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普通

普通、という基準はどこにあるのだろう。
けれど、皆使う言葉。


思うに。


自分を基準とした、許容範囲のわっかみたいなものがあるんじゃないのかな。
許容範囲内、その、わっかの内側がその人にとっての、「普通」だと。


わっかの広さもわっかの形もきっと人それぞれで、その中心となる人そのものの立ち位置も皆違う。
わっかとわっかの重なり合うところ。大勢の人の許容範囲の内側、となるところ。
それを普通と呼ぶのかな。便宜上。


けれど、そこにかからない許容範囲を持っている人も、必ずいるわけで。
だとすると、「普通」という言葉で色々なものを括ってしまうのは、至極乱暴で危険な事になりはしないか、と、思うのです。


まず。


私はその人の持つ「普通」をさぐることから、コミュニケーションを始めたりする。
そういう風にしていくと、この世に普通じゃないことなんてないんだな、と思う。
逆に言えば、普通なんてものもないんだなぁ、と。


「普通」と、便宜上使うのは構わないと思う。
けれど、「普通」なんていう概念を頭の中に常に置いてある人は、なんて詰まらない、なんて面白い事を見逃して生きてるんだろう、と思う。


もったいないよね。世の中には、すごーーーーーく沢山の価値観があるんだからさ。
それを噛み砕いて自分の中で納得させることなく、突っぱねるのはもったいない。


いろーんなものを吸収して、取捨選択をして、自分のわっかを広げることは、結構楽しい。
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