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小説

かなり経済的な娯楽、という捉え方をしています。
小説を読むのは好きです。
ノンフィクションよりもフィクションが好きです。

フィクションというのは、言い換えれば嘘で。
どれだけ上手に嘘をついてくれるかな、ってところが好きなのです。

嘘の中に誠がある。
フィクションという嘘だからこそ、心に響く誠があったりする。

自分の伝えたい事、テーマを、物語という嘘のオブラートに包んで伝えられることは、素敵なことだと思う。それがきっと表現なんだな。


小説も映画もお芝居も。


娯楽と呼ばれるものって、不必要なものなんですね。生きていくうえで。
なくても死なない。
なくても死なないけれど、なくなると生きていくの結構辛いとも思う。

無駄な部分、余白の部分って大事なんだなぁ。
そして私にとって、一番手軽に接する事ができる娯楽が、小説。

人に生まれてきてよかったなと思うことは、こういう娯楽を楽しめるということ。
余分にすぎないのだけれど、それが自分の人生に少なからぬ影響を及ぼす、というのも、娯楽の素敵なところだと思ったりします。


ちなみに。好きな小説は、幸せな小説。優しい小説。
せめて嘘の世界くらいは、ほんわかしたいなというのが本音です。
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