サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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本当に好きな人とは結ばれたいから 陽炎また燃えて 2020-03-26

あなたがもし妖であっても
変わらずすきになった 決まってる
陽炎 蜃気楼 逃げ水
なんでもいい 追ったならば 消えても
一番好きな人とは結ばれないのさ
陽炎 いつも陽炎 他に言葉無し
ゆれて 顔もなし

愛は陽炎 / 筋肉少女帯

  発売日のことをすっかり忘れていて、今更買った筋肉少女帯のアルバムの初っ端の曲です。1アルバムに1個くらいこういう曲が入ってるなあ。よい。

 私にはジンクスがありまして、そのジンクスそのままなんですよね。このサビ(笑)。人を好きになると思い出すし、結局このジンクス、継続中なんですけれどね。昔はそういうのがすごく怖かったりしたけれど、今はなんだか、さほど脅かされる事もなくなってきました。これが歳を取るって事か……!

 前回の更新が十二国記だったことに衝撃が隠せません。3ヶ月くらい経っている。前回から今までの間に起きたことは、年が変わってコロナが流行って誕生日が来たことです。あ、母が古希を迎えました。なんかお祝いしてきました。

 この季節に夏休み来ちゃったって勢いで娘が家にいます。仕方がないこととはいえ、これでサボりぐせが加速しなきゃいいんですけれども……苦笑。
  会社も週の後半はほとんど社員が出社しません。在宅ワークしている。派遣社員の身では在宅ではお仕事できないので、私は毎日通っています。ただまあ指揮する人が現場にいないので、決まった仕事が終わってしまうと時間を持て余すことがたびたび。そんな感じなのでこちらもお休み気分のまま一週間が過ぎていくといった塩梅で。非常事態という名目で変わってしまった環境。しかし、この状態にどんどん慣れていってしまう。そして元がどうだったのかよくわからなくなっていく。この感じは東北の震災の頃に経験したのとすごく似た空気だなあと、ちょうど今の季節でしたしね。既視感。

  今月のうちにこの1年を振り返ってみる。とにかく病院へよく行った年でしたほんとに。体が経年劣化していく感じを実感しております。今一番私を悩ませているのは、首。頚椎ヘルニアがいきなり悪化してしまって、大体いつも腕がいたいです。これ、治す方法がないのですよね。治療は基本的に痛みへの対処のみ。リハビリに通え、首を引っ張れ、と言われるのですけれど、効果あるの?っていつも思っています(あんまり実感したことがない)。対処療法ではありますが、整体と鍼は非常に効果が高いのです……が、保険効かなくてお財布的に厳しいのがかなしいです。保険の条件がなかなか厳しいのですよね。

  それ以外にも今年は「地に足をつけて暮らす」という事が非常に大きなテーマになっておりました。苦手なんですよね。地に足つけるの。いつだって大体3mmくらい浮き足立ってるし、お金の計算は苦手だし、3ヶ月先、半年先の事なんて考えられないのです。でもそれじゃだめだぞって神様から怒られまくってた気がする。1年。それでもめげずに隙あらば現実逃避して暮らしているわけですけれども。長年向き合わねばならなかった現実の一端とは向き合った気がする。全部は到底無理です。しんでしまいます。私には向かない。人には向き不向きがあるのです。私は人の心の中の事とか、愛のこととか、そんな事ばっかり考えてるほうが向いているのです。なんのご飯の足しにもならないけれど。

  たまに夢に子供たちが出てきます。彼らが夢に出てくるときは、決まって小さな子ども時代の頃の姿で出てきます。昨日は長男が出てきました。私は夢の中で、当たり前にその年齢の子どものお母さんをしているのです。夢から醒めて、あ、さっきの長男は小学校低学年くらいだったなあと思い出して切ない。子ども時代の子供たちに会うことは二度とかなわず、あの頃にしてあげられなかった事がいっぱい脳裏によぎって、ああ、今ならできるのになあ。って思う。でも出来ない。子どもが小さい頃、周囲の先輩方から「子どもはあっという間に大きくなってしまうのだから、今のこの時期は大変に貴重だ」と言うような事を言われ続けてきましたし、そんなこたぁ分かってんだよ!って思ってきたけれど、これか。この気持ちのうえで彼らはあんな事を言っていたのか、と思う。

  確かに、こんな風な喪失感を感じるとは思っていなかったなあ。だからといって、当時の自分があれ以上何かできたとは思わないし、結局どれだけ何をしたってこういう気持ちになるんでしょうけれどね。子どもは徐々に大きくなるので、この『子ども時代の子どもの喪失』というのは、実感しづらいのでしょう。気づけばなくなってるんだもの。はー。切ない。

  私は決してよい親ではありません。自分の親もいまいちだったんで、子どもが子ども時代にどんな風に親を感じて、切ない思いや寂しい想いをして今に至っているのか、実はわりとよくわかっています。自分も同じような気持ちになっていたから。それを考えるといたたまれないなあ。でももう過ぎてしまったから取り返しはつかないなあ。それを踏まえて今後に生かすしかないのだなあ。

 そういえば母は病気をするまで、「子どもに自分の世話なんてしてもらいたくないからお金をためる」と言うようなことを常々言っておりました。それゆえ子どもである私たちは、相当に困ったときでも金銭的な援助を母に求める事は選択肢になかったのですが。今年の正月、私の歯科医にかかる費用の話になったとき、当たり前のように母が長男に「お母さんの歯のお金払ってやりなさい」って言ったのを聞いてびびってしまった。長男はあのままだと一生結婚しなさそうなのですけれど、そんな話をしたら「いいじゃない。ずっと一緒にいてくれるよ。養ってもらえば」などと言ったこともあわせて衝撃でした。自分が同じような年齢になったら、私はいったいどう思っているのだろうなあ、なんて事を考えながら、子どもに自分の歯科費用を払わせるのには超絶抵抗がある今の私なのです。だったら保険の歯を入れるよ。

  さて、SL方面。相変わらず低空飛行ですが、創作活動は続いています。自分のアバターをいじらなさすぎて、大体常に妙な格好で棒立ちしています。人と新たに触れ合ったりする事にあまり積極的になれない模様です。そうしたい気持ちと、実際行動を起こそうとすると妙なもやがかかってしまって動けない感じ。新たな出会いを求める気持ちがないのは、少々まずいんでないのー?という気持ちもあるのですけれど、どうしたって感覚には逆らえないのです。もうちょっと低空飛行かなあ、といったところ。製作物と向き合ってるのは苦じゃないんだけどねえ。

  そしてドラクエ方面。相変わらず戦っています。ひたすら戦っています。最近また新しいボスが追加されたので、楽しくて仕方がないというところ。戦うという軸でゆるくつながってる人たちとわーわーやるのが大変楽しい。

  あ、出会いっていうのは恋愛的なやつでなく、なんか全般の出会いの事です。これ以上先一歩踏み出す事に、ものすごい抵抗を感じていて、その事に自分で驚いている。そういう感じ。

  精神的な距離の近い人が少しいれば、なんだか私はそれで満足なのか!という、いつもの結論になってしまうわけですが、楽しいからな。それでいいかな(笑)
 

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