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時生


東野 圭吾 / 講談社(2005/08/12)
Amazonランキング:736位
Amazonおすすめ度:

過去の自分の恩人が、我が息子がだった、みたいな話。
ファンタジーだと思う。
帯にミステリーってついてることがよくわからない一冊。

思い出すのは浅田次郎の「地下鉄(メトロ)に乗って」
主観が逆になったパターンのお話、のような気がします。

23歳だった主人公に、大人になるきっかけを与えたのは自分の息子で、その息子はほかならぬその主人公に育てられたからこそ素敵な17歳に育っている。

卵が先?鶏が先?みたいな話なのだけれど、正直どうしようもなかった主人公が少しずつ学んでいって大人になっていく姿勢の描き方はよかった。

竹美さんが素敵過ぎるキャラクターで愛せます。
あんな風に強くしなやかに生きていきたいなぁ。

ラストの一言で「あぁん、もう」ってなります。
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