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現在の自分と過去の自分

たとえば、10年前の自分と今の自分を比べてみる。
私は今度の3月で30歳になる。


10年前の私は、20歳になることを非常に恐怖していた。
怖くて怖くて仕方がなかった。
それは、高校を卒業するときにも味わった感覚だった。


何の感覚か。


自由になることへの、漠然とした不安だったのだと思う。
大人になるということは、自由になるということで、自由になるということは、それなりの責任を自分で負う、ということだから。


そう言う事を考えて、果たして今の自分にそれだけの度量があるのだろうか、と、恐怖していた事を思い出す。


そして今、もうすぐ30歳になろうとしている私は、似たような恐怖を抱えている。
「30歳ってオトナだよな。でもオトナってなんだろう。」


いくつになっても、身の丈と実年齢が合わない、という感覚に苛まれている。
でもそれはきっとそういうものなのだろうなぁ、という気もしている。
私が20歳の時に想像していた30歳というのは、今の私なんかよりずっとオトナで、ずっとかっこよくて、、、なんてね。


実際その年齢になってみると、「へーなんだこんなもんかー」となる、ような。


そして。


20歳の私と今の私、比べてみると結構違う。10年間の間に学んだ事は、結構多い。そして大きい。
そういうものなのだろうなぁ。


徐々に、時に劇的に変化する自分自身。


変化を恐れたら、そこで自分の成長は止まってしまう。
だから、常に身の丈に合わないなぁ、と思いながら、暮らし続けるのだろうなぁ。
その積み重ねがすなわち、成長するということなのだろうな。
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