サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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あくび猫、目の色はクルクル回るそろそろ 2022-05-03

そろそろ希望乗っかってこう
仲間集め、メシでも食いに行こうぜ
楽しいことしかない これからは必ずや
楽しいことしかない 根拠なんてないけれど 晴れるよな
(楽しいことしかない / 筋肉少女帯)

そんなわけでGWです。今年は2日有給を取るだけで10連休になるのですよね。最高。
かねてから娘と約束していた、「GWに三宅島に遊びに行く」を果たしてまいりました。
娘のたってのリクエストで、骨の人ことちきびた氏もさそって。
ちきちゃんは快くどころかノリノリで快諾してくれました。ありがたい。

三宅島はフェリーで行きます。フェリーは天気や風の関係で出たり出なかったりするので、電車や新幹線よりもドキドキ要素が多いです。また、東京から三宅島に向かうフェリーの到着時間は大体朝5時です。なので、三宅島の大抵の民宿には、朝休憩(仮眠)&朝ごはんのプランがあります。
三宅島にはフェリー用の港が3つあります。出航時には、どの港につくのか決まっていません。到着の2時間くらい前に決まる感じなのかな。。。なので、宿の人はその情報を確認してから到着港にお迎えに来てくれます。
大体季節によって、この港に到着しやすいみたいな傾向はあるらしいですが。

東京から出るフェリーの時間は22時半。三宅島に行く船は1日1便なので、これ以外の選択肢はありません。
当日、東京土砂降り。
出航状況も、出航はするが接岸できない可能性あるよ、くらいの感じ。
ちなみに接岸できないと、そのまま終点の八丈島まで連れて行かれるそうです。八丈島で差額を支払い、折り返しの船にのって三宅島を目指す、と。この折り返し時にも接岸できないと、そのまま東京まで乗ることになるそうです。怖いw

ところで週間天気予報では、私達の行く日程すべて雨でした。
星空見たいねーーとか言ってた私達、涙目。どうにか天気ずれないかと祈っていたのですが、到着した30日はすごくいいお天気でした。
 しかし翌日からは雨になるとのことで、この30日に行けるところはできるだけ回ってしまおう、と、娘のガイドで島観光。
私のなかのメインは神社巡り。三宅島には100個以上の神社があるんだって。すごく多い。
当然全部は回れないので、娘のお勧めのところをいくつか。それとやはり三宅島といえば噴火ですから、その辺の主だったスポットを。

 

御笏神社。拝殿のほうに行ったらお母さんと小さな子たちが神社のお世話をしていました。

拝殿の裏にあった社。狐様がとてもかわいかったですねーー。

椎取神社。

2000年の大噴火時に埋まってしまったんだそうです。
今は隣に作り直されていました。
本殿の奥を進んでいくと、岩を削り取ったような形のところにお社がありました。

二宮神社。赤と白がかわいかったなー。
そしてやっぱり本殿の裏のお社がよい。

富賀神社。
全体的にお庭みたいな雰囲気の神社でした。
隅っこの方にもう使わなくなった社が置いてあった。

海!
もうどの写真がどこなのかわからない海。
30日は天気はとてもよかったのですが、風がすごく強くて(しかも冷たい)ひゃーとかわーとか言いながら見て回りました。
海のそばに建っていた鳥居と社。これは由来とかも何もわからないそうで。賽銭箱もないので、直にお金が置いてありましたが、潮ですごい色になっていた。
島のあちこちで見れる地層。ミルフィーユみたい。

小学校の廃墟。
噴火した時、溶岩が流れて小学校に突撃したのだけれど、そのおかげでその先まで被害が行かなかったとのこと。
事前にみんな避難していたので、人的被害はなかったそうです。ここは遊歩道になっていて、一面溶岩石になっている様子をたっぷり体感できます。溶岩の道筋までわかる。すごい。

池だったところと池。
新澪池(しんみよういけ)は1763年の噴火によりできた火口湖で、水面が七色に変化する美しい池として親しまれてきました。1983年の噴火で溶岩が流入し、池の水と溶岩が接触、激しい水蒸気爆発(マグマ水蒸気爆発)の後に、池の水は無くなりました。(観光協会より引用)
お魚とかもいたようですが、池の水は一瞬でなくなったんだそう。一瞬でなくなるってどんな感じだったんでしょうねえ。

大路池。こちらはたくさんの鳥がいて、バードウォッチングの人たちにもちらほら会いました。
基本的にどこにいっても人に会うことがほとんどないのですが(会っても一組くらい)、ここでは何組かの人たちとすれ違ったりしました。
天然記念物や絶滅危惧種に指定されている鳥もたくさん住んでいるそうです。
とはいえ、鳥は「観るぞ!!」って準備していかないと、ちゃんと見えないw でも囀る声はたくさん聞こえていました。
サギもいるのですが、サギはよく見えたー!大きいから!

池に向かう途中にある、大きな大きな椎木。迷子椎と呼ばれていて、迷子になったらこの木を目標にすれば助かると言われているそうです。大きかった…。

神澤神社
巨木がいっぱいのトトロが出てきそうな道の先にある神社。だいぶ偉い神様が祀られているそうです。
ここは2日目に行ったのだけれど、雨が降っていて、石の階段がつるつる滑ってとてもスリリングでありました。。が、すごくよい神社だったなあ。
この神社の裏は、つよい神様がいるので人は入っちゃだめって場所みたいでした。

畑。
娘がお世話になっている研修先の農家さんの畑(の一部)。
彼女はいろいろな農家さんのところへ行っているのですが、ここは最初に研修に行った場所。
畑の概念が覆った。
アシタバ畑なんだけど、風や潮避けの防風林に囲まれ生け垣みたいになってる。
ところどころ生えてるのは、木陰をつくるための木。
この畑も、木のトンネルみたいになってる道を登って登って登った先にありました。山の中に小さな畑が点在していました。

というわけで、写真いっぱい!
宿は新鼻荘という、ご飯の大変美味しい民宿に宿泊しました。
娘が美味しいご飯を食べたいというので(笑)
ここの女将さんと娘の研修担当の農家さんが親しいそうで、宿泊中も夕飯のお手伝いにいらっしゃっていました。
女将さんも研修担当さんもとてもよい人で、娘がとても可愛がられている様が見れてひと安心。

私が出会った娘と関わっている人たちは、みんなカラっとしていて娘もきちんと関わりが作れているように見えました。いい人たちでよかったなあと思ったり、親より年上の人たちときちんと暮らしている様子に感動したり。5ヶ月ですごく成長したなあ。頑張ってるなあと。
最初の3ヶ月は、この先の暮らしのビジョンが見えず、色々悩んだりしていたようですが、いろいろな農家の方と関わるうちに先の見通しも立ってきたようで。おそらくこのまましばらく三宅島で暮らしていくんだろうなあ。
研修生といっても、研修生の数は2人。同年代でもなく、ほぼほぼ1人で1から人間関係を作っていく事は、いい大人になってもとても大変なことで。しかも初めての一人暮らし。援助するにも助けに行くにも離島はちょっと遠くて。心細かったり不安だったりしても、中々打ち明ける相手もいないなか、本当によくやっていると思います。
しかしそうやって成長していく姿は本当に尊いねえ。キラキラ光って見えました。

帰りにフェリー乗り場まで見送ってくれた時も、私達がフェリーに乗ってから、港で我慢できずにないちゃってたのも、そこまでずっと我慢して明るく振る舞ってたんだなあ。偉いなあって。でも帰りたいってもう言わなくなったのでね。
この先もいいことばっかりじゃあないとは思うのだけれど、上手に周りの人に助けてもらいながら頑張っていってほしいものです。

三宅島も堪能したけれど、一番堪能したのは娘の成長だったというお話。ほんとにびっくりするくらいいい子に育ったなあーーー。

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カテゴリー: 日記