サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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私は愛とは花だと思う。そしてあなたはそのたったひとつの種 2021-04-13

When the night has been too lonely
And the road has been too long
And you think that love is only
For the lucky and the strong
Just remember in the winter
Far beneath the bitter snows
Lies the seed that with the sun’s love
In the spring becomes the rose

The Rose / Bette Midler

ローズという古い映画で使われていた曲です。ベット・ミドラーの代表曲でもあります。
疲れている時に聞くと、問答無用に泣いてしまう曲でもあります。
The Rose でぐぐると、曲も歌詞も対訳もいろいろなものがヒットするので、興味のある方はぜひ。映画はとても古いのですが、この映画もとても素晴らしい……。古すぎてオンデマンドにもなっていない気がしますが、こちらも機会あったら観て損はしない作品だと思っています。
愛することや愛されることについて、ううむ。。。ってなってしまった時によく効きます。

ごきげんよう、たいこです。

相変わらずの更新頻度で(Twitterばっかり)Twitterって気軽に発信できて便利なのだけれど、きちんと振り返る事ができなくなるなあって感じがしますね!
言うまでもないことですが、コロナの影響で生活が大きく変わって、1年が過ぎました。
個人的には在宅ワークはとても性に合っていて、私の(我が家の)QOLは大幅にあがりました。洗濯や掃除などのハードルが劇的に下がりましたね。。家にいれば、超早起きしなくても慌てなくても洗濯物は干せるしたためるし、気になったところの掃除もちゃちゃっと出来るし、お昼すぎに夕飯の献立を考えたら、予め冷凍しているお肉や野菜を準備しておくこともできるのです。スゴイ。
しかしこれも個人差がある話だと思います。私は向いていましたが、家では集中できないとか、切り替えができないという人もきっとたくさんいるでしょう。私はそういうのが割と平気なので成り立っているのかもしれません。

3月で娘の高校が終わりました。色々あって卒業は出来なかったのですが、3月まで在籍していたこともあって、卒業アルバムは作ってもらえました。
彼女の進路には学歴が必要ないうえ、決まった進路先に進むのにタイムリミットもないというある意味恵まれた環境にいるので、色々と焦らず考えすぎず、ゆっくり準備してもらえたらいいなと思っています。
そんなわけで、実はこの1年、ほとんどずっと娘と一緒にお家にいました。
見えていなかったことや、伝わっていなかったことや、欲しがっていたのにあげられなかったことやたくさんの事がわかって、私にとっても子育ての大きな壁にぶち当たった1年でございました。

この世の中は取り返せないことばかりで。過ぎてしまった過去をやり直すことはできないし、変えることもできないし、修復することもできないのですよね。その崩れてしまった土台の上に、もう一度何かを築いていくしかない。ただ、この1年の娘との時間は、私にとってはとても大切なものであったなあと思うのでした。
まあ、まだ娘はしばらくこの家にいるのですけれど。
旅立つための力にはなってあげたいなと思っています。

そんな娘の支えになっていた、我が家の猫のなごやさん。
彼が病気になってしまいました。今17歳なので、すでに結構なご長寿ではあるのですが。
病名は(おそらく)リンパ腫。ある日突然声がでなくなって発覚しました。
抗がん剤をつかって余命1年、使わなければ余命3~4ヶ月と診断されて、抗がん剤は使わない方向での治療をすることになりました。
薬を飲みはじめて1ヶ月。ステロイド剤を飲んでいますが、今は薬がよく効いて、声も出るようになりました。彼に出ている症状は、現在のところ、ただただ喉の部分のリンパ腫が腫れ上がっている、というだけなので、ステロイドで腫れがひいて、今は一見健康な猫です。
お医者さんがいうには、このお薬も徐々に効かなくなっていって、あちこちに転移したり喉がふさがったりで、生きることが難しくなっていくとのこと。
これも試練……と痛切に感じていますが、うちの子でよかったなと思っていてくれるといいなと、なごやさんを毎日眺めながら思っています。

 これがきっかけで、なんやかんやあって実家の猫を貰い受けることになりました。
実家の猫も12歳と、すでに老猫なんですけれどもね。土曜日にやってきます。
この猫を巡って、実家でちょっとごたごたしていまして。。。
実家猫、幼い頃の飼育環境が原因で凶暴ちゃんになっています。今、実家ではケージ飼いされています。なにかのきっかけでスイッチが入ると、突然パニックになって飼い主を襲うのですね。
私は襲う現場を見たことがないですし、いまのところ被害者は母だけです。
母は猫が幼い頃の飼育環境が悪かった自覚がほとんどなく、急に凶暴になるのは猫のもともとの性格だと思っているフシがあります。でもおそらく原因はストレスです。
で、この猫の譲渡を面白く思わない(と母が思っている)のが同居している私の弟。
しかし弟が怒っているのは、多分そこではない。
ただ、弟が怒る理由はとてもよくわかります。
実は1年前、弟に実家の猫うちにほしいんだけど、母は手放すかな?と聞いたことがあって。
その時に弟は「いやあ、あんだけ懐いてるから無理だろう」って答えていたんですよね。

母は先日、娘に電話をして、「あんたの母さんのせいでおじさんが怒ってる。私の話を聞いてくれる状況じゃないから、あんたがうちに来て猫のことを説明して」と言いました。
娘はスピーカーホンで電話を受けていました。私は会話を全て聞いておりました。
母に対して弟が怒っている原因がすべて私にあると言いたかったようです。
しかし弟は、私と娘には全く怒っておりませんし、そういう事じゃないんだよな……苦笑。
娘と2人で苦笑いしつつ、とりあえず猫が来る前に娘が泊まりに行くことで納得してもらいました。が、娘が間に入って説明したら、弟はますます怒るだけのような気がするんですよね。

私の子育ての話と、母の猫の話。
私の中ではしっかりリンクしていて、本当に複雑な気持ちであります。
大切な人とは、嫌な話こそしっかり向き合わねばならないと思っています。
母の気持ちの動きがわかるからこそ、そこは肝に銘じておかないとな……と。
気を抜いたら、私も母と同じ事をしそうだなあ、と常に思っておくことで、少しは予防できるといいなー。

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カテゴリー: 日記