サボテンとバントライン
ホーイ、サボテン 緑の光 バントラインと僕を照らしてくれ
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いでよ初日の出 照らせよ我が大地を 2018-01-01

Happy New Year 頭の中が毎日正月でオメデタイ
Happy New Year ケンカの声が聞こえたらドキドキ止まらない
Happy New Year 明日のコトを考えると夜も眠れない
Happy New Year ごちそう食べてお金が儲かるぜたまらない
Happy New Year 一張羅の蝶ネクタイがチョイ決まらない

(電気グルーヴ / お正月)

あけましておめでとうございます。2018年が始まってしまいました。
年齢重ねるにつれて、1年間が短く感じますけれど、振り返るとそれなりに色々な出来事があったなって思います。

 


2017年のおさらい。

至極当たり前な話ですが、対等な関係というのは、してあげる事としてもらう事がちょうど釣り合ってないと成り立たない。
全く同じ人間なんていませんから、みんなそれぞれ形が違うわけです。住み心地のよい環境だって、厳密に言えばみんな違う。そういう違う人間同士が一緒になろうというときには、お互いの違うところ、似ているところを認め合って、すり合わせる作業が必要不可欠です。
猿と蟹は住む環境が違うけれど、柿を巡って争えるくらいには接点が持てるのかもしれない。もしかしたら柿を巡ってお互い仲良く暮らす選択もあったかもしれない。そんな話です。
そこに必要なのは、相手を思いやるだけの想像力と、それが想像出来るだけの余裕ではないでしょうか。心の余裕とは、どんな環境にあっても本人の気持ち次第で持てるものです。相手の気持ちを思いやることって自分の余裕を生む行為でもあります。
苦しいとかつらいとか、幸せだとか楽しいとか、そういう事を感じる基準は人それぞれで違います。この程度で苦しいとかつらいとか……なんてよく見聞きする言葉ですが、誰かの大変さを自分の基準で推し量る事なんてぜんぜん意味がない。大切なのは、その人がどういう事でどんなふうに感じているかを知ろうとすることです。自分ではない人の感じ方や考え方を知る事、知ろうとする事は、自分の視野を広げます。
自分が世界で一番不幸である……という考え方は、この視野をすごく狭めます。世界は自分ひとりだけのものになってしまう。けれど、人はひとりの世界では生きていけません。ひとりで生きていくということは、自分以外の人の手を上手に借りて生きて行くということです。

この12月、私は本当にいろいろな人の手や心配や思いやりをもらったり借りたりしてちからをもらいました。自分から手を差し伸べるのは本当に苦手ですが、大変なときに差し伸べられる手のありがたさを身にしみて感じました。そういう気持ちを向けてもらえる、そのことが私を強くするのです。

41年、もうすぐ42年になりますが(笑)生きていて二度と経験したくないような、ひどい経験もしてきましたし、思い出すだけで気持ちが重たくなるような出来事も幾つかあります。
けれどその全てが今の私をつくっていて、ひどい経験こそが自分の大きな経験になっているわけで、だから全部良かったことだったと思っています。

一番大切なことは、今の自分をきちんと把握すること。
自分の心ってステンドグラスみたいなものだと思っていて、中から見る景色と外から見る景色は、おそらく違う。自分では中からしか見ることができなくて、自分以外の人は外からしか見えない。どちらがほんとうの自分なのか、それは両方から見える自分なのでしょう。
開き直るでも居直るでもなく、自分の事を受け入れるって結構しんどい作業なのですけれど、大切な作業だと思います。
けれど誰かと一緒にいる、その大前提にはこの事がないと成り立たないと思うのですよね。


私の毎年掲げる抱負は「幸せになる」なのですが、この抱負は本当に手強いな……!
いや、自分が幸せじゃないなんて思ってるわけじゃないのですが、自分がこうありたい、と思う自分になりたい自分という。あれで。
そんなわけで、今年も1年精進していこうと思います。

今年もよろしくお願いします。

カテゴリー 日記