの後ろで流れている映像のセンスとかもう素晴らしかった。
人を楽しませるということについて、色々と刺激を受けて帰ってきました。
そう、2月のイベントのために。
私はSLという狭い場所での活動ですが、それでも出来る限りのことをしたい。
できるだけひとりよがりにならないように。遊ぶ人の目線を忘れないように。
それから、いつでも引きの目線を忘れないように。
これってすごく難しいのです。特に引きの目線。
ものづくりはいろんな人とするととても楽しい。
ノー天気に作れる人とだとなお楽しい。
SLだからそれでいいんじゃないかと思う。
自分で作ったものは、作ったその時は「俺様すげえ」って思ったりするものです。
思わなかったものって、どれだけ売れても恥ずかしくて看板下げたくなったりするものです。
作った時に「うわーすごーいかわいいー!」って自画自賛出来るよろこびってある。
そういうふうに喜べたなら、私はそのものが他の人に受け入れられなくても多分気にしない。
いや、ちょっと気にする。反省材料。
ごっこ遊びはごっこ遊びなりに真面目にやると楽しさもひとしおなのです。
ものすごいスピードで作った新作その1ですが、出来栄えは大満足なんだ。
まるで手のついていないその他のタスクに関しても、徐々に手をつけ始めないとなぁ。
しかしなんだってこう、常にマルチタスクなんでしょうね。
それはね、私が飽きっぽいから!
明日はちょっと気合入れておでかけです。
今から不安でどっきどきなのですが、存分に楽しんで来ようと思います。
いつものうだうだと長い文章は、思いだけが渦巻いていてまだちょっと書けない。
書けるくらいにまとまったら、またきっとうだうだ長いこと書こうと思う。
そんなわけで、あと1日の楽しい連休、みなさまも楽しんでくださいね。

人に触れていたいと願うヒトが好きだ はコメントを受け付けていません
カテゴリー: 日記