サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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もう見ての通り立ってるだけでやっとで 思い通りにならない事ばかりで 2017-01-31

終わったのは始まったから、負けたのは戦ってたから
別れたのは出会えたからってわかってるけど
涙なんて邪魔になるだけで大事な物が見えなくなるから
要らないのに出てくるから余計に悲しくなる
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
居たい居たい居たい居たい居たい居たい居たい居たい居たい居たい居たい
(百八円の恋 / クリープハイプ)

いやいや、1月ももう31日。この1月は、ごくごく個人的な心配事に全部持って行かれた月でありました。
娘が最近、「私はもう歳だから」ってよく言うのですけれどね、実際に年齢と老いの恐怖にさらされている身としては、ガキが何を言うwwwという感想しか浮かびません。
年齢を重ねるということは、日々古くなって故障しがちな体と戦うという事なのだなと、41歳を前にしみじみと感じているわけです。。。本当、なんと切ない事でしょう。

ごきげんよう、たいこです。
そんなわけで1月も最後の1日、週末からにっちもさっちもいかない体調不良に悩まされつつ、しかしもう仕方のないことなので引きこもり続けてやりすごす。じっとしている分には問題がないので、つくったり、読んだり、観たりして過ごしました。
Kindle読書の人なので、セールの時に買い溜めして消化するスタイルの読書なのですが、新刊を待って買う作家さんも当然いるわけです。

ここ2ヶ月位で、森見登美彦の「夜行」、万城目学の「バベル九朔」、道尾秀介の「鏡の花」を読みました。
どの小説も大変面白く読みました。感想文を書くのが年々下手になっている。
一番最近読んだのが鏡の花。現実にIFはないと言いますが、このお話は万華鏡をくるくるって回したようなお話。1回目くるくる、2回目くるくる、みたいな。私たちはたまに過去を振り返るとき、あの時にああしていれば、こうしていれば、よりよくなっていたなんて事を考えたりしますけれど、どういうふうに転がっても、おそらくそこそこ満足でそこそこ不満で、そのバランスは同じなんじゃないかなって思ったりします。
何があってもどうやってもそこにたどり着く、ではなく。小さな分岐でその先が大きく変わってしまうことは多々あるけれど、その環境のなかで考えたり感じたりして生きていくことは変わらない。

バベル九朔も過去に遡って色々な物事を振り返り、理解して先に進むようなお話だったし、夜行もそういえばそうだった。どの話も「あの時、もし」がキーだった気がします。過去の後悔や苦い思いは、自分を少しいたたまれなくさせる。痛くて甘い感じがしますね。あと恥ずかしい。


そして今日何の気なしに観た映画、「百円の恋」が、思いの外心にぐっさり刺さってきてまだちょっと抜け出せないでいます。
安藤サクラと新井浩文の映画なのですけれどね、私この2人好きなんですよね。前半と後半の安藤サクラの変わりっぷりが素晴らしい。後半から作業の手が止まってしまった。
色んな意味で本当に痛い映画ですが、前半に描かれるリアルな痛さが本当にリアルなだけに、後半の展開に目を離せなくなる。
安藤サクラがこんなに可愛く見える映画は初めてでございました。
映画のラストからのエンドロール、EDに流れる主題歌(百八円の恋 / クリープハイプ)でうっかり泣いてしまったのですが、エンドロールを自宅で最後まで観るなんてこともめったにないのに!観ちゃった!
良い映画でした。


SLのお話。
来月少し余裕をもたせようと、今月ちゃっちゃと頑張っています。我ながら、夫の人と一緒になってから、本当にずっと余裕の制作進行になっている。だいたい毎日顔を合わせているし、お話しているときはお話してるし一緒に何か観てるときも当然それを観ているわけで、一体どこで作る作業をしているんだっていうのは、自分でもちょっと不思議なのですが。わー間に合わない間に合わない みたいなことがほとんどないので自分でもすごいなと思っています。
ネタがないようーって泣きつける幸せ。色々とヒントをもらいながら、作ったり見せたりしています。

精神的なものがぐるぐるするのは、特に今は体のことと密接に繋がっていて、もう少し大らかに構えられるといいなと思ってはいてもそこがなかなか難しい。一つの心配が、数珠つなぎで全部に繋がっていってしまう、そういう感じが、なんか、いかんなあとは分かっているのですけれどもね。未来は見えないから怖い。怖いのは先に見える未来の可能性が必ずしも明るくはないからで、けれどそれはいつだってそうなのです。
そこに囚われてしまうと自分が苦しくなるだけなので、きちんと正しく不安の原因と向き合っていかないといけないなと。歳はとりたくない、って言う言葉が実感を持って迫ってきている。さっきも書いたぞこれ。
人は歳を重ねればそれだけ賢くなるのですけれど、反比例で体が動かなくなるのですよねえ。なんていうか、うまく出来てる。くそう。

もう一つ、SL方面の話としては、project KAGAMIが動き始めました。
毎年恒例のようになっている、夏のホラーイベントです。年が明けて、毎週ミーティングを重ねていっています。
当然まだ具体的な話をどうこう、という段階ではないですが、このタイミングで決めておくべきことを決めておかないと、夏に大慌てになってしまうのですよね。そして、この段階から具体的に作らないといけないのが脚本。今年はW-zeroのまさおみさんの原案でゲームを作るので、今からでももりもり脚本を書いていけるはず……!というわけで、時間を見つけては書き始めています。多分、時々Kagamiのサイトが更新されますので、お楽しみに!

https://kagamicreation.wixsite.com/sl-kagami


リアルのお話。
お金が際限なく出て行く年末年始がやっと終わりました。私の年末年始の終わりは、1月26日の次男の誕生日。ここまでがお金かかるポイント。
今年の誕生日はコートが欲しいとか、ばかみたいな事を言い出しまして、却下したらSHDDをくれと。なんですかそれ。
PS4に取り付けるハードディスクなのかな?なんかそんなやつを。クリスマスには腕時計。なんだかんだでこの子に一番お金がかかっている気がします。解せぬ。
ともあれ、次男も17歳になり、子どもたちはみんなほぼ大人になりつつあります。そう。私も子供が手を離れたあとの未来のことを、ちょっとずつ考えられるようになっています。SLでの夫の人は、RLでの彼氏の人なわけですが、私の子どもたちはその事も非常に当たり前に受け止めています。子どもたちともこの先の事を考えながら、今後のことを決めていかないといけないなーと思っていますが、本当になんだってこんなにしっかりした子どもたちに育った……!
私は褒められるような子育てはしていないと思っています。大体子供の乳幼児期に離婚している時点で褒められた親ではないのです。なので、曲がりなりにもきちんと育った子どもたちのことは、子どもたちの力によるところが大きいのだと思っています。この点に関しては、子どもたちに感謝するしかない。この先のことは全然わからないし、私自身、親にとっては褒められた娘ではなかったと思っています。今も。
ただただ、何があってもなんとか生き抜いていけるだけの力をつけてほしいなと、そればかりを望んでいます。

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