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余計なお世話

遠い親戚ほどやっかいだ。
心配のない、心配の振りをした好奇心が大嫌いだ。
何か問題が起こった時に、誰か一人の当事者の話しか聞かずに判断する人が大嫌いだ。
ましてやそれを、「それが唯一正しい答え」という姿勢で説教する奴は反吐が出る。


親切の押し売りはやめて欲しい。
事実の裏側を知らずに責め続けるのはやめて欲しい。
しかもそれが解決したことなのだから尚更。
一体何ヶ月引っ張るのか。この話題で。




久しぶりに会った叔母は、開口一番にこう言った。


「あらー久しぶりー。子供たちにはしょっちゅう会ってるけど貴女にはしばらく会ってないわね」


新年早々嫌味ですか。叔母様。
私は離婚した年の1月〜3月、祖母の家で妹に子守を頼んで仕事に行っていた。
保育園の入所が4月だったから。
その当時の事を彼女は言っている。


「子供を朝から晩までここに置いてたんでしょう?」


いきなりトゲのある言い方ですね、叔母様。
それでは私はその3ヶ月間、どうやって生活すればよかったのでしょうね。
それでも毎日子供を預けることが出来なくて、週に3日しか働けなかったというのに。
叔母様、貴女が代わりに私の家の家計を面倒観てくれるつもりでいたのですか。
それほどの甘えも許されませんか。私には。


「去年よねぇ」


叔母様。それは2年前の話です。
2年前の話だと私が言っているのに聞く耳もたない叔母様。
そうですか。あれが去年だとしたら、叔母様の目に映るうちの娘はさぞかし急成長を遂げたでしょうね。一体どんな話を祖母から吹き込まれているのやら。


話は変わってすでに解決した、妹拉致事件について。
今度は従姉妹が突拍子もないことを言い出した。


「あなた、おばあちゃんに心配かけちゃだめだよ。行き先わからなくて本気で心配してたんだよ」


ストーカーに狙われているうえ、祖母の家に上がりこんだストーカー本人と仲良く喋っている祖母に私が何を言えただろう。
妹<ストーカーくらいで好意バロメーターあがっていたくせに、私が当時居場所を教えたらまちがいなく貴女は私の家の電話番号と住所を教えていたでしょう。
29のいい大人が、後先考えずに連れてくるはずがない。


何を言っても通じない従姉妹。


「何があってもおばあちゃんにだけは・・・」


と、何度も念を押されました。
そこまでバカじゃないですよ私。
最悪の事態が起こった時に、たいして傷つきもしないくせに。
無責任な親が増えている、らしいが、無責任な「大人」の数の実に多いこと・。
色々なものを捨てて整理したい気分です。


あーめんどくさい。勝手にしててくれ。
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