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説明文の読めない女

自分が書こうと思って、初めてきづくことがある。
本の読み方の癖のこと。
最近ちょっと真面目に文章を書こうかななんて思っていて、いろいろと考えているうちにぶち当たった。


私は描写が出来ない。


風景、状況、の、説明のような描写が出来ない。
小説に限らず、私は昔から、「説明的文章」というのが苦手だった。
国語のテストをやる。


文学的文章、満点。


説明的文章、ボロボロ。


自分でもどうかと思うのだが、この好き嫌いの差が激しい。私。
説明的文章を読むのが下手なのだから、書くのも下手、というのはこれ、当然のことかもしれない。なんて思ったのだ。


小説を読む時も、私は描写な文章を斜めに読んでいることを自覚している。
斜めに読んでいるんではないの。
頭に入ってこないの。


そういう想像力が欠乏しているのは、日々さまざまな事柄から、自覚することができるのだけどね。ものを説明するのに、「だいたい何センチ」って言い方をするでしょう、人はよく。
私にはそれがわからない。


「大体15cm」と言われて、具体的に大きさをイメージすることが出来ない。
風景の描写も、建物の説明も、すごーーく頭を使わないとイメージすることが出来ない。
で、何度読んでも上滑り。文章。


こういう人に道の説明をさせるととんでもないことになる。
誰かに何かを説明するのが、非常にへたくそで苦手である。
「意味がわからない」
よく言われる。もう慣れっこだ。


もうきっと、これはなおらないのだろうな。
そうか、私が風景描写なんかが嫌いなのは、理解できないからか。
だから推理小説が読めないんだな。


自分の特性、発見したという話。
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