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ラブレター

運がいいとか悪いとか人は時々口にするけど、
  そういう事って確かにあると貴女を見ててそう思う。



と歌ったのはさだまさし。
運が悪い、自分は不幸に好かれた人間だ、って言う人結構よく見かけるし、口にしなくても思っている人はもっとよく見かける。


「なんで自分だけ。」
「自分は悪くないのに。」
って。


私は。


「運悪いなぁ、ついてないなぁ、はは。」



と、笑って自分自身をネタに出来てしまう強さが欲しい。
自分自身を物語りに昇華してしまえる強さが欲しい。
まだまだなんだなぁと思う。
素敵な道化になれたらいいなぁと思う。

自分の両手でわっかをつくる。
そのわっかの中に入るだけのものたちから、何かが返ってくることだけ。
それが至上のよろこび。


運は自分で決めるもの。
「運がいいとか悪いとか、そういう事って確かにある」、その言葉はとても優しい。
そういう言葉が必要なときがある、事もわかる。けれど。
運だって縁だって、自分で選んで掴んだ結果。


その根源を探っていけば、選択したのは自分自身なのだから、それが一番の結果であるはずなのだ。
選ぶ前ならば。可能性はいくつもあるだろう。
けれど選んだ後の可能性はひとつしかない。
全てが必然なのだから。


運や縁と呼ぶこれらのものは、全てあった事、事実なのであって。
それらに本来意味はない。そこに意味を見出すのは、その事実を捉えるその人本人の主観。
意味なんてないよ。全部が勝手に起こっている事。
そこに繋がりなんてないよ。


当たり前。


けれどもそこに意味やつながりを見出す想像力は、きっと生きて行くうえで大切だ。
少なくとも私にとっては大切だ。
ただの事実の羅列を、私はあざなう。そのあざなってよりあわせたものこそが、私のパーソナリティだったり人生そのものだったりするのではないかな。

起こった出来事は全て必然なのだから。
その出来事に、私がどう意味を見出してどう動くか、どう変わるか、どう進むか。
それも必然というもの。


というわけで、ここのところに起こったいくつかの縁に私は感謝をしたい。
尻ひっぱたかれた気分でおります。
思いもしない方向に流れたけれど。


私の才能、という話を私に聞かせてくれた貴方に感謝。
そしてそれを素晴らしいタイミングで実感させてくれた貴女に感謝。


そして、絶妙のタイミングで私の一番近くにいて、じっと見守っていてくれる貴女に感謝。貴女との縁のおかげで私がこうなっている事に私は大きく大きく感謝。貴女がいる、と思うだけで様々な事柄に歯止めがかかったり腰が上がったりしている事実は、今の私には非常に非常に大きい。
貴女もそうである、って確信できるこの縁に感謝。願わくば無理しないでください。と、自分の事はさて置き本心から言える対象がいる事にとても救われている。


私を見て、思いっきり笑ってください。
その中に何かが残る人がいるなら。残して行ってください。
どちらも私にとってはとても嬉しいこと。幸せなこと。


ここを覗いた全ての人に、感謝。読んでくれる全ての人に、感謝。
「あああああもうみんな大好きだ!」
と、思える今の瞬間は、すごく幸せ。
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