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生まれたこと

事件だと思う。
幸いにして、両親・家族から待ち望まれて祝福されて生まれて来たひとにとっても、
残念ながら、産むかどうしようか迷ったりして生まれて来たひとにとっても。
自分の生命の誕生が、自分を産んだ人にとっての大事件であることに間違いはないと思う。


ひとはそうやって、誰かにものすごく大きな衝撃と影響を与えて生まれてくる。


生まれたことが、どの瞬間を指して言うのかが私にはイマイチ分からないのだけれど、
うーん。。。
お腹に命が宿った、と、母親が認識した時がそのいのちの存在のスタートのような気がする。
他者に認識されることで初めて、自分の存在が生まれると思うから。


だから残念ながら、「おぎゃあ」と生まれる事なく亡くなってしまったいのちも、
そう言う意味では「生まれて」いるのじゃないかな。


生まれたことは事件だ。
それも大きな事件だ。
生まれたことに意味のない人なんて一人もいない。
生まれたことに意味のないいのちなんてひとつもない。
その存在がとてもとても短くても。


だって誰かに、少なからぬ影響を与えたんだから。
私のもとで生まれてきたいのちに、私は感謝する。
うまれてきてくれてありがとう、と。
私を選んでわたしのところに来てくれてありがとう、と。


生まれたことに意味がないと思えても、それは違う。
意味はある。生んだ側からは、とってもとっても意味のある存在なのだから。
人生を大きく変えるほどの影響を与えられるのだから。ね。
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