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運命の輪みたいな話

全てが運命の定めた出来事とするならば。
全ての出来事は最終的なひとつの結論に向かっている。

はじまりから 運命の采配の神様に魅入られている気のするこの縁は、私が白旗をあげようとすると条件を緩和してくる。

さて、そういうふうにこの縁を引っ張っているのは、

私なのか。

貴方なのか。

彼女なのか。

それはおそらくさほど重要ではないのだけれど、これだけ重要な岐路のキーであるこの縁くらいは、本当は自分で引っ張ってみたいというのが本音。
一方で自分だけが引っ張っているのではないと実感して、ある安心感を得るのもまた本音。

全ての出来事から意味を拾い上げ、それを吟味し、並べ替え、ひとつの形を創りあげる。
これから起こる出来事の予測に使ってはいけない。
軌跡に対してのみ、何かを定義づけられる。

兎に角、今の私に要求されているものは。
ひとつの出来事に対して固執して穿った見方をするのではなく、広い視点から冷静に今現在のみを吟味すること。

過去は未来を判断する材料にはなり得ない。
少なくとも、今現状では。
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